ごろっと牛肉! お子様にも人気のカレーパンの魅力とは/山口

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【特集・第1回】地元人が推薦! グルメ甲子園 〜 カレーパン編 〜

2019/02/01

ごろっと牛肉! お子様にも人気のカレーパンの魅力とは/山口

サクサクもちもちの衣を割ると、ごろっと入ったオージービーフが。1日100個以上出ることもあるカレーパンの魅力とは?

Yahoo!ライフマガジン編集部

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老若男女に愛されている街のベーカリー

スペインの窯職人が組み立てにきた石窯が目印だ

新下関駅の西口を出て10分ほど歩くと、スペイン製の石窯で焼き上げたパンが自慢の「石窯パン工房 ドロシー」があります。2010年にオープンし、8〜90種のバラエティ豊かなパンをそろえるベーカリー。店内は家族連れやシニア層など地元の人でにぎわいを見せます。

プライベートでも料理やお菓子作りが好きな泉さん

マネージャーの泉さんは、2013年からドロシーに勤務。販売や管理はもちろん、時には製造に入ることもあります。前職の雑貨販売での経験を生かして「どうしたらパンがより美味しく見えるのか」「食べたいと思われる新商品はどんなパンだろう」と陳列方法やマーケティングにも手を抜きません。

隠し味は3つ。辛さ控えめの愛されカレーパン

一度に数日分のフィリングを作る

中でも1日100個売り上げることもあるカレーパンはドロシーの揚げパン部門で1番人気を誇る看板商品。カレーパンに欠かせないフィリングの仕込みは早朝5時から始まります。2cm角に切ったオージービーフに数種類のスパイスを加えて炒め、ニンジン、タマネギと一緒に約4時間煮込んだら、途中でカットトマトを加えて酸味と旨味のバランスを調節。ウスターソースを隠し味として入れ、さらに煮込むことで全体にまとまりを出しているのです。

マネージャー 泉さん
マネージャー 泉さん
「オージービーフは脂肪分が少ないので揚げパンにぴったりなんです。長時間煮込んでも、ごろっとした食感を楽しめるよう大きめにカットしたり、お子様も食べやすいようにスパイスは香りだけ残して辛さを控えめにしたりと工夫しています」

完成したフィリングはしっかり味を染み込ませるため粗熱をとって寝かせたら、甘さ控えめの生地に包んで、いよいよ油に投入です! 表3分裏3分であっという間に黄金色。こんがりと揚がったらすぐにバットにあげ、揚げたてを知らせるベルとともに店頭に並びます。

破裂しないように表面をつつきながらパン同士がくっつかないように手早く裏返す
「牛肉たっぷりカレーパン」(182円)辛さ度★★★☆☆。多い日は100個以上売れることもある
泉さん
泉さん
「2、3年前に小学生低学年の男の子がレジにカレーパンを持ってきて、『ここのカレーパンが一番大好き。ドロシーなくならないでね』と声をかけてくれたことがあって。本当に涙が出そうになったんです。あの時の素直な言葉が、今でも忘れられません」

イートインコーナーで焼きたてパンを味わおう!

カレーパンに、バターを練りこんだ「塩角パン」(118円)と冬季限定限定の「クリームパン」(194円)をセレクト

揚げたて、焼きたてのパンがその場ですぐに食べられるのもドロシーの魅力です。イートインコーナーにはドリンクバー、おしぼり、オーブントースターまで設置されています。利用時間は7:30~18:00。パンを購入した人なら誰もが利用でき、平日は地元のシニア層の方、休日は家族連れが集う憩いの場です。もちろん持ち帰りもできますが、焼きたてを味わえば、いつもと違ったパンの魅力に出会えますよ。

朝7:30から利用できるドリンクバー(1人162円)。7:30〜11:00、15:00〜18:00は地元のコーヒーショップで焙煎したコーヒーの無料サービスもある
冷めてもオーブントースターでアツアツに!
持ち帰るパンはレジ横のスペースでセルフ包装
泉さん
泉さん
「定番のパンだけで50種、季節のパンも毎月スタッフのみんなで考案して30〜40種はそろえています。その日の気分に合わせて毎日焼きたてパンを選べるので飽きずに楽しんでいただけるのです。商品が一通りそろう、朝10:00頃がおすすめですよ。セルフサービスの袋詰めは、『お店ごっこみたい』と子どもたちに人気です!」

変わらない味で、長く愛されるパンを作り続ける

泉さんのおすすめは昨年の新商品「ベーコンほうれん草フランス」(237円)と自家製カスタードがたっぷり入った「クリームパン」(162円)だ

お子様からご年配まで、幅広い年齢層の方が訪れるドロシーでは「変わらない味」を大切にしていると泉さんは話します。石窯で焼くフランスパンなどのハード系のパンや、季節ごとの目新しいパンを取り入れつつ、誰からも愛されるクリームパンや塩パンなどの定番の味を大切にしているのです。

一度に鉄板が10枚入る石窯。低温で長時間かけて発酵させた旨味を凝縮した生地をじっくりと焼き上げる
泉さん
泉さん
「『定番の味が好き』だと言うお客様がほとんどです。一度にカゴいっぱいに買われる方や、毎日のようにご来店いただく方もいます。これからもドロシーのパンを愛してくださるお客様が1人でも増えると嬉しいですね」

取材メモ/山口県出身の私も幼い頃から通っていた地元のベーカリー、ドロシー。思い出の味だったカレーパンは今も変わらず多くの方に愛され、懐かしくも新たな発見が多くあった取材になりました。

取材・文・撮影=新本菜月(株式会社チカラ)

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