もちもち!「湯種食パン」は毎日食べても飽きない美味さ/山形

もちもち!「湯種食パン」は毎日食べても飽きない美味さ/山形

2019/03/16

パン好きの心をとらえ、種類の豊富さも魅力。日々ファンを増やし続けている人気店の食パンを紹介します。

Yahoo!ライフマガジン編集部

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子どもから大人まで誰もが好きになるリピート必至の湯種食パン

山形市の郊外にある「KOUB(コウブ)」は、赤い三角屋根に白い壁の外観が目を引くパン屋さんです。オープンして5年ながら、山形市で美味しいパン屋といえば真っ先に名前のあがる人気店に。自然光の射し込む店内には、さまざまな食パンをメインに、山形県産の食材を生かしたパンなどが毎日50種類ほど並びます。

山形市から蔵王方面に向かう成沢地区、山形駅からクルマで15分ほどの場所です
対面式で販売しており、カウンター越しにほしい品を注文。季節のフルーツを使ったデニッシュなど、季節限定のパンも並びます

12種類の小麦粉を使い分け、個性豊かな食パンがなんと10種類

12種類の小麦粉を使い分け、粉の配合や材料を組み合わせて素材の個性を生かしたパンがそろっています。見ているだけで美味しさが伝わってくるような魅惑的なラインナップの中でも、とくに食パンは10種類のバリエーション。生地の美味しさを楽しむシンプルなものから、地元のやまべ牛乳や国産はちみつを使った食パン、雑穀入りの食パン、デニッシュ食パン、ドライフルーツやチョコレートをたっぷりと巻き込んだ食パンなど、実に味わい豊かです。

店主の峯田さん
店主 峯田さん
店主 峯田さん
「食パンは主食として食べる方も多いので、さまざまなお客さまの好みに応えられるように10種類を販売しています。食べ比べて、お気に入りを見つけていただきたいですね」
ドライフルーツの食パン(ハーフ330円)、マロン(1本390円)、デニッシュ食パン(1斤590円)のほか、曜日限定販売の食パンもあります

もちもち食感がたまらない! 毎日食べても飽きのこない味

中でも、一番の人気は「湯種食パン」。小麦粉に砂糖と塩を加えて熱湯で練った「湯種」を加えることで生地の甘みが増し、日本人好みのもちもち感が生まれます。そして、噛むほどに広がるやさしい甘み。おかずなしでも美味しくいただける炊きたての白いごはんのように、このパンをそのまま何もつけずに味わっても十分に美味しさを感じられるような満足感があります。小麦粉の味わいを引き出した「湯種食パン」は、誰が味わっても飽きのこないような、毎日食べたくなる理想の食パンと言えそうです。

「湯種食パン」(1斤300円)。材料がシンプルだからこそ、生地そのものの美味しさをダイレクトに感じることができる食パンです
峯田さん
峯田さん
「毎日同じようなパンを焼き上げることを目指していますが、思うようにならないところが難しさでもあり、パンづくりの面白さでもありますね。湯種食パンはもちもち感とほんのりとした甘さで、一度買っていただくとリピーターになっていただく方も多いです。何年経っても飽きない、ずっと食べ続けたくなるようなパンを焼き続けたいですね」

焼き上げるのは1日に100本。焼き上がり時間にお客さんが訪れる

「湯種食パン」を焼くのは朝、昼、夕方の1日に3回、計100本焼いています。それでも、人気ナンバーワンの食パンだけあって店頭に並ぶとたちまち売れていき、あっという間に売り切れてしまうこともめずらしくありません。近隣の方たちにとって、この食パンが日々の暮らしに欠かせないものであり、KOUBでパンを買い求めることが日常になっている表れとも言えるでしょう。食パンの種類ごとに焼き上がり時間が決まっているので、あらかじめチェックしておくとよさそう。

パンの焼き上がり時間を明記した用紙(持ち帰り可)を用意しているほか、店内にもわかりやすく表示されています

いつもの味に仕上げるために生地に合わせて見極める

店内奥にある工房は、タイマーの音や焼き上がりを知らせるブザーが鳴ったり、焼きたてを提供するためにフル稼働。「湯種食パン」を仕込んでから焼き上がるまでには、4時間ほどかかります。その日の天候や気温によってパンは表情を変えるため、仕上がりを均一な状態にするのが難しいところ。こねるときの力加減や発酵時間などを調整して、生地の状態を絶えずチェックしながら、いつも同じ味を提供できるようベストを尽くしているのです。

湯種食パンに用いる材料は、小麦粉、湯種、バター、砂糖、塩
もちもち食感のもとになる「湯種」は、小麦粉に砂糖と塩を加えて熱湯で練ったもの
生地の状態をチェックしながら、ひとつひとつの作業をていねいに行うことで美味しいパンが出来あがります
峯田さん
峯田さん
「同じ工程でつくっても、生地は季節やその日の天候などによっても左右されます。こうして空気を抜いて、成形しやすい形に丸めながら発酵の具合を感じ取りながら、力の入れ具合を加減するのがポイントですね。毎日同じような出来になるように調整しています」

まずは焼かずにそのまま! もちろんトーストしても美味

「湯種食パン」のもちもち食感を存分に楽しみたいなら、購入当日はトーストせずにそのまま味わうのがおすすめ。しっとりふわっ、もちもちっとした食感が病みつきになり、食べるほどに止まらなくなりそうな衝動に駆られてしまうかも。でも、ここはぐっとこらえて我慢。翌日にトーストにして味わうと、表面のサクサクと中のふわふわを楽しむことができます。バターやジャムなどはどんなものとも相性がよいので、お好みでどうぞ。

焼きたての「湯種食パン」。焼き上がりから1時間ほど経つとスライスが可能になります

個性豊かな食パンを使った本日のサンドイッチもファン続出

焼きたての食パンでつくるサンドイッチも人気商品となっています。「湯種食パン」や「やまべ牛乳食パン」などの食パンを使ったサンドイッチは、一度味わうとリピーターになるお客さんも多数。パンにこだわるとサンドイッチはこんなにも美味しくなるなんて、とKOUBの食パンの美味しさに改めて気付かされそう。食べるたびに「地元にこのパン屋さんがあってよかった」としみじみ感じさせてくれるお店です。

写真手前が「湯種食パン」を使ったたまごサンド、奥の「やまべ牛乳食パン」を使ったたまごサンドも人気

取材メモ/湯種食パン以外の食パンも根強いファンが多く、ほかにもさまざまな人気パンがそろっており、旬のフルーツを使ったデニッシュやパンもぜひ味わいたいところです。テイクアウトのコーヒー、スープも販売しているので、忙しいときのランチや小腹が空いたときや、ちょっとひと息つきたいときのおやつなど、日々のいろんなシーンで利用したいお店です。

取材・文・撮影=佐藤寛子

月刊山形ZERO☆23

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