地酒も自慢、山形名物「いも煮」を一年中味わえる居酒屋/山形

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【特集・第2回】地元人が推薦! グルメ甲子園 〜 鍋 編 〜

2018/12/30

地酒も自慢、山形名物「いも煮」を一年中味わえる居酒屋/山形

日本一の芋煮会フェスティバルを通して、全国的に知られるようになった「いも煮」。通年味わえる一軒を紹介します。(「月刊山形ZERO☆23」)

Yahoo!ライフマガジン編集部

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山形のご当地鍋「いも煮」を通年メニューとして提供

いも煮(800円)は1人前からオーダーでき、いつでも予約なしで食べられる気軽さも人気の理由

山形のご当地鍋である「いも煮」は、山形を代表する郷土料理です。毎年9月に山形市馬見ヶ崎河川敷で行われる、秋の一大イベント「日本一の芋煮会フェスティバル」によって、知名度も今や全国区に広がりました。また、地元では秋に河原で鍋を囲む「いも煮会」のほか、家庭の味としても広く親しまれています。

肉の旨味と脂の甘みが溶け合って、深いコクを生み出す

具はサトイモ、牛肉、こんにゃく、キノコ、ネギ。店では舞茸を用います

「いも煮」は、県民の愛するソウルフードとして根強い人気。秋のいも煮シーズン以外にも食べたいという要望に応え、近年は「いも煮」を通年メニューとして提供する店も増えてきました。そして、10年ほど前から通年メニューとして「いも煮」を提供しているのが、「山形郷土料理・酒処 花膳」。山形駅東口から徒歩5分とアクセスしやすい場所にあり、地元の人だけでなく、全国からのリピーターが多く足を運んでいる人気店です。

おすすめメニューの掲げられた看板がずらり。店は地下1階にあります

店は、出張や旅行で訪れている人もアクセスしやすい山形駅前。駅東口から徒歩5分ほどの場所にあり、おすすめメニューの書かれた白い立て看板が目印。店のある地下に続く階段を降りて行くと、和のぬくもりあふれる空間が広がっていて、初めてでも、ひとりでも肩肘張らずにくつろいで食事やお酒を楽しめる雰囲気が漂います。店名の通り「だし奴」「山形牛ベーコンサラダ」「つや姫おにぎり」などの郷土料理や名物料理、地酒も豊富にそろっているので、県外から訪れた友人をもてなす店として利用する方も多いのだとか。出張の度に訪れるビジネスマンのリピーターも多く、思わず時間を忘れて長居したくなる居心地のよさは、足繁く通う常連客が多いというのも納得です。

地元でとれた食材でつくる自慢の内陸風「いも煮」

料理人歴40年、山形出身のご主人が腕を振るいます。「いも煮はやっぱり、牛肉で醤油仕立ての内陸風いも煮が一番美味しいと思いますね」

同店で提供しているのは、牛肉を使った醤油仕立ての内陸風「いも煮」。予約なしで「いも煮」を食べられる店がそう多くなかった頃から提供しており、「いも煮」目当てに同店に通う地元っ子も多く、山形名物の「いも煮」をぜひ味わいたいという県外客や観光客も多く訪れています。予約なしで「いも煮」を食べられるという気軽さが人気の理由にもなっており、「とりあえずビール」のような感覚で、お客さんのほとんどがオーダーする超定番メニューとなっています。

地元っ子にも、県外からのお客さんにも愛される人気者

純米大吟醸、純米吟醸などレアな銘酒も多く、季節ごとに入荷する日本酒はまさに一期一会

「いも煮」を通年メニューにしたきっかけを店主の齋藤さんに尋ねました。

扱う日本酒は、すべて山形県産の地酒。何を飲んでいいかわからないという時は、スタッフに相談すれば料理や好みに合うものを選んでくれます
店主 齋藤さん
店主 齋藤さん
「地酒を目当てに来てくれる全国からの常連さんも多く、そういうお客さんからも、山形の名物料理といえばやっぱりいも煮を食べたいという声が実際多かったんですよ。地元のお客さんもいも煮好きな方が多いですからね」
地酒のラベルを木につるして、インテリアに再利用しています

肉の旨味と脂の甘みが溶け合って、深いコクを生み出す

1日分を大きな寸胴に仕込み、オーダーが入った分を鍋に分けて最後の仕上げ。舞茸とネギに火が通ればできあがりです

仕込みは毎日昼の12時頃からスタート。つくり置きはせず、その日提供する必要な分だけを仕込んでいます。材料のこだわりは、山形産のサトイモやこんにゃくをはじめ、できるだけ地元産の食材を使うこと。用いる調味料は山形の醤油、酒、砂糖と意外にシンプルながら、牛肉の脂身から溶け出す旨味も合わさることでコクと深みのある汁に仕上がるのだそう。

足を伸ばしてくつろげる掘りごたつ席もあり
齋藤さん
齋藤さん
「余計な味付けはせずに、なるべく家庭の味に近づけるようなイメージで毎日仕込んでいます」
少人数でも多人数でもくつろげるよう、さまざまなタイプの席を用意。扉がなくて開放感がある半個室タイプがあり、広さもいろいろ

「いも煮」は単品で味わえるほか、宴会やコース料理でも人気となっており、2時間飲み放題つきの宴会メニュー「いも煮コース」(5000円)も用意しています。

取材メモ/初めてでも、前から通っているような気分になる親しみやすい料理の数々。ただの居酒屋にはしたくないとの思いから、通年メニューに据えた「いも煮」は地元っ子もうなる美味しさです。めずらしい銘柄もそろう日本酒もぜひ。

取材・文・撮影=佐藤寛子

月刊山形ZERO☆23

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