今日は何味にする?70種類もの食パンを扱う隠れ家パン屋/大分

特集

【特集・第4回】地元人が推薦! グルメ甲子園 〜 食パン編 〜

2019/03/30

今日は何味にする?70種類もの食パンを扱う隠れ家パン屋/大分

素朴な味わい、見た目のかわいさ。食パンへの愛から生まれる自由なアレンジが止まらない!

Yahoo!ライフマガジン編集部

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「こんなにバリエーションがあるんだ!」とワクワクしちゃう食パン

大分市松岡。今回ご紹介するパン屋さん「ぱんぱかぱん」は、大分市郊外の大型商業施設からほど近い住宅街の一角に存在しています。自宅の敷地内に店を構えていて、なかなかの細い道をゆっくりと進んでいくと、小さな看板が見えてくるので見落とさないようにご注意を。

お店までは少し道が細くなるので運転時は気をつけて
かわいいイラストが目印。大分県在住の工芸作家さんからのプレゼントだそう
お義母さんが使っていたという離れをパン屋さんとして使っているのだそう

扉をスライドさせると「いらっしゃいませ~!」と奥から明るい大きな声が。「場所は分かりました? こんな所まで来てくださってありがとうございます~!」。まだ顔は見えていないけれど、陽気な人柄が伝わってきます。靴を脱いで、声のする方へ進んでいくと、ケースの前でニコニコとほほ笑む店主の伊東由美香さんに会えました。

にっこり笑顔がすてきな店主の伊東由美香さん。製造・販売を1人で行っています
この日は7種類の食パンを販売。すべて300円という分かりやすい価格設定

お店で販売するのは食パンのみ。定番商品となっている「くるみとクリームチーズの食パン」をはじめ、「チョコブラッククッキークランチの食パン」「スイートポテトの食パン」「カレーバジル食パン」など、他のお店ではなかなか見かけることのない、さまざまな味のパンが並んでいました。

圧倒的なリピート率を誇る看板商品の「くるみとクリームチーズの食パン」300円

厚めに切られた食パンは1枚でおなかを満たしてくれるほどよい大きさ!「せっかくだから食べて食べて」と伊東さんにすすめられるまま口に運んでみると、しっとりとした生地にモッチモチの食感、食パンならではの小麦のやさしい甘さを感じます。歯ごたえのあるクルミ、しょっぱさのある滑らかなクリームチーズがアクセントになり、これだけのボリュームがありながらも飽きずにペロッと食べきっちゃいました。

2種類の小麦粉をブレンドしているそう。手に持っただけでも、しっとり・モチモチなのが伝わってきました

作っていてワクワクするのがたまらない!

農協からの依頼を受けてホウレンソウやオオバなど野菜を使った食パンを作ったことも

料理教室の講師をしていた経験を生かし、9年前にお店を開いた伊東さん。当時からメニューは食パンのみで、今では70種類以上もの味があるのだそう。なぜ食パンだけのお店にしたのか尋ねてみると理由は簡単、「私が一番好きなパンだから」。とはいえ、こんなにたくさんの種類を作ってしまうところから、並々ならぬ食パンへの愛情を感じます。

店主 伊東さん
店主 伊東さん
「スーパーに行けば、この食材の組み合わせが合うんじゃないかしらと考えちゃうし、友達からリクエストがあれば、やってみよう! って。思いつくままに作っていたら、これだけの種類になっちゃいましたね~」
黒板に書かれたメニューを日替わりでラインアップ。曜日によってはリクエストに応えてくれます

素材本来の味を感じられるところ、アレンジのしやすさ、かわいらしいフォルムもあり、「食パンを作っているとワクワクする」のがたまらないのだと語る伊東さん。それでもお店を1人で切り盛りするにはそれなりの苦労があったのだろうと思えば「苦労したことはないし、大変なことなんて何もないですよ」とあっけらかん。

伊東さん
伊東さん
「強いて言えば午前2時30分に起きて作業しなくちゃ間に合わないところですかね~(笑)」

食パンを作ることは伊東さんにとって、もはや娯楽なのですね。

大好きな食パンを手におどける伊東さん。「ピーナッツとレーズン」、「コーヒーとあんこ」など面白い組み合わせのパンも考案中
伊東さん
伊東さん
「私のモットーは、『おいしい! うれしい! 大好き!』食べる人にも伝わると思うから私も楽しんで作ります! ワクワクしてほしいから、『ぱんぱかぱん』なんて、ちょっとふざけた店名にしちゃいました」

お店を開いてからは「良いことばっかりだった」と振り返る伊東さん。「お店が分かりにくいから、たくさんの人に食べてもらえる良い機会」と県内でパンフェスなどの催しがある時には積極的に参加し、少しずつ知名度をあげていきました。

伊東さん
伊東さん
「大好きなスポーツ選手がお店に来てくれたこともあるし、突然やってきたテレビの取材で芸能人にも会えたし。(笑)でも、一番はたくさんのお客さんと出会えたことです」

ユニークなパンと伊東さんの明るい人柄の、とりこになってしまうこと間違いなしです!

どんな味の食パンと出合えるか、楽しみにお店を訪れてみて
店内一角のスペース。味のあるトランクボックスとレコードは、常連の近所のおじいさんが「店に合うと思って」とプレゼントしてくれたのだそう

取材メモ/黒板に書かれたメニューも気になっちゃって、今度来るときは何の味があるかなと楽しみになります。元気をもらえるような伊東さんの明るさもファンがつく理由のひとつに違いありません! 

取材・文・撮影=馬場美穂

月刊シティ情報おおいた

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毎月25日発売、350円

“大分をもっと楽しく、もっと元気に”をモットーに、大分県内の旬な情報を発信する、「CJO」の愛称で親しまれているタウン誌です。

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Yahoo!ライフマガジン編集部

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