世界トップ50の味が神田に 気軽に楽しむカリフォルニア料理

2018/12/24

世界トップ50の味が神田に 気軽に楽しむカリフォルニア料理

東京の神田は、新橋と並ぶサラリーマンの街です。焼き鳥屋さんや居酒屋など安くておいしい店が軒を連ねています。カリフォルニア料理の名店「the Blind Donkey」は、そんな庶民的な街にあるから面白いんです。

日刊ゲンダイDIGITAL

日刊ゲンダイDIGITAL

「シェ・パニーズ」の元料理長が厨房に 地産地消のコンセプトは和食に通じる

路地裏にひっそりと

仕事柄、いろいろな店にお邪魔します。メニューの内容や構成、料理の品質、店のコンセプトなどはもちろん気になりますが、一番はどんな人が営業していて、シェフはどういう人か。一番のチェックポイントは、人なのです。

で、どんな人がシェフかというと、サンフランシスコにある「シェ・パニーズ」の元料理長ジェローム・ワーグさん。シェ・パニーズといえば、カリフォルニア料理を体系化した店で、世界の名店トップ50に選ばれたこともあります。全米一予約が取れないと言っても過言ではない。

1年くらい前だったかな。「神田にシェ・パニーズのシェフがやっている店があるんだ」といった話を聞いて、すぐにうかがったんです。米国の名店の創業者アリス・ウォータースが編み出した地産地消のコンセプトは和食の考えにも共通しますから、たとえばマダイのカルパッチョに大根をあしらったりします。米国でカルパッチョに大根を使うことはありませんから、シェ・パニーズのシェフでなければ、この組み合わせはありえません。

スタッフのエプロンも野菜で染色 コース料理はワインペアリングで

リーキとビーツのサラダは目に鮮やか

店の雰囲気がナチュラルなのも、シェ・パニーズそのもの。スタッフのエプロンが鮮やかな紫で、聞くとビーツで染色したそう。料理がオーガニックなら、身につけるものもオーガニック。自然な料理を好む人がスタッフになり、そこに共感する人が客として訪れるんです。だから雰囲気や空気感がとても穏やか。

料理はコースが基本で5皿8000円。一皿一皿に合うワインが楽しめるワインペアリングが5000円。ほとんどの方はペアリングを頼むので1人1万3000円。

神田という土地柄を考えると、ちょっと高めの料金設定かもしれませんが、「シェ・パニーズ」を知っている人なら、とても使い勝手のいい店といえます。実際、外国人のお客さんも、よくいますよ。何しろ米国の店は予約が取れませんから、「それなら思い出の味を東京で」というわけですね。

バー利用ならアラカルトもOK 自家製ソーセージはビールとともに

味は、プレーンとスパイスの2種類。

バーとしての利用ならアラカルトで料理を1品から食べることもできます。皆さんオーダーするのは、サラダです。リーキとビーツと卵のサラダ(650円)は、緑と紫と黄色と白のコントラストが目に鮮やかで、見て楽しく、食べておいしい。ドレッシングの酸味がやさしく、食材の味を引き立てるんです。

自家製のソーセージ(1050円)は、プレーンとスパイスの2種類で、ビールに合います。米国の店と同様に注目の店です。

秋元 巳智雄

秋元 巳智雄

ワンダーテーブル代表

この記事を書いたライター情報

日刊ゲンダイDIGITAL

日刊ゲンダイDIGITAL

株式会社日刊現代が発行する夕刊紙「日刊ゲンダイ」および、公式サイト「日刊ゲンダイDIGITAL」には、旅やグルメ、レジャーなどの“おでかけ情報”が満載。好奇心旺盛な記者や専門家が実際に現地に出向いて取材し、本当にオススメできる選りすぐりのスポットを紹介します。

日刊ゲンダイDIGITAL が最近書いた記事

SERIES