日本の食パン発祥の老舗パン屋さん/神奈川

特集

【特集・第5回】地元人が推薦! グルメ甲子園 〜 食パン編 〜

2019/04/06

日本の食パン発祥の老舗パン屋さん/神奈川

約130年もの歴史を持つ老舗。イギリスから入ってきた食パンを日本で初めて一般向けに販売を始めたのはウチキパン。

Yahoo!ライフマガジン編集部

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ふんわりとした食感の食パンは昔からずっと変わらない味

イングランド(360円)

130年も愛されているパン屋さんはどんなお店なんだろう。そんなことを考えながら歩いていると元町・中華街駅5番出口よりすぐの所に「ウチキパン」を発見! 

初めてイギリスから食パンが入ってきた際、なじみがなかった食パンを日本の食パンとして今の形にしたのが、「ウチキパン」といわれている。

歴史を一緒に見てきた機械と共に。ずっと一緒に歩んできた歴史ですね

このお店を残したい! その気持ちから受け継ぐことを決意

元々は全く違う仕事をしていたという店主の打木さん。

外観はシンプルに。ガラスの窓に“ウチキパン”の文字が映えています
ウチキパンのこととなれば熱意を持ってたくさんお話ししてくださいました
店主 打木さん
店主 打木さん
「受け継いでから12年くらい経ちますね。あっという間でしたね。父親の仕事姿を見ていたので、ここを守るのは私だろうなと考えるようになったのがきっかけでした。100年以上続いているこのお店はやっぱり無くしたくない、そう感じたんです」

日本発祥の食パンはこれ!

数分で半数は売れていく! 種類豊富なパンの中でもやっぱり人気の高いのは食パン!

ウチキパンを代表する食パン「イングランド」(360円)。この食パンの特徴はビールでも使用されているホップを使っていること。発酵するまでに時間をかけるなど一つ一つに手間を惜しまない。なんと仕込みを始めてからイングランドが出来上がるまで5日はかかるという、こだわりの一品だ。通常の食パンと焼き方が違うため、一回りほど大きめになるという。うれしい特徴である!

変わらない味と変化し続ける味

パンがこねられていく工程。見入ってしまいます

創業明治21年。もう平成も終わろうとしている今、時代を超え愛され続けているのは、変わらない味と変化し続ける味なのだろう。

昭和時代のウチキパン

約60種類あるパンの中で、約130年間変わらず食パンはウチキパンを代表するパン。もう、これは不変の味。地元の方も長く通ってくれるというウチキパンが長く愛されているのは、昔から続く味と季節ごとに変わるその他のパンの魅力なのだろう。

長年愛され続ける人気パンは職人さん、店舗スタッフによって支えられている!

「かっこよく撮ってよ〜!」と明るい職人さんたち
いつの時間もお客さんが途絶えない。そんな店内は活気にあふれています

新商品はどうやって誕生するのでしょうか?

打木さん
打木さん
「そうですね。新しい原料が良いと聞けば、研究を重ね新しいパンを試作します。会議なんかよりも、それを、信頼するスタッフたちに食べてもらい、スタッフたちが『おいしい!』と思ったものが新商品として並んでいます。食べ慣れているスタッフたちだからこそ、ダメ出しもたくさんあるので、楽しいですね!」
どれにしようか迷うな〜

昔からあるものは大切にしつつ、新しいメニューにも力を入れているという。ガラス張りで明るい店内は所狭しとパンが並んでいる! 店内のお客さんは途切れることがない。13時くらいがパンの種類が1番豊富な時間帯なんだとか。

お客様の笑顔と直接聞くことができる生の声が何よりもうれしい!

香ばしい香りが〜。食欲がそそられる〜!
打木さん
打木さん
「中々店頭に立つことができないのですが、年に数回店頭に立つことがあります。その時に『いつもおいしいパンを作っているのはあなたなの?』と声をかけていただいたりすることがとてもうれしいですね。続けてきて良かったな〜と思う瞬間です。うちのパンを食べることで『懐かしいなあ』『昔を思い出すな』と言っていただけるように、どんな時でもここに在りたいと思っていますね」

おすすめパンはこちら

「ライブレッド」(200円)。これはおすすめ!

ライ麦パンにくるみとミックスフルーツを練り込み、中にクリームチーズを巻き込んで焼き上げたパン。レモンの香りがほんのり香る。噛みごたえのあるパンの生地の中にくるみが入ることでさらに食感を楽しませてくれる一品。温めて食べるとなおおいしくいただける。

近くに公園もたくさんあるのでパンを持ってゆっくり外で食べるのはいかがだろうか。

光がたくさん入る店内はとても明るく開放的です

取材メモ/約130年も続くウチキパンはお客様や地域の方、職人さんたちと共に築き上げられていることが店内に入ると伝わってくるかのような雰囲気でした。日常の中に溶け込む、公園でほのぼのしたひと時のお供にウチキパンを持って出かけてみてはいかがでしょうか。

取材・撮影=岩村紗希

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