店内に鐘が鳴り響く揚げたてカレーパン/福井

店内に鐘が鳴り響く揚げたてカレーパン/福井

2019/02/08

揚げたてカレーパンが並ぶときには店内に鐘が鳴り響く「スペイン石窯パン酵母 はちの子」をご紹介します。

Yahoo!ライフマガジン編集部

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長年の想いで始めたパン屋

店内で一番人気のカレーパンとは

県内にお店を2店舗構える「スペイン石窯パン酵母 はちの子」。小さい子から年配の方までに愛されているこちらのお店は、種類が豊富で「しっとり系のパン」が多く並んでいます。安心・安全をモットーにお店を手掛けるオーナーの川崎さんにお話を伺いました。

オーナーの川崎由美子さん

甘味喫茶から始まる

2010年にオープンした「スペイン石窯パン酵母 はちの子 下馬(げば)店」

「スペイン石窯パン酵母 はちの子」の前身は、元々サラリーマンをしていた先代のオーナーが東京の甘味処で女性が甘い物を幸せそうに食べる姿に影響を受け、昭和34(1959)年に県内で始めた「甘味喫茶みつばち」にあります。甘味の甘いが「蜜」を連想させることから名づけられた店名には、「みつばちのように働こう」という意味も込められています。

そんな先代オーナーの長年の夢だったのが「パン屋」です。その想いを実現すべく修業などの下積みを経て平成22(2010)年に「スペイン石窯パン酵母 はちの子 下馬(げば)店」をオープン。店名は「甘味喫茶みつばち」の子孫になるから「はちの子」と名付けたそうです。

利用しやすいお店作り

駐車場がとても広い

パン屋さんというと小さめの店舗で駐車場も数台分といったイメージがありますが、「はちの子」の駐車場は45台分停められる広い作りになっており、大通りから一本奥にお店があるので慌てずゆっくり駐車でき、車社会の福井県民にとってはとても便利で利用しやすいです。

黄色のかわいい壁はベンチとして使えます

「はちの子」は幸せの色とされる黄色を基調とし、お店を囲う黄色い壁はベンチとして使えます。買ったパンは外に出て食べることもできます。お店の横には大きな公園もあるので土日は家族連れが多く、ここでパンを買って公園に行く姿が多く見られます。

大きな調理場が見える店内

店内に入ると大きな調理場が見えます。安心・安全をモットーとしているため「音・匂い・安心感」が伝わるようにと敢えてむき出しにしているそうです。パンを作る様子や焼ける匂いなど、目で見て鼻で匂いを感じられる楽しい空間になっています。

スペイン石窯風のキッズルーム

またキッズルームも完備していて、お子様連れのお客さまでもゆっくりパンを選ぶことができます。大人はくぐらないと入れない高さの入り口は子供たちだけの秘密基地のようなワクワク感があります。

パンの種類が豊富なのもお店の特徴です。夕方も品ぞろえを豊富にすることで、部活終わりの子たちや仕事帰りのお客さまでもパンを楽しく選べるようになっています。

オーナー 川崎さん
オーナー 川崎さん
「『商品が楽しい! お店が楽しい!』と感じてもらいたい。店内で召し上がる際には窯での温め直しのサービスも行っています。また共働きの多い福井県ですので夕方まで品ぞろえを豊富にしています。パンは暮らしの芯になるので安心して食卓に並べられるよう心がけています」

お店人気ナンバーワンのカレーパン!

牛肉たっぷりカレーパン(200円・税抜き)辛さ度★★☆☆☆

「はちの子」のカレーパンはラグビーボール型の揚げカレーパン。中のカレーはじっくり煮込んだ自家製カレーで、窯で焼いた野菜とスパイスなどで味付けをした牛肉がゴロゴロ入っており、野菜の甘味が感じられるスパイシーな味わい。パンは外はカリっと中はもっちりした薄めの生地で、自家製カレーを引き立ててくれます。中にはぎっしりカレーが入っているので最後の一口まで一緒に楽しめます。

銅窯で煮込む自家製カレー
スパイスの香りが漂っていました
窯で焼いた野菜を混ぜ合わせます

自家製カレーは週に2回、銅窯でじっくり煮込んでいます。お肉屋さんからカレーパンに合うお肉を仕入れ、そこにスパイスなどで味付けをします。野菜は煮込む前に窯で焼き、カレーに合わせて野菜の水分を調整するそうです。煮込んだカレーは1~2日寝かしたあとパンに包んでいきます。

揚げたてカレーパンが出来上がると鐘が鳴り響く

キツネ色の揚げたてカレーパン
鐘を鳴らして店頭へ

揚げたてのカレーパンが店頭に並ぶときにはを鳴らして知らせてくれます。土日のピーク時に行くと、お目当てのカレーパンがないときがありますが、しばらくすると「(カラン、カラン)揚げたてカレーパンいかがでしょうか~?」と掛け声とともに聞こえてくる鐘の音はなんとも言えない幸福感をもたらしてくれます。そして、鍋いっぱいに盛られたカレーパンもまたすぐ無くなるほど大人気です。

川崎さん
川崎さん
「カレーパンがないときは仰っていただければ揚げたてをすぐにご用意いたします。お一人で何個も買って下さるお客さまも多くいらっしゃり、オープン当時から変わらぬ味をご提供しております」

みんなの意見で生まれる新商品

何もつけなくても甘く、耳まで柔らかいしっとりふわふわな「生クリーム食パン」
「チョコ塩パン」(140円・税抜き)。期間限定
健康志向の方に注目されている「胚芽」を使った商品

今一押しのそのまま食べても甘くて美味しい耳まで柔らかい、生クリーム食パンの「クイーン(1.5斤)」(600円・税抜き)や、地元農家さんとコラボした地元食材を使った商品、健康志向の方に注目されている小麦胚芽を使った商品など、新商品の企画開発はスタッフの意見を尊重しながらみんなで楽しみながら行っています。

職人さんが試作し、女性スタッフが味見をします。味や見た目、商品名などを女性の感覚を大切にしながらアドバイスし改善していくそうです。

「パン屋」としての接客を見直しながら

大きな石窯(パンの温め直しもこの窯でしてくれます)

今後も「パン屋」としての接客を見直しながら、安心して食卓にパンを届けられるようにしていきたいとオーナーの川崎さんは語ります。また、いろんなイベントを企画して地元福井を盛り上げていけたらいいなと思っているそうです。

調理場の奥からも「いらっしゃいませ!」と活気あふれるお出迎え、出来たて商品が並ぶときの元気な掛け声。お店からさまざまな心遣いを感じられる「スペイン石窯パン酵母 はちの子」にぜひ足を運んでください。

取材メモ/下馬店・春江店の両店舗とも近くに大きな公園があるので、そこに遊びに行くときは必ず利用しているパン屋さんです。子供も大人もワクワクするお店作りの裏にはいろんな心配りがあったんだと改めて感じました。


取材・撮影・文=ほりかわあゆみ

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