日本生まれのナポリタンが本場ナポリへ…ナポ動画の制作秘話とは

日本生まれのナポリタンが本場ナポリへ…ナポ動画の制作秘話とは

2016/07/02

日本生まれのナポリタンは、パスタの本場イタリア・ナポリで受け入れられるのかーーそんなテーマのもと、ナポリタン生誕66周年を記念してつくられたという映像作品。この作品を見れば、ナポリタンのことがもっと好きになるはずです。

Yahoo!ライフマガジン編集部

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日本生まれのナポリタンが本場ナポリに凱旋する動画

「生まれてきた理由が知りたくて、僕は旅に出た」――イタリア・ナポリにやって来た「ナポリタン」。

せっかく自分と同じ名前の街に来たのに、住民の誰に話を聞いても「あなたなんて知らないよ」という答えばかり。しかも、イタリアじゃトマトソースをスパゲティに使うことはないという、衝撃の事実まで発覚。

しかし、そんな失意に暮れる“僕”ナポリタンを救ってくれたのが、「優しいマンマ(お母さん)」でした。なんとマンマは、自らの手でナポリタンをつくり、しかも彼女が働くレストランのメニューに加えてくれたのです。スパゲティの本場に“僕”の名前が刻まれた。なんと素晴らしいことでしょう。でも、イチバン嬉しかったことは、ナポリのみんなが“僕”を食べて「ボーノ(美味しい)」といってくれたこと……。

ナポリの人たちにも伝わったナポリタンの味

――そんな「泣ける作品」を手がけたのは放送作家・小山薫堂さんの弟子である内田和久二(うちだわくわく)さん。さらに映像中に流れてくる歌の作詞作曲はさだまさしさん、唄い上げているのはコロッケさんです。

「ナポリタンの動画はですね、実は東日本大震災の年の秋に放送した番組で流したものなんです」

そう話すのは、テレビ熊本の担当者さん。

この動画は2012年3月まで、テレビ熊本・フジテレビ系列で放映された『THE応援劇場〜ニッポンの掘り出しモノ〜』という番組の1コーナーとして制作されたもの。

震災の年に制作されたこともあり、コンセプトを「応援バラエティー」に設定。地方競馬や大道芸など応援したい“ニッポンの掘り出しモノ”をテーマに、「感動」「笑い」「涙」を盛り込んだPVをいろいろ紹介していったといいます。

でも、なんでナポリタンを取り上げたのでしょうか?

この動画は震災の年につくられたもの

「子どものころ、スパゲティといえば『ナポリタン』だった、という人は多いはず。ところが今は、ナポリタンってちょっと日陰の存在になりつつあるのかな、と感じます。ほら、『ポモドーロ』とか『アマトリチャーナ』とか、子ども時代だったら『何それ?』って言ってしまいそうな名前のパスタが幅を利かせてるじゃないですか(笑)。そこで、視聴者の皆さんにナポリタンを思い出してほしい、そうなるためにナポリタンを『応援』したい、との思いからこのPVを制作したわけです」(前出・担当者)

スタジオ収録の日には、モニター越しに見るナポリタンのPVに、出演者は皆、引きこまれていたそうです。また、今回インタビューに答えてくれた担当の方も「今でも大好きなPV」と胸を張ります。

なお、余談ながらバックに流れるコロッケさんが歌う「いのちの理由」はCD化もされているので、気になる方は是非こちらもチェックしてみてはいかがでしょうか。

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