65回も渡韓!焼肉店店主による「各務原キムチ」鍋が話題/岐阜

特集

【特集・第3回】地元人が推薦! グルメ甲子園 〜 鍋 編 〜

2019/01/11

65回も渡韓!焼肉店店主による「各務原キムチ」鍋が話題/岐阜

岐阜県各務原(かかみがはら)市に、焼肉店でありながら多くの人が名物鍋を求めて来店する話題のお店があります。(「月刊Cheek」)

Yahoo!ライフマガジン編集部

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韓国産唐辛子がポイント! 看板メニュー「プデチゲ」

各務原市の特産品「各務原キムチ」を使用した「プデチゲ」

本格的な焼肉をリーズナブルにいただける「焼肉 大翔(だいしょう)」は、創業から25年以上経った今も多くのメディアで取り上げられ、口コミで人気が広まっている実力店。焼肉はもちろんのこと、渡韓65回の店長による「各務原キムチ」を使った本場仕込みの「プデチゲ」は、ぜひ食べてほしい一品です。

厨房で腕をふるう店長の吉田佳弘さんと奥様、息子さん

異業種から転身して26年! 手作りにこだわる焼肉店

名鉄「新那加駅」やJR「那加駅」から歩いて約10分と、公共交通機関でのアクセスも便利です

東海北陸自動車道「岐阜各務原IC」から車で北東に約10分、大きな看板が目印の3階建ての建物が「焼肉 大翔」です。

店長 吉田さん
店長 吉田さん
「以前は、この建物の1階で車の修理や販売を行っていました。焼肉は知人の勧めで始めたのですが、あっという間に忙しくなったので、車屋を閉めて焼肉屋一本で営業することになったんです」

まったく異なる業種からの転身! 2~3階がお店になっているのは、1階に車屋があったオープン当時の名残なんですね。

店内はすべて座敷席。各テーブルに無煙ロースターを設置しています
吉田さん
吉田さん
「僕はもともと食べることが好きで、祖父は同じ岐阜県にある養老のホテルで花板をしていたので、小さい頃から美味しいものを食べさせてもらっていました。それもあって、飲食店の知識がなくても焼肉のタレやサラダのドレッシングも、すべて手作りにしかったんです。独学で試行錯誤して、大変でした」

中でも、焼肉のタレは最も苦労したといいます。

吉田さん
吉田さん
「四苦八苦しているとき、ふと思い出したのが、祖父が20年以上前に私だけに教えてくれたウナギのタレの歌です。『コレだ!』と思い、醤油や砂糖、みりん、酒のバランスを祖父のレシピを参考にして作ったら納得いくものができたんです!」
30名まで入れる3階席は、宴会利用に人気です

手作りなのはメニューだけではありません。床上げや壁をはじめ、テーブル、ロースターの設置や配管など、大工を入れずにすべて自分達で行ったというから驚きです。

韓国に通い詰めて実現した、ここでしか味わえない「各務原キムチ」

今や看板メニューにもなっている「プデチゲ」にも使用しているキムチは、店長の吉田さんが何度も韓国に通って習得した自家製の「各務原キムチ」です。

吉田さん
吉田さん
「最初、キムチは仕入れていたのですが、発酵が未熟だったり、発酵し過ぎていたり、毎回味が違っていて……お客様からも指摘があったんです。じゃあ自分で漬けてみようと。地元の特産品として『各務原キムチ』もありますし」

「各務原キムチ」とは、各務原市が韓国の春川(チュンチョン)市と姉妹都市であることから生まれた特産品。各務原市の特産である「にんじん」と、春川市の特産である「松の実」を使用していることが条件です。

「プデチゲ」の仕上げに、たっぷりの「各務原キムチ」を乗せます

24年もキムチの研究をし続けてきた吉田さん。65回も韓国に訪れ、修業を積んできました。

吉田さん
吉田さん
「国産の唐辛子と韓国産の唐辛子って、まったく大きさが違うんです。韓国産の方が10倍くらい大きくて、赤みや旨味も比例して約10倍になります。でもカプサイシンの量は一緒で、辛さは国産のものと変わりません。つまり同じ辛さでも、韓国産の方が美味しそうな真っ赤な色が出るし、旨味も増します」

着色料などを使用せず100%唐辛子の色なので、身体にも安心ですね。キムチはハクサイ10~20玉を1カ月に2回も漬けているのだとか。

各種B級グルメイベントで入賞! 地元を盛り上げる「プデチゲ」

そんな自慢のキムチを使った名物鍋が「プデチゲ」です。各種B級グルメイベントで入賞したメニューで、この鍋を求めて、県外からお客さんが訪れるほどです。

韓国産唐辛子とオリジナルの合わせ味噌を使った秘伝のペーストからスープを作ります
吉田さん
吉田さん
「スープには深みを出すため、北海道産の味噌と韓国の味噌をミックスした合わせ味噌を使用しています」

具は自家製各務原キムチをはじめ、ハクサイやネギなどの野菜、きのこ、豚肉、チョリソー、スパム、豆腐、餅、麺など盛りだくさん! 具が盛り付けられた鍋に、目の前でスープを投入してくれます。

鍋の中に、アツアツのスープをたっぷり注ぎます。食欲を刺激する香りが堪りません!
小鉢や締めまでセットで付いてくるのも韓国流。「プデチゲ」(3150円)

グツグツして麺がスープに沈んできたら食べ頃! 真っ赤な見た目に反して辛過ぎず、後から味噌のコクが広がります。さらに具の旨味がスープに溶け出して、クセになる美味しさ。箸が止まりません! さらに、締めがセットになっているのも嬉しいところ。

残ったスープにご飯とネギ、ごま油を入れて炒めます
締めの調理は奥様が担当。席まで来てチャーハンを作ってくれます
最後に韓国のりを散らしたら完成。スプーンですくっていただきます
吉田さん
吉田さん
「最後はキムチチャーハンを召し上がってください。これも韓国流の締めなんですよ」

常連さんに愛され続ける、アットホームな雰囲気

吉田さんの人柄と同様、アットホームな雰囲気が漂う「焼肉 大翔」。オープン当初からの常連さんも多くいます。

吉田さん
吉田さん
「チェーン店には敵いませんが、オープンのときから各務原市で一番安くて美味しいお店を目指しています。なので、10代の学生や20代の若い人も多いですよ。オープン当初にアルバイトで働いていた子達が、親になって子どもを連れて来てくれるのも嬉しいですね。お祝いごとがあると集まってくれたり……。この前は私の還暦のお祝いをしてくれました!」

と、楽しそうに語る吉田さん。もちろん現在も現役で働いていますが、息子さんがメインで厨房に立つことも多いのだとか。

お店を継ぐため、調理師の資格を取得したという息子さん

ご家族で切磋琢磨しながら歩んでいる「焼肉 大翔」。その温もりあふれる雰囲気の中でいただく鍋が、心と体を温めてくれます。

店長の吉田さんと息子さん
Yahoo!ロコ焼肉 大翔
住所
岐阜県各務原市那加新那加町稲荷2307-1

地図を見る

アクセス
新那加駅[出口]から徒歩約7分
新加納駅[出口]から徒歩約8分
那加駅[出口]から徒歩約10分
電話
058-371-3523
営業時間
月~水曜17:30~24:00(L.O23:30)/金~日曜、祝日、祝前日17:00~24:00(L.O23:30)
定休日
木曜
口コミ・写真など

※この施設の情報はYahoo!ロコから提供されています。

取材メモ/「焼肉 大翔」には、「プデチゲ」以外にも「サムギョプサル」など本場仕込みの韓国料理が充実! マッコリやザクロジュースなども、店長が美味しいと思ったものだけを韓国から仕入れています。焼肉では北海道産「塩ホルモン」が人気です。

取材・文・撮影=松田支信

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