大満足のがっつり飯! 誰もが“普段使い”できる名古屋の喫茶

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出張先でほっと一息。ごはんがおいしい喫茶店〜札幌・名古屋・大阪・福岡〜

2018/11/30

大満足のがっつり飯! 誰もが“普段使い”できる名古屋の喫茶

喫茶店文化の根付く名古屋で食事をするなら、一度は老舗喫茶へ立ち寄ってみては? 創業約半世紀の「金山ブラジルコーヒー」なら、レトロな雰囲気の中で味もボリュームも大満足のがっつり飯を味わうことができる。

Yahoo!ライフマガジン編集部

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ボリューム満点のランチを求めて、1971年創業の老舗喫茶へ

創業当時から、めまぐるしく移り変わる名古屋・金山の街を見守り続けてきた「金山ブラジルコーヒー」。地元民はもちろん、週末には県外の人も利用する人気の老舗喫茶だ。

名古屋駅に次ぐターミナル駅・金山駅北口から徒歩すぐの場所に位置する
レトロな雰囲気が漂う看板も粋だ

親子3代にわたって受け継ぐ、揺るぎない喫茶スタイル

10年来の常連さんと会話する店長の角田(つのだ)健太さん

「金山ブラジルコーヒー」がオープンしたのは1971年のこと。店長の角田さんのおじい様が友人と一緒に開業し、お父様、そして角田さんと親子3代にわたって続いている。カフェが増える中、角田さんがこだわり続けるのは、あくまで喫茶店であること。

店長 角田健太さん
店長 角田健太さん
「カフェと喫茶店って同じようで、やっぱり違う。大正時代とかに海外から影響を受けた独特の様式美がありますよね。誰でも気兼ねなく入れる、このレトロな空間はやっぱり喫茶店だからこそ。守っていきたいですね」
シュガーポットや灰皿、メニュー表にさえ、どこか懐かしさを感じる
モーニング、ランチ、カフェタイム、ディナーまで絶えず人が訪れる

確かに、店内には友人や同僚と訪れる人はもちろん、ファミリーやカップル、男性・女性のおひとり様まで、客層は幅広い。

店長 角田健太さん
店長 角田健太さん
「性別や年齢、職種など、いろんな人達がいらっしゃいますね。おじいちゃんやおばあちゃん、サラリーマンから学生、バンドマンに夜のお仕事をしている方まで一緒の空間で過ごしていますから。これは最近のカフェでは味わえない面白さだと思います」

老舗喫茶にとどまらない、店長の遊び心あふれる挑戦

お店を継いで約10年になる角田さん。実は大学を卒業するまで店を継ぐことは考えておらず、美大に通っていたというクリエイティブな一面も。

店長 角田健太さん
店長 角田健太さん
「店を継ぎたいと思うようになったのは、今池駅近くにあるライブハウス兼飲み屋の『得三(とくぞう)』で働き始めてからです。そこでは、できることは自分たちでやるというDIY精神があって、自分の店を手伝っていただけではわからなかった飲食の面白さを教えてもらいました」
厨房に立つ角田さん。料理の腕も「得三」で磨いたという

学生時代から音楽活動もしていた角田さんは、そんな修業先での経験を活かして店内でのライブイベントや作品展示などを定期的に開催。最初は月に1回ほどのペースで始めたイベントは、今では毎週イベントを行う月もあるほど人気を集めている。

ライブイベントでは、角田さんがステージに上がることも (画像提供:金山ブラジルコーヒー)
店長 角田健太さん
店長 角田健太さん
やりたいと思ったこと、続けていけることは実現していきたいですね。ただ、常連さんに迷惑をかけないということを第一に考えながら挑戦していきたいです」

現店長が考案! ボリューム満点定食&鉄板ナポリタン

日替わりランチの定食は11:00~15:00のランチタイムに加え、16:00~21:30にも注文できる

角田さんが店長になってから、メニューやコーヒーの見直しも行った。日替わりで楽しめる人気の「A定食」(680円~)、「B定食」(750円~)は角田さんが考えたメニューで、修業時代に大好きだった「得三」のまかないを参考にしている。

日替わり「A定食」(700円)。日替わりのおかずは、毎日角田さんとスタッフとで考えている

「自分が白米をがっつり食べたいタイプなので……」という言葉の通り、ボリューム満点! 品数が多く、ご飯の大盛りが無料なのも魅力だ。この日の「A定食」のおかずは、豚肉とニラの中華風たまご炒め、ひき肉とじゃがいものトマトカレー、アジフライ、冷奴。

名物メニューの一つ「鉄板ナポリタン」(750円)

昔はメニューにあったという名古屋名物「鉄板ナポリタン」も復活させた。鉄板に敷いた卵とトマトソース味のスパゲッティが絡み合い、絶妙なバランスだ。昔ながらの味わいは、素朴で不思議と懐かしさを感じる。

さらに、今年の4月よりコーヒーが自家焙煎に変わったようで……。

岐阜県瑞浪市の人気コーヒー店「待夢(たいむ)珈琲店」で3年間コーヒーの勉強をした
自家焙煎のコーヒーを使用した「ブレンドコーヒー」(380円)
店長 角田健太さん
店長 角田健太さん
「今までは昔ながらの喫茶店らしいというか……角砂糖とミルクを入れることを想定したコーヒーだったんです。でも、僕は多くの人が飲みやすく感じてくれるよう、すっきりしながらもコクもある豊かな味を目指しております」

性別、年代、職業なんて関係なし! 誰もが気軽に「金ブラ」!!

あくまで喫茶店であることにこだわりながらも、時代に合わせて少しずつ変化し続ける「金山ブラジルコーヒー」。そもそも、店名にはどんな意味が込められているのだろうか? 「金山」でありながら「ブラジル」とは?

店長 角田健太さん
店長 角田健太さん
「僕の憶測ですし、諸説ありますが……銀座でブラジルコーヒーを飲むことが一種のステータスであるという『銀ブラ』という言葉があるじゃないですか。それにあやかって付けたのではないかと。なので、僕は『銀ブラ』ならぬ『金ブラ』を提唱しています(笑)」

「金山ブラジルコーヒー」でコーヒーを飲むことが一種のステータスになる、ということが角田さんの目指す夢の一つだ。

お店に入ると、老若男女問わず受け入れてくれる穏やかな雰囲気が漂います
店長 角田健太さん
店長 角田健太さん
「毎日同じお客様がいらっしゃるわけではないけれど、常連さんが来てくれるとか、そんな当たり前の風景が続いてほしいですね。うちは特別な場所というより、“いつも通りの”“普段使い”できる日常的な場所ですから」

実際に、ほぼ毎日訪れる常連さんもいる。

常連さん
常連さん
「こちらに来るようになって、もう6年くらい経ちます。週に4日ほど訪れますね。なんといってもこのレトロな雰囲気が心地よくて、落ち着くんです。ここで友人とおしゃべりする時間は欠かせません」

こちらの方以外にも、ウォーキングの途中に立ち寄っているという80代の男性に出会った。10年来の常連さんなのだとか。

お客さんにとっても、「金山ブラジルコーヒー」で過ごす時間は日常の一部になっているようだ。

取材メモ/ドリンクの値段のみで厚切りトーストとゆで玉子、サラダが付く嬉しいモーニングサービスがあるのも老舗喫茶の醍醐味! 朝から夜まで、いつ訪れても気兼ねなく過ごすことができ、常連さんはもちろん初めて訪れる人も入りやすいのでおすすめです。

取材・文・撮影=松田支信(日本プリコム)

Yahoo!ロコ金山ブラジルコーヒー
住所
愛知県名古屋市中区金山4-6-22 コスモビル1F

地図を見る

アクセス
金山(愛知県)駅[3]から徒歩約1分
東別院駅[3]から徒歩約9分
西高蔵駅[1]から徒歩約14分
電話
052-321-5223
営業時間
月~木9:00~22:00 金9:00~23:00 土 8:00~23:00 日祝 8:00~18:00(イベント開催日は17:00まで)
定休日
年末年始
口コミ・写真など

※この施設の情報はYahoo!ロコから提供されています。

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Yahoo!ライフマガジン編集部

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