あの名物グルメや行列店はどこへ?豊洲市場で築地の名店を探せ!

特集

豊洲市場いつ行く?今でしょ!

2018/12/28

あの名物グルメや行列店はどこへ?豊洲市場で築地の名店を探せ!

国際的なグルメスポットとなっていた築地市場内の「魚がし横丁」。豊洲市場への移転に伴い、行列店の並び時間や、老舗の名物グルメに変化はあったのか、実際に行って調査してきました! 

Yahoo!ライフマガジン編集部

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移転して変わったあんなことやこんなこと

「とんかつ八千代」と「やじ満」は、7街区にある管理施設棟の3Fに入っています

豊洲市場に移転した名店の“豊洲事情”が気になる!ということで、行列店として知られる「寿司大(すしだい)」と「大和(だいわ)寿司」の待ち時間や並び方なども取材。さらに、老舗の名物グルメが移転後も味わえるのか「鳥めし 鳥藤(とりとう) 豊洲市場店」「とんかつ八千代」「やじ満」にも、伺ってきました。

豊洲市場で探した築地の名店5軒

1.寿司大(寿司/行列店)
2.大和寿司(寿司/行列店)
3.鳥めし 鳥藤 豊洲市場店(鶏料理/名物グルメ)
4.とんかつ八千代(定食/名物グルメ)
5.やじ満(中華/名物グルメ)

「やじ満」の「ジャンボ焼売」。肉々しい食感がたまりません!

1.寿司大(寿司/行列店)

席数が13から18に増設!

握り10貫と巻物が付いてくる「店長おまかせセット」4500円 ※通常は1貫ずつ提供

<移転してこうなった!>

・行列に並ぶ時は立ち→座りに
・カウンターが5席増設
・待ち時間は変化なし

3~4時間待ちは当たり前という、築地市場でも屈指の行列店だった「寿司大」。移転後もその人気は変わりなく、オープン直後から満席&入店待ちのお客さんで賑わっています。並ぶ場所が屋内になり、どういった変化があったのかも聞いてみました。もちろんお寿司を食べながら!

\店長も健在!/

店長の漆原訓(うるしばらさとし)さん。お客さんとのコミュニケーションを大切にしている気さくな人柄で、取材に伺った日も馴染みのお客さんとゴルフの話で盛り上がっていました

「店長おまかせセット」がオススメということで、早速オーダー。ネタは時期によって変わりますが、取材時はバフンウニ、ブリ、サワラ、ホッキ貝、サンマ、大トロ、ヒラメ、キンメダイ、赤身の醤油漬け、鉄火巻とタラコキュウリ巻が出てきました。最後に好きな握りを1貫選べるということで、大好きなアナゴをチョイス! 脂がのったアナゴは、ほっぺが落ちるほどのおいしさでした。

一枚板で作られた看板はそのままお引越し
豊洲市場でも行列は衰え知らず!
店長の漆原訓さん
店長の漆原訓さん
「豊洲に移転してから、座って待っていただけるように、イスを置きました。並び方は移転前と同じで、先着順。待ち時間はほぼ変わらないですね。ただ、お店は広くなり、席数が13から18に増えました。カウンターの中や、厨房もキレイになって、仕事がしやすくなったのがうれしいですね」
新しくなったカウンター席
店長の漆原訓さん
店長の漆原訓さん
「お客さんの注文にも変化がありました。以前は、お寿司だけ食べて帰るお客さんが多かったのですが、今はお刺身をつまみながらお酒を楽しむ人が多くなりました。お店が広くてキレイになったことで、落ち着いて食事を満喫しようと思ってもらえる雰囲気になったのかなと思います」
広くなった入り口には、新しい暖簾がかけられていました

お店の内装はもちろん、ネタケースやカウンターもリニューアルして、新たなスタートを切った「寿司大」。「豊洲に来てからいいことばかりだよ!」という漆原さんの笑顔が印象的でした。待ち時間は変わりませんが、待機場所が屋内になり、行列にチャレンジしやすくなったので、これを機会にぜひ訪れてみては。

お店の場所はコチラ

 

2.大和(だいわ)寿司(寿司/行列店)

オープンから9時までが狙い目タイムに!

「おまかせセット」4320円は、握り7貫と巻物、卵焼き、みそ汁がセット ※通常は1貫ずつ提供

<移転してこうなった!>

・狙い目タイムは5時30分~9時
・店名を印字した特製の箸が登場
・イスはゆったり座れる背もたれ付きに

築地市場で働く人や観光客に親しまれてきた「大和寿司」は、創業して約50年の老舗。現在は5街区の青果棟1Fで営業しています。移転前と変わらず行列ができているのか、早速確かめに行ってきました!

「いらっしゃい!」と元気よく迎えてくれた大将の入野成広(いりのしげひろ)さん(写真右)とスタッフの方々

このお店の一押しは「おまかせセット」。ネタの種類は年間を通じて同じですが、産地はその時々で変わります。この日は熊本県産の車エビや北海道・根室産のバフンウニ、インドマグロの大トロや中トロが登場。シャリの味付けがしっかりしているので、魚介の旨味が引き立ちます。中でも、大トロは口の中でとろけるほど、脂がのっていて絶品!

ネタケースには、豊洲市場から仕入れた魚が入っていました
大将の入野成広さん
大将の入野成広さん
「豊洲に移ってからは、行列ができ始める時間が遅くなりました。現在(12月中旬)だと、5時30分のオープンから9時までは、並ばずに入店いただくことができます。以前は、銀座から近かったので早朝に仕事が終わる人や、市場関係者なども来ていたので、朝から行列ができていました。今はそういう人たちが少なくなりましたね」
9時を過ぎると続々とお客さんが並び始めます
創業時に取引先から贈られた千社札(せんじゃふだ)が豊洲でも飾られていました
大将の入野成広さん
大将の入野成広さん
「お店の基本的な配置はそのままに、イスや食器などをリニューアルしました。イスは、背もたれ付きになったので、ゆったりと座れるようになっています。また、以前は割り箸を使っていたのですが、店名を印字した特製のお箸になりました」
和モダンなデザインになった店内では、職人さんの威勢のいい声が聞こえてきます
大将の入野成広さん
大将の入野成広さん
「築地の時は海外のお客さんが多かったのですが、現在(12月中旬)は日本のお客さんが増えました。セリの見学デッキが新設(1月15日予定)されると、また変わるかもしれませんね」
築地時代と同様に、お店の入り口は左と右で二つ。入店時にスタッフさんがどちらから入るか案内してくれます

移転後にお客さんの流れが変わり、並ばずに入れる狙い目タイムが生まれた「大和寿司」。ただ、見学デッキが完成し、観光客が増加すると以前のように朝から並ぶことになるかも…。ということで、ぜひこのタイミングで訪れることをオススメします!

お店の場所はコチラ

 

3.鳥めし 鳥藤 豊洲市場店(鶏料理/名物グルメ)

人気の「親子カレー」と豊洲で再会!

「親子丼」にカレーをかけた、ボリューム満点の「親子カレー」1000円

<移転してこうなった!>

・名物メニューは健在
・5種の新メニューを追加
・12席→18席に増設

明治40年創業の「鳥藤」は、豊洲市場にある鶏肉卸専門店が営む鶏料理店。丼から定食、一品料理まで、バリエーションに富んだメニューが味わえます。すべての料理のベースとなるダシは、4時から閉店まで炊いている鶏ガラスープを使用。そんな、老舗ならではのこだわりが詰まったグルメをご紹介!

鶏ガラスープに、骨付きの鶏肉やキャベツが入った「水炊き ご飯付き」900円。ゆずポン酢で召し上がれ!

鶏ガラスープで作ったカレーを合わせた「親子カレー」は、創業当時からの人気メニュー。カレーは鶏の旨味とスパイスの風味が抜群で、親子丼は鶏肉たっぷり&卵がトロトロ! 「水炊き ご飯付き」は、プリプリ食感の鶏肉の旨味をシンプルに味わえます。濃厚な鶏ガラスープは、思わず飲み干してしまうほどのおいしさです。

「6街区の水産仲卸売場棟3Fにあるので、市場関係者の利用も多くなりました」(店長の仲邑政人さん)
店長の仲邑政人さん
店長の仲邑政人さん
豊洲に移転してから、メニューが変わりました。柔らかな蒸し鶏をショウガ醤油で味わう『蒸し鶏ご飯』900円や、唐揚げやシューマイなどがセットになった『盛り合わせ定食』1100円など5種類を追加し、ラーメン類をなくしました
人気メニューが並んだメニュー表。「カツ丼」950円、「カツカレー」1100円、「和牛牛丼」1000円が新メニューとして登場
席数が12から18になった店内は、面積も広くなっています
店長の仲邑政人さん
店長の仲邑政人さん
「築地はカウンター席もあったのですが、豊洲のお店はテーブル席だけにして、席数を増やしました。混雑時は相席をお願いすることもありますが、その分回転がいいので待ち時間は比較的少なくなったかな

メニューの変更だけでなく、丼の器もプラスチックから陶器に変わった「鳥めし 鳥藤 豊洲市場店」。取材時は名物グルメをいただきましたが、次回は新メニューを食べに行きたいと思います!

お店の場所はコチラ

 

4.とんかつ八千代(定食/名物グルメ)

築地で愛されたチャーシューエッグを豊洲でも発見!

「チャーシューエッグ定食」1400円は、ご飯がグイグイ進む組み合わせです!

<移転してこうなった!>

・築地時代のメニューを継続
・12席→16席に増設
・朝5~9時が狙い目

「とんかつ八千代」は、先代の八千代さんが築地市場に定食店を開いたのが始まり。現在は2代目の石塚英明さんが厨房に立ち、お店を切り盛りしています。手間暇かけたチャーシューエッグや、新鮮な魚介を使ったフライなど、ボリューム満点のメニューが評判です。

「C定食」1700円。有頭エビフライ、ホタテフライ、アジフライが味わえます

名物の「チャーシューエッグ定食」は、チャーシューの仕込みに約5時間もかかるため、火、木、土曜限定。柔らかく煮込まれたトロトロのチャーシューの下には、半熟の目玉焼きが隠れています。豊洲市場で仕入れた魚介のフライが味わえる「C定食」は、プリプリの有頭エビフライや甘味のあるホタテフライがセット。中でも、鮮度抜群のアジを揚げたアジフライは築地時代から続く人気のひと品。外はサクサク、中はフワフワで絶品です。

店主の石塚英明さん。毎朝車で豊洲に通っているそうです
店主の石塚英明さん
店主の石塚英明さん
『昔のイメージを豊洲でも再現しよう!』という思いで、メニューはもちろん食器なども築地時代と同じもので提供しています。店内は、テーブル席ができたので、12から16に席数が増えました
「厨房の配置などが変わり、慣れない部分もありますが、これから徐々に改良していきます」とやる気満々の石塚さん
店主の石塚英明さん
店主の石塚英明さん
「全体的なことですが、移転後はトイレが使いやすくキレイになったのがうれしいですね。国内外から観光客が集まる場所なので、そういった環境の整備ができたことは、とてもいいことだと思います」
取材に訪れた8時30分には、市場関係者が多く来店していました
入り口には、メニューが張られています

味も見た目も、築地時代と変わらず営業を続ける「とんかつ八千代」。唯一変わったのは、込み合う時間帯。オープンの朝5時~9時までは比較的空いているそうなので、ゆっくり味わいたい人は、この時間帯に訪れることをオススメします!

お店の場所はコチラ

 

5.やじ満(中華/名物グルメ)

1個60gのシューマイは豊洲でもインパクト抜群!

蒸したての「ジャンボ焼売」は飯テロなビジュアルです

<移転してこうなった!>

・料理のボリュームはそのまま
・メニューや価格は据え置き
・移転前と同じカウンタースタイル

創業70年を迎える「やじ満」は、市場関係者の胃袋を支える老舗中華。5時のオープンから、一仕事終えた男の人たちで店内は賑わっています。自家製の「ジャンボ焼売」が名物で、これを目当てに訪れる人も。そのほか、旬の魚介を使ったラーメンをはじめ、定番の中華料理まで、多彩なメニューがそろいます。

豚肉がぎっしりと詰まった「ジャンボ焼売」4個720円/2個360円。テイクアウトもできるので、お土産にもピッタリです

毎日手作りしている「ジャンボ焼売」の材料は、豚挽き肉とタマネギのみ。1個60gもあり、一口食べると豚の旨味とタマネギの甘味が口いっぱいに広がります。お好みでソースをかけて、召し上がれ!

冬季限定の「カキらーめん」1300円は、味噌味1350円もあり(写真は塩味)

築地時代の人気メニューは、豊洲でも健在。豊洲市場で仕入れる新鮮なカキは、プリプリとした食感でミルキーな味わい。塩味のスープとも相性抜群です。

台湾の屋台をイメージした内装。カウンターの色は赤から青になり、イスの色も変わりました

「築地時代のまま、変わらなく営業しています」という言葉通り、メニューの品数や価格は築地と同じ。また、お客さんとのコミュニケーションを大切にしたいという思いから、移転前同様にカウンター席にこだわっています。

暖簾は移転前のものを使用。今後は新しい暖簾に変わる予定だそうです

「豊洲に食事をする場所がないから早くオープンして欲しい」という常連の声に応えて、開店日を10月20日に早めたというエピソードは、市場関係者から愛されている証。“食材のプロ”に支持される老舗の中華は、味もボリュームも満点でした。

お店の場所はコチラ

 

行列店から老舗まで、市場を代表する名店を巡った今回の取材。どのお店も、豊洲市場の飲食店を盛り上げていこうという活気にあふれていました。場所は変わっても、味は築地時代そのままに提供してくれる名店で“市場めし”を堪能してみては?

取材メモ/市場の飲食店は、基本的に早朝から昼過ぎまでの営業なので、ご注意を!「豊洲に移転してから、お客さんの来店時間が遅くなった」というお話を伺ったので、念のため。

取材・文=和田麻里(エンターバンク)/撮影=齋藤ジン

\まだまだ楽しい豊洲市場/

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