“ご縁”をつなぐ、大宮氷川神社近くのクラフトビール醸造所
2019/03/07
武蔵一宮 氷川神社参道の近く、珍しいまちなかにあるこだわりのクラフトビール醸造所「氷川ブリュワリー」。人と人との“ご縁”をつなぐコミュニティスペースとして、パブ「氷川の杜」を併設し、女性のおひとりさまから90代のシニアまで、多彩な人でにぎわっています。
ショッパー
地元愛から生まれたこだわりのクラフトビール。
何と醸造所は大宮の街なかに!!醸造所併設のブリューパブは、人々のくつろぎの場に。
「生まれ育った地域を誇れる名産品づくりを」氷川ブリュワリーのビール造りは、自身も氷川参道そばで生まれ育った菊池俊秀オーナーが温めてきた思いから始まりました。
2013年に大宮駅東口の大型商業施設が撤退した後、仲間たちとまちの衰退を危惧していた菊池さん。ちょうどビールの醸造体験を通じて自分なりのレシピを持っていたことから、「クラフトビールでまちを盛り上げよう」と決意しました。
「さいたま市ニュービジネス大賞2013」にエントリーし、11月、コミュニティビジネス賞を受賞。エントリーから受賞まで、たくさんの仲間が協力・サポートしてくれたことで、クラフトビールでのまちおこしはいつしか菊池さんだけでなくみんなの夢になっていました。
これを機に大手カメラメーカーの技術者だった菊池さんは早期退職し、翌2014年1月に氷川ブリュワリーを創設。8月6日にクラフトビール醸造所併設のブリューパブ「氷川の杜」で初蔵出しを行ない、人と人とをつなぐ温かなコミュニティスペースが大宮駅東口から徒歩7分の場所に誕生しました。
氷川の杜店内では、醸造所直結の10タップから多彩なクラフトビールを飲むことができ「都会のまちなかでいろいろ飲み比べられる」と人気。醸造担当者と対面し、ビールについて語り合えるのも魅力です。
こだわりのクラフトビールと美味しい料理♪
また、「地域との一体感を大切に」と、地元産の農産物等を活かしたオリジナルビールやビールによく合う料理を用意。代表的ビールは、地域の守り神、氷川神社をイメージした「氷川の杜」シリーズ。酵母の出す香りと程よい苦みが心地よく、柔らかな飲み口の「氷川の杜~Hana~」ハーフパイント648円、パイント1188円。贅沢に使用したホップのグレープフルーツのような香りと、後に続く程よい苦みが特徴の「氷川の杜~Ren~」ハーフパイント756円、パイント1404等。ビールが進むフードメニューも充実しています。
体ポカポカ!漢方製薬会社とコラボした「漢万エール」が女性に人気。
このほか地元の漢方製薬会社とのコラボから生まれた新感覚の「漢万エール」は、シナモン、朝鮮人参等体を温める5種の食材が使われ、「飲むとぽかぽかする」と女性に人気。冬限定で出していましたが、「夏場のエアコンの冷え対策に」等のリクエストが多く、通年で楽しめるようにしました。ハーフパイント756円。パイント1404円。温かいのに泡も楽しめる漢万ホット・エールはカップ756円。
氷川の杜シリーズはギフトにも人気。地元のデザイナーによるラベルは、「ご縁を大切に」と水引きのイメージで作られました。「ごあいさつやハレの日に使っていただけたら」と菊池さん。4種類(各330ml)がいずれも800円。
熱心なオリジナルビールの研究とともに今年は醸造設備も進化、拡張予定。ここを起点にますます“ご縁”が広がっていくことを願っています。
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