1日30個! 売り切れ必至の辛くないカレーパン/秋田

特集

【特集・第2回】地元人が推薦! グルメ甲子園 〜 カレーパン編 〜

2019/02/08

1日30個! 売り切れ必至の辛くないカレーパン/秋田

秋田市にある「マルタベーカリー」。老若男女を問わず人気を集めている「カレーパン」の美味しさの秘密を取材しました。

Yahoo!ライフマガジン編集部

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開業5年目にして地元不動の人気店! 定番商品「カレーパン」の秘密に迫る

丸太小屋を思わせる外観。近くには小学校があり、家族客なども多く訪れます

秋田市東部・旭川地区で営業するパン屋「マルタベーカリー」は、今年で開業5年目。秋田市内では珍しく朝6:30から営業しています。さらに、どの商品も高クオリティ低価格とあって地元では不動の人気店。豊富にそろう商品の中でも開業以来変わらぬ人気を誇っているのが、「カレーパン」です。

店主の鈴木智人さん。パン職人になるのが夢だったのだそう

スパイス、食感……随所にこだわり。また食べたくなる魅惑の味

「カレーパン」(140円・税抜き)辛さ度★☆☆☆☆

サクッとした衣と、口の中に旨味が広がるオリジナルのカレーフィリング。「マルタベーカリー」のカレーパンは、食べた人を虜にする魔法が詰められています。「子どもも大人も好きな味に」と試行錯誤して配合したカレースパイスは、辛さを極力省き、香り良い種類のみを厳選したのだとか。辛さが苦手な大人でも、最後まで美味しく食べられるように仕上げています。

大人だけじゃありません。辛くないから、子どもも大好き。近所の子どもがお小遣いを握りしめてカレーパンを買いに来ることもあるのだそう。そんな姿を見られるのがうれしくて、「開業以来、ずっと値段を上げていないんです」と話す鈴木さん。

包むのは40gのフィリング。多すぎても少なすぎても美味しく仕上がらない

こだわりは、スパイス以外にも。食べ応えを出すために、あえてタマネギの食感を残してフィリングを作り、衣をカリッとさせるために、パン粉をまぶす前には企業秘密のバッター液にくぐらせます。

年季の入った鍋。片面ずつ揚げていくので、1回で10個程度しか揚げられない

揚げ鍋は、開店以来変わらない、銅鍋を使用。食感にこだわりたいから、揚げる温度にも気を遣います。大量に揚げられる機械とは違い、少量ずつ、カレーパンの「顔色」をうかがいながら丁寧に仕上げているのだとか。

開業以来、ずっと変わらぬ140円

実はこのカレーパン、お店に出るのは1日に30個程度

店主 鈴木さん
店主 鈴木さん
「多く作りすぎると味がブレるし、銅鍋で少しずつ揚げているのでどうしても数に限りが出てしまいます」

とは言え、カレーパンはお店不動の人気商品。お昼前に売り切れてしまう時もあるそうです。狙いたい時は早めの来店がオススメです。

公務員から夢だったパン職人へ

食事系からお菓子系まで、いろんなパンを作ります

パンの道に携わって約20年、鈴木さんの経歴は少し異色です。以前は、公務員として働いていたという鈴木さん。

鈴木さん
鈴木さん
「いつも職場に来るパンの配達が楽しみで楽しみで。昔からパン職人や料理人に憧れていたこともあって、いつしか、本気で自分もパン職人になりたいと思うようになりました」

安定職を脱ぎ捨て本格的にパン職人を志すと、東京、秋田、山形のカフェやパン屋で、パン作りだけでなく、調理や製菓も学んでいきました。

そうしていつしか、自分の店を出す、という思いが現実味を帯びていきます。自然が大好きで、秋田に来た際は太平山に足を運ぶことも多くあったという鈴木さん。

鈴木さん
鈴木さん
「(今店舗のある)太平山に続くこの通りが大好きで。自分の店を構えるならここら辺だな、というインスピレーションがありました」

店作りにはかなりこだわりが。「せっかくだから、できる限り自分が関わりたい」と話す通り、看板に始まり店内のカウンター、パンを置く台も手作りです。

鈴木さん
鈴木さん
「自分で手がけた方が愛着が湧くので。大工さんと知り合いになって、いろいろと教えてもらいました」
朝早い営業もまったく苦にはなりません

もう一つのこだわりは、営業時間。

鈴木さん
鈴木さん
「秋田市内には、朝早くから営業しているパン屋があまりないんですよね。東京に住んでいた頃、パン屋で買って来た焼きたてのパンを朝食に食べる、っていうのが当たり前で。朝から焼きたてのパンを食べられるって、すごく幸せ。だから、自分が店を出したら朝早くから営業しよう、と思っていました」

そんなたくさんのこだわりを集めてオープンした「マルタベーカリー」は、早朝6:30から営業し、常時40〜50種類ほどパンを並べています。

鈴木さん
鈴木さん
「基本の数種類以外は、毎日違うパンを出しています。いつも同じだと、毎日来てくれるお客さんも飽きちゃうし、作っている僕らもつまらないのでね」

中には、ある日のインスピレーションで作る、即興パンもあるのだとか。

ナッツとチョコチップを混ぜ込んだ「ベネチアーノ」(左)と、子どもに人気の「くまくまパン」(右)

開業から5年目。固定客が増え、経営も軌道に乗って来たところ。今後は「ギフト商品に力を入れていきたい」と話します。

鈴木さん
鈴木さん
「ケーキをお土産に買っていくような感覚で、パンをギフトにする方って意外と多いなと感じています。もらった方が思わず笑顔になるような、ほっこりとしたパンをどんどん出して行こうかな、と」

「パン職人は一生勉強だと思っています」と話す鈴木さん。その思いの通り、パンへの愛とお客さんへの想いは膨らみ続けることでしょう。

定番人気は「食パン」や「ミルク棒」。旬の素材を使った季節商品も登場する
Yahoo!ロコMalta BAKERY(マルタベーカリー)
住所
秋田県秋田市旭川新藤田東町5-4

地図を見る

アクセス
秋田駅[西口]から徒歩約33分
電話
018-834-3830
営業時間
6:30〜17:00
定休日
日・月曜
口コミ・写真など

※この施設の情報はYahoo!ロコから提供されています。

取材メモ/取材でいただいたカレーパンの美味しさに、私も一瞬で虜になりました。時間がたってもカリッとした食感が楽しめるカレーパンは、そうそうありませんよね。お店の目の前にバス停があるので利便性抜群。秋田に来た際はぜひ、足を運んでみてください。

取材・文=遠藤真悠 撮影=aosaki

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「秋田の楽しいコト、みつけよう!」をコンセプトに、秋田県内のグルメ、イベント情報などを紹介。

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