パン消費量日本一!パン王子お墨付き「京都の絶品パン」5選

パン消費量日本一!パン王子お墨付き「京都の絶品パン」5選

2019/03/13

実は、パンの消費量が日本一の京都。その消費量は全国平均の約1.4倍にものぼり、いたるところにパン屋が点在しています。そんなパン激戦区・京都でおすすめのパンを、パン王子として活躍するパンシェルジュ・浅香正和さんにお伺いしました。

Yahoo!ライフマガジン編集部

Yahoo!ライフマガジン編集部

パン消費量日本一!京都のパン文化と絶品パンをパン王子が徹底解説

\教えてくれるのはこの人!/

浅香正和(パン王子/パンシェルジュ)

浅香正和(パン王子/パンシェルジュ)

パンシェルジュ1級/パンコーディネーター/食品衛生責任者

個性が光る京都の絶品パン5つを選出いただきました

昔ながらのパン屋と新しいパン屋が融合する街

パン王子・浅香正和さん
パン王子・浅香正和さん
「京都でパン屋巡りをしていると『融合』という言葉を連想します。京都は建造物に規制があり、それ故に街並全体が『京都らしさ』という統一感で保たれています。規制の中にありながらも個性的な店舗が多く、レトロ感と新しさが融合する空間であることを感じます」

ーー確かに、昔ながらのレトロなパン屋もスタイリッシュでモダンなパン屋も、上手く京都の風景に溶け込んでいるように感じます。

パン王子・浅香正和さん
パン王子・浅香正和さん
「レトロといえば、京都を代表するパン屋のひとつである『まるき製パン所』。幼い頃、学校帰りにふと立ち寄った駄菓子屋を彷彿させるような懐かしさが、たまらなく愛おしいです。そして京都のパンの歴史を語る上で外せないのが1948年創業の『志津屋』と1913年創業の『進々堂製パン』。奥様の志津子さんの名前が社名の由来である『志津屋』は、戦後の食糧難の中で京都の暮らしを支えてきました。一方『進々堂』は、日本人のパン職人として初めてフランスに渡り、本場のバゲットのおいしさを伝えたことで知られています」
パンを見つめる王子

ーーその2店は県外の人でも知っているほど有名ですよね。街の至る所に店舗があり、駅ナカでも買えるので、お土産にされる方も多いです。パンの街として注目されている京都ですが、今後はどのように見ていらっしゃいますか?

パン王子・浅香正和さん
パン王子・浅香正和さん
「京都府が古民家の活用促進を後押ししている事もあり、今後は古民家をリノベーションしたパン屋の新規出店が加速すると考えています。個人的には、万博開催などによるインバウンド効果や在留外国人増加によるパン需要の高まりに期待を寄せていますね」

ーー世間では空前の食パンブームと言われており、関西でも高級食パンを扱う店が増えていますね。

パン王子・浅香正和さん
パン王子・浅香正和さん
「街には食パン専門店が増え、『贈答品』としてのポジションを確立しました。高級食パンと言うものの、1000円を切る価格で、贈答品としてはお手頃感があり、型崩れしづらいことやケーキなどに比べ、日持ちがするという点も最適です」

ーー確かにちょとした手土産に最適ですね。京都ではいかがでしょうか?

パン王子・浅香正和さん
パン王子・浅香正和さん
「食パンブームを考察すると記憶に深く刻まれているのが、京都で巻き起こった『デニッシュ食パンブーム』。トーストせずにそのまま食べてもおいしく、マーブル模様の多種多様な味のデニッシュ食パンが登場した事を今でも覚えています。現在、京都にある食パン専門店は他府県からの参入のブランドが多いです。私自身もパン屋さん巡りで購入した京都のパンを友人にプレゼントをしたり、お土産パンとして家族と分け合うことがよくあります。京都の個人店には魅力的なパンが多く、贈られた人は「京都ブランド」としての価値を十分に感じるようです」

パン王子お墨付き!京都のおすすめパン5選

京のおだしパン(「ワルダー Walder」・京都市中京区)

「京のおだしパン」(216円/税込)
パン王子・浅香正和さん
パン王子・浅香正和さん
「かつおとこんぶで出汁をとり、生地に桜エビを練り込んだあっさりとした和風パン。生地からふんわりとかつおぶしの香りが漂います。分け合いながら食べるのも楽しいです」

にぬき(ゆで玉子)&チーズ ポークソーセージ 塩麹フランスサンド(「ブランジュリーまっしゅ京都」・京都市下京区)

「にぬき(ゆで玉子)&チーズ ポークソーセージ 塩麹フランスサンド」(250円/税別)
パン王子・浅香正和さん
パン王子・浅香正和さん
「京都らしい『煮抜き』という表現と見た目の美しさに一目惚れ。しっかりとした噛み心地のパン生地に、サンドされたポークソーセージとチーズの相性は抜群。塩麹の旨みが次の一口を誘引します」

エンゼル・ノア(「手作りパン工房 coneruya コネルヤ」・京都市中京区)

「エンゼル・ノア」(194円/税別)
パン王子・浅香正和さん
パン王子・浅香正和さん
「ぷるんぷるんのやわらかな食感のパン生地。たっぷりの甘さと驚きのしっとり感。パン生地の中からゴツゴツっとしたクルミの食感が登場します。大きめサイズなのにペロリと完食してしまいます」

カルネ(「志津屋 本店」・京都市右京区)

「カルネ」(190円/税込)
パン王子・浅香正和さん
パン王子・浅香正和さん
「京都のパンの代表的存在。歯切れの良い、噛み応えのある生地にサンドされたシャキッとした食感の玉ねぎとハムの肉感がいい。ほんのり香るマーガリンとそれぞれの塩味が旨味へとつながっていきます。引き算の美学を感じるパンですね」

求肥あんサンド(「ブレッド ツクネ」・京都市左京区)

「求肥あんサンド」(151円/税込)※季節により限定あんに変更の場合あり
パン王子・浅香正和さん
パン王子・浅香正和さん
「しっかりとした噛み応えのある生地に自家製のあんこと求肥をサンド。甘さ控え目のつぶつぶのあんこがたっぷりで、もっちりを堪能できるパンです。あんこ好きにはたまらない逸品です」

取材メモ/京都といえば、どこよりも「和」の街。そんな京都がパンの消費量1位とは一体!?と、パン消費量2位の兵庫県出身の私はライバル心をメラメラと燃やしながら取材を行いました。実際京都に行ってみると、パン屋の数が多いだけでなく、どこもハイレベルな味や見た目を誇り、パンの種類も多い。「さすが1位!恐れ入りました!」と感服しました。具材に和を取り入れたり、古民家や町家をリノベーションした店舗だったりと、京都らしいパン文化も随所に感じられました。実はコーヒーの消費量も1位である京都。おいしいコーヒーを片手にパン屋巡りをしてみてはいかがでしょうか?

取材・文/八尾里美
撮影/浅香正和・八尾里美

この記事を書いたライター情報

Yahoo!ライフマガジン編集部

Yahoo!ライフマガジン編集部

グルメ、おでかけ、イベントなど、ライフスタイルを豊かにする情報を編集部が厳選して紹介します。

おすすめのコンテンツ

連載