パン愛好家が選んだ5店! いま行くべき注目のパン屋はココ‼︎

パン愛好家が選んだ5店! いま行くべき注目のパン屋はココ‼︎

2019/03/12

食パン専門店の大ブームに、海外ブーランジェリーの出店ラッシュなど。動きの激しい東京のパンシーンで、本当に訪れるべき店を知りたい。パンおたくとパン好きモデルが、旬な店をナビゲートする。

Yahoo!ライフマガジン編集部

Yahoo!ライフマガジン編集部

\この5軒に注目!/
1.「ブリコラージュ ブレッド&カンパニー」(六本木)
2.「koe lobby」(渋谷)
3.「シゲルキッチン」(浅草橋)
4.「ホットケーキつるばみ舎」(経堂)
5.「シャポードパイユ」(西千葉)

今回はお互い、おすすめの商品を持ち込んで、パン談義に花を咲かせる(写真は「koe lobby」のバゲット)

\対談するのは、この2人!/

パン野ゆりさん

パン野ゆりさん

パン好きモデル

パンラボ・池田浩明さん

パンラボ・池田浩明さん

パンラボ主宰、パンおたく

対談の間には、試食タイムも(写真は「koe lobby」のバゲット)

身体が、“クロワッサン化”している!?

池田さん
池田さん
「山野さん、いや、パン野さんとお会いするのは、昨年のイベント以来でしたよね?」
パン野さん
パン野さん
「えーっ、違いますよ。先月、開店したばかりの店で、ばったり遭遇したじゃないですか」
モデルの山野ゆりさんではなく、パン野ゆりさんとしてのご登場
池田さん
池田さん
「そうだ、思い出した! いつも仕事でしか会わないから、『パン好きだといっても、結局、パンはマネージャーに買わせているのかな?』と疑っていたから(笑)。驚きましたよ、本当の山野ゆり、いやパン野ゆりさんが、パン屋にいる!って」
パン野さん
パン野さん
「ひどい(笑)。パンは自分で買いに行きますよ。お友達や仕事関係の方が、私がパン好きと知っていろいろ教えてくださるので、気になるお店は足を運んでチェックするようにしています」
池田さんが、山野さんとパンの出会いについて聞く
池田さん
池田さん
「パン野さんは、なぜパンに興味を持つようになったのですか?」
パン野さん
パン野さん
「小さい頃から、家庭での朝食は必ずパンで。あと母がよくパンを焼いてくれました。だからずっとパン好きだったのですが、パンシェルジュ検定に合格してから、ますますパン熱が高まりました。パンを食べるためだけに、パリに1カ月滞在したこともあります」
パン野さんがパンへの愛を語る
パン野さん
パン野さん
「パリにいる間は、たぶん毎日3食クロワッサンを食べていたと思います」
池田さん
池田さん
「3食クロワッサンですか! 人間の身体は1カ月で新陳代謝すると聞いたことがあります。そのときのパン野さん、身体がクロワッサン化していたんじゃないですか?(笑)」
パン野さん
パン野さん
「パン野ならぬ、“クロワッサン野”ゆり、ですか。池田さんも日々のパン食で、相当、身体がパン化しているでしょうから、いい勝負ですね(笑)」

おすすめのパン屋を紹介します!

1.「ブリコラージュ ブレッド&カンパニー」(六本木)

料理とパン、コーヒーの融合

まずはパン野さんがおすすめの店をご紹介
池田さん
池田さん
「ところでパン野さんは、今、どんなパンに注目しているのですか」
パン野さん
パン野さん
「レストランのパンに興味があって。最近(2019年1月)オープンした渋谷・ヒカリエの『メゾンカイザーテーブル』に足を運んだり、この間はエチオピア料理店にも行きました」
池田さん
池田さん
「エチオピアのパンいうと、インジェラをめしあがられたのですか?」
さすがパン好き2人。エチオピアのインジェラの話になった
パン野さん
パン野さん
「さすが池田さん、お詳しいですね。イネ科の穀物・テフの粉を水で溶き、発酵させた生地をクレープ状に焼き上げたのがインジェラです。ネットでは『雑巾のような味』と酷評されていますが、私はもともと酸味の強いドイツパンなども好きなので、おいしくいただきましたよ」
「ブリコラージュ ブレッド&カンパニー」には「ル シュクレクール」岩永歩氏監修のパンが並ぶ。「クロワッサン」や「ブレッサンヌ」などのヴィエノワズリーも販売
池田さん
池田さん
「ちなみに食事パンということで、普段使いされているパンカフェなどはありますか?」
パン野さん
パン野さん
「六本木『グランド ハイアット 東京』の向かいにある、『ブリコラージュ ブレッド&カンパニー』です。撮影の現場が終わった後、ひとりでパンを買いに行くこともあれば、仕事関係の方たちとダイニングで食事をすることも。空間も素敵なので、お連れすると必ず、喜んでいただけます」
「ブリコラージュ ブレッド」(1600円・税込)。小麦粉、ライ麦、塩、酵母だけで焼いた食事パンだ
池田さん
池田さん
「西麻布の二ツ星フレンチ『レフェルヴェソンス』の生江史伸シェフ監修の料理と、大阪・北新地の人気店『ル シュクレクール』のパン、それと『フグレントウキョウ』のコーヒー。トリプルコラボがいいですよね」
パン野さん
パン野さん
「私、『ブリコラージュブレッド』が大好きで、よく買います。でも、そのおいしさを堪能するなら、ダイニングでオープンサンドをいただくのがおすすめです」
池田さん
池田さん
「『ブリコラージュ ブレッド』もいいですが、僕はクロワッサンとカルダモンロールが好きなんですよね」
「ブリコラージュ ブレッド&カンパニー」の藤井匠シェフ。3月の魚オープンサンドは天然真鯛の西京味噌マリネ。紫キャベツのザワークラウトなども重ね、甘味・酸味・塩味・苦味・うま味の五味が口で合わさる一皿だ
「天然真鯛の西京味噌マリネ ザワークラウト 新タマネギ しば漬け」(1600円・税込)。かつおぶしや醤油麹も添えて。エアロプレス抽出の「ネルソン ラミレス」(520円・税込)はマンゴーのような果実感も

2018年6月に開業。「ル シュクレクール」岩永歩氏監修のパンを販売、また「フグレントウキョウ」のコーヒーもテイクアウトできる。ダイニングで食事パンとしても提供される「ブリコラージュ ブレッド」のもっちり食感は、食材の力を受け止めるには十分すぎるほど。マイルドな酸味も食事のアクセントになる。小麦粉、ライ麦、塩、酵母とシンプルな材料で焼き上げるため、毎日食べても飽きのこないパンだ。

ヘッドバリスタの森下偉雄さん。「フグレントウキョウ」のコーヒーは浅煎りで、フルーティーな飲み口が特徴的だ。より食事パンと合うように“ティーライク”、なめらかな口当たりに抽出することもあるという

ダイニングでいただく「ブリコラージュブレッド」のオープンサンドの具材は、月替わりの「卵」「野菜」「魚」「はちみつ」から選択可能。「お客さんに好評なので、魚はいつも刺身で提供します」と藤井匠シェフ。3月は天然真鯛が主役だ。五味全てを網羅した具材の層と一緒に食べれば、パンの酸と苦味で、おいしさがひとつにまとまる。食後には、酸味の爽やかなコーヒーを。食事の余韻を、より深めてくれることだろう。

他にもダイニングでは「レフェルヴェソンス」の生江史伸シェフ監修のカジュアルなコース(ブリコラージュブレッドのおかわり自由)、各種アラカルトメニューも。春先はテラス席の利用も心地よさそうだ

2. 「koe lobby」(渋谷)

バゲットを多彩に展開

パン野さん
パン野さん
「パンカフェといえば、渋谷のPARCO2跡地に2018年にオープンした『koe lobby』もいいですよね。アパレルのストライプインターナショナルさんの運営で、2階にショップがあるので、足を運んだことがあります。空間も素敵です」
「koe lobby」では、パンのテイクアウトが可能。ロビーでは、パンに合うメニューも揃う
池田さん
池田さん
「実は昨年から、パンラボと『koe lobby』がコラボして、パンをリニューアルしました。食パンなどのやわらかいパンが隆盛のご時勢、逆行してバゲットに商品展開を絞りました」
パン野さん
パン野さん
「ちょっと池田さん、パンを監修していたなら、もっと早く教えてくださいよ(笑)。食事パンの話から、自然と誘導されちゃった感じじゃないですか。ただ私、レーズンパンがお気に入りなので、バゲットにはあまり目が向いていなかったです」
左上から時計回りに「UMAMI バゲットMサイズ」(250円・税別)、「ワインレーズンのミルクフランス」(250円・税別)、「ゴルゴンゾーラハニー」(300円・税別)、うさ子(各220円・税別)
池田さん
池田さん
「今日はパン野さんに食べてもらおうと、いろいろと持ってきました。まずはバゲット。小麦はハルユタカ100%で、ガス窯でしっかり焼き上げています。北海道産ハルユタカと隠し味の麹があいまって、後引く旨味と甘さがあります」
「koe lobby」のバゲットに施した工夫について語る、池田さん
いつもパン切りナイフを持ち歩く池田さん。カットも手慣れたもの。感心しながら、手元を撮影するパン野さん
パン野さん
パン野さん
「わぁ。クラム(外皮の内側)まで、しっかり色がついている。うん、食感がもちもちで、しっかり小麦の味がしておいしいです」
池田さん
池田さん
「バゲットはシンプルな素材で作るので、何回食べてもおいしいと思えるはずです。パン担当の渡邊大シェフは、フランスでバゲットに魅せられ、製パンの腕を磨いた人。焼成する前に2日、低温長時間発酵させるなど、手間もかかっています」
クラムの色合いを確かめるパン野さん
パン野さん
パン野さん
「このウサギに見立てたパンも、バゲット生地でできているのですか?」
池田さん
池田さん
「あ、『うさ子』ですか? はい、これもバゲット生地です。そしてウサギの耳を型どったチョコは、フランス・ヴァローナ社の極上メダルチョコ。だから、おいしいに決まっていますよね。スペックで勝っているというか。そういう意味では、若干、卑怯な一品です(笑)」
「うさ子」のユニークさに、思わず笑みがこぼれるパン野さん
パン野さん
パン野さん
「なんだか、食べるのがかわいそう。(でも、心を鬼にして、かじってみる)。うん、たしかに卑怯な甘さです。間違えようのないおいしさというか」
池田さん
池田さん
「パン野さんに喜んでもらえて、嬉しいです。そうだ、これはバレンタインデー限定ですが(対談の撮影日は2月13日)、『天使のオープンハート』という商品を持って、一緒に記念撮影してもらえませんか」
パン野さん
パン野さん
「この商品もかわいい。いいですよ。記念撮影しましょう」
池田さん
池田さん
「いや贅沢だなぁ、プロのモデルさんと撮影できるなんて」
まずはカウンターごしに、ハートのリング!
もう一丁、ハートのリング! 2人とも楽しそう

「hotel koe tokyo」1階にある「koe lobby」。さまざまな見た目、フレーバーのパンを販売するが、これらは全てバゲット生地から焼き上げた商品。3月からは国産小麦・はるゆたかを使用する。計4日かけ、バゲットを焼き上げる渡邊大シェフ。もっちり食感ながら口どけがよく、小麦の香りも濃い。料理は代官山の人気フレンチビストロ「Ata」の掛川哲司シェフが監修。ぜひ渡邊さんのバゲットと合わせたい。

「うさ子」などユニークなネーミングは、パンラボの池田さん監修によるもの。バゲットに使う国産小麦は、時期によって異なる
渋谷の公園通り沿い「PARCO2」跡地にオープン。イベントにより、内観・外観ともさまざまな印象に変化する

3.「シゲルキッチン」(浅草橋)

焼き鳥屋のフレンチトースト

「天使のオープンハート」の記念撮影を挟んで、対談の再開です
パン野さん
パン野さん
「『koe lobby』さんの話のときにも出ましたけれど、食パンは相変わらずブームですよね。あちこちに専門店ができています。私はどちらかというと、食パンを使ったサンドイッチにも興味がありますね」
池田さん
池田さん
「サンドイッチもバラエティ豊かになって、フィリングが多様化していますよね。どこか気になるお店はありますか?」
サンドイッチの話で盛り上がる2人
パン野さん
パン野さん
「浅草橋に『シゲルキッチン』というサンドイッチ専門店があって、仕事がお休みの日に足を伸ばします。『柳ばし鳥茂』という昭和から続く焼き鳥店が、2017年にオープンした店で、『ペリカン』の食パンを使用。つくねのサンドイッチが人気なんです」
池田さん
池田さん
「わぁ、今度行ってみたいと思ってたんです!」
パン野さん
パン野さん
「実は今日、その『シゲルキッチン』の商品を持ってきました!」
浅草橋「シゲルキッチン」はメニューのテイクアウトが可能
池田さん
池田さん
「あれ!? サンドイッチじゃない。これ、フレンチトースト?
パン野さん
パン野さん
「そうなんです。私、このフレンチトーストが好きで。お店でも結構な人気あるんですよ」
池田さん
池田さん
「この厚揚げのような外見、耳のあたりのキャラメリゼも、そそりますね。いただいてもいいですか?」
パン野さん
パン野さん
「どうぞ!」
池田さんにすすめながら、自分もいただくパン野さん
池田さん
池田さん
「ふるふるした食感がグッドですね。ベーコンと一緒に食べると、耳のキャラメリゼ&カリカリベーコンで、ダブルメイラード反応のうまみ。甘じょっぱいおいしさもいい」
パン野さん
パン野さん
「まるでプリンのような食感ですよね。シナモンも良いアクセントになっています。『シゲルキッチン』に行くと、つくねサンドとフレンチトースト、両方を食べたくなるのですが。ボリュームがあるので、どちらかしか頼めなくて。いつも悩むんですよね」
「フレンチトーストとベーコン」(980円)。「『柳ばし鳥茂』と『ペリカン』。下町で昔から愛されているお店のコラボ、というのもいいですよね」とパン野さんは言う
「鳥茂のつくね たれ」(980円・税込)。つなぎを使わないつくねは、食べ応え充分。甘じょっぱいタレが食欲をそそる。野菜の下処理も抜かりなく、新鮮そのものだ。「しお」も人気だ

「焼き鳥屋が始めるなら、弁当屋じゃなく、サンドイッチ屋がいいなぁと思って」。「シゲルキッチン」店主で、「柳ばし鳥茂」二代目の原田久美子さんは言う。両親の代から、継ぎ足しで守り続けた秘伝のタレ。そのおいしさを、若い人にも知ってほしい。サンドイッチ「鳥茂のつくね たれ」に込めた原田さんの思いは着実に浸透中。女性を中心に連日、多くのお客が足を運んでいる。

「柳ばし鳥茂」二代目・原田久美子さん。「サンドイッチを通して『鳥茂』のファンを増やしたい」。夜は鳥茂の厨房に立つため、定休日の木曜以外の平日は、昼のみの営業

「BLTC(チーズ)」やスモークサーモンなど、サンドイッチは10種ほど揃うが、隠れた人気メニューが「フレンチトーストとベーコン」だ。「ペリカン」の食パンは贅沢に厚目にカット。生クリーム多めでリッチな味わいに仕上げ、食感もぷるぷるだ。全てのメニューが持ち帰り可能なので、つくねサンドとフレンチトーストで悩んだら、どちらかをテイクアウトするのもいいだろう。

カウンター席がある。サンドイッチに暖かいコーヒー、もしくは紅茶がついた「ランチセット」(1200円・税込)もある

4.「ホットケーキつるばみ舎」(経堂)

ホットケーキの玉子サンド

池田さん
池田さん
「サンドイッチといえば、フルーツサンドの人気もすごいですよね。フルーツの仕入れ、下ごしらえが大変なうえ、商品の性質上、作りおきもできないから、どこのお店も限定販売。連日の売り切れで需給が逼迫し、さらにブームが加速しています」
パン野さん
パン野さん
「だから人気店は、開店前から大行列なんですね。私も行きたいお店に入れずで困っています」
フルーツサンドの良店を思い出した池田さん
池田さん
池田さん
「そういえば。すごく良いフルーツサンドのお店を思い出しました。経堂にある『つるばみ舎』というホットケーキ屋です。こちらのお店、玉子サラダを銅板で焼いたホットケーキで挟んで提供するんです」
パン野さん
パン野さん
ホットケーキで玉子サンド!? 斬新すぎて、絵が思い浮かばないです。でも、なんだかおいしそうですね」
「ホットケーキのたまごサンド」(780円・税込)。フルーツ小皿が付くのも嬉しい。1日8食限定
池田さん
池田さん
「ハムカツサンドもあるんですが、銅板で食パンを焼いて挟むので、パンの香ばしいこと。友達と行って、これら3皿、シェアして食べるべきです。僕は1人で、3つとも食べちゃうんですけれど(笑)」
パン野さん
パン野さん
「フルーツサンド、玉子サンド、ハムカツサンド。私も全部、食べたいです」
カウンター席に座れば、銅板から立ち込める甘い香りに包まれることだろう

焼き上がったホットケーキに切り込みを入れ、玉子サラダをはさむ。生地は銅板でムラなく、パリッと焼き上げられているから、型崩れはなし。断面を眺めていると、まるでUFOのようだ。立体的なビジュアルに食べるのがもったいないと思いつつかぶりつくと、マヨネーズの塩味とホットケーキの甘味が好相性。思いもしなかった組み合わせは必然だったと気づく。

5月の大型連休までは、イチゴはとちおとめを使用するそう
「フルーツサンド」(780円・税込)。イチゴのほか、キウイ、メロン、イチジク、ブドウ、パイン、バナナが挟まれている。1日10食限定

「フルーツサンド」には旬を盛り込んで。初春から5月の大型連休までは、イチゴが主役だ。生クリームも食感のなめらかさ、リッチさにこだわり、動物性100%のを使用。「ホットケーキの生地も砂糖、牛乳、卵など、本当にシンプルな配合。うちには特別な調理法なんてないんですよ」と店主の冬木透さん。その自然体こそが、まっとうな甘さ、おいしさを生むのだろう。

店内には木のテーブルと椅子が並び、落ち着いた雰囲気。甘い匂いに隠れて、コーヒーの香りも立ち込める
マンションの1階に店舗はある。ちなみに「ハムカツサンド」(780円・税込)も1日8食限定だ

5.「シャポードパイユ」(西千葉)

バゲットサンドをリヤカーで販売!?

「シャポードパイユ」店主の神岡修さん。リヤカー販売は西千葉駅南口で6時半〜8時半頃まで(定休日の火曜以外)。3月からは場所が千葉駅近辺に変わる可能性も。お店のFacebookを確認すること
パン野さん
パン野さん
「そういえば。私、千葉に行ってみたいフルーツサンドの店があるのを思い出しました。友人から教えてもらったのですが、最寄駅から50分かかるんです」
池田さん
池田さん
「それ、最寄りっていうんですか(笑)。(パン野さんのスマホの情報を見て)、あっ、でもおいしそう。ちなみに今、千葉で面白いパン屋が増えているのをご存じですか? 気鋭の店主が続々と開業しているんです」
この日は「自家製ハムとアボカド・トマト」(350円・税込)などを販売
パン野さん
パン野さん
「今は千葉に熱視線なんですね。ぜひ、注目のお店を教えていただけませんか。さっき言ったフルーツサンドのお店に伺った際に、足を運んでみたいなぁと」
池田さん
池田さん
「早朝の西千葉駅に行けば、面白い光景に出会えます。2018年、中目黒からこの地に移転した『シャポードパイユ』。神岡修シェフ自身が早朝から駅前で、バゲットサンドとクロワッサンサンドをリヤカーにのせて販売しているんです」
「フランスのパンのことはよくわからないけど、おいしいから買う」と常連のお客さんが言う
パン野さん
パン野さん
「リヤカーでバゲットサンドを販売? 業態だけ聞くと、驚きが隠せません」
池田さん
池田さん
「神岡さんは自分でパンも焼いています。パティシエの勉強をしに、フランスに留学していますから、腕は確かなんです。しかも値段を抑えるため、ハムなどは自家製に。非常に良心的な価格設定なんです」
パン野さん
パン野さん
「それにしても、パン屋だけでなく、カフェ、そしてリヤカー販売まで! 池田さんの守備範囲は本当に広い。すごいです」
「フランスパン、サンドイッチ」の幟が、西千葉駅南口でひときわ目立つ
8時半ごろにリヤカー販売終了。店舗に戻る

池田さん曰く、実は神岡さんは以前も、リヤカーでバゲットサンドを売っていた。中目黒に「シャポードパイユ」をオープンする前の話だ。開店資金を稼ぐべく、夜中にカフェの厨房を借りてパンづくり。それを早朝、中野駅前でリヤカーにのせて売り、夢を叶えたそうだ。「今はバイトの子がいるので、僕がリヤカーを引くのは週1回だけ。それでも原点に帰ったような気持ちになります」と神岡さんは言う。

西千葉駅から徒歩5分ほどにある、シャポードバイユの店構え。中目黒のときより広くなり、厨房も使いやすくなった
左が「自家製ハムとアボカド・トマト」。トマトの酸味とアボカドのコク、ハムの塩味が好相性。バゲットも小麦の風味が豊か。右のクロワッサンサンドは自家製ハムとエメンタールチーズ入り(350円・税込)

中目黒のときよりお店も広くなり、できることが増えた。「イート・インがあるので、コーヒー、お酒を提供しています」。神岡さんのサンドイッチはワインを呼ぶ味わい。歓喜の声を上げたお客も多いだろう。今後は焼菓子にも力を入れていきたいそう。駅前でのリヤカー販売は、通りすがりの人が神岡さんの味づくりを知る、いいきっかけになりそうだ。

神岡さんの今後の味つくりに期待だ
楽しいパン対談も、いよいよ終わり
パン野さん
パン野さん
「池田さんって、ものすごい知識量ですけど、どうやって情報収拾されているのですか?」
池田さん
池田さん
「もちろんシェフからの情報もありますが、雑誌もチェックします。『知らない店、載っているかな?』と期待しながら。あとはInstagramで『#パン』『#パン屋』などのハッシュタグをフォローします」
最後も「天使のオープンハート」を持って記念撮影です
パン野さん
パン野さん
「Instagramで、そんなことできるんですか? 登録方法を教えてほしいです」
池田さん
池田さん
「フォローしたいハッシュタグを検索、もしくは投稿内にあるハッシュタグをタップして、ハッシュタグを表示させます。あとは『フォローする』を押すだけです」
パン野さん
パン野さん
「(スマートフォンを操作しながら)あっ、簡単にフォローできますね。私もハッシュタグを駆使して、パン屋さんの情報収拾に勤しみます!」
池田さん
池田さん
「次回の対談実現が待ち遠しいです。またたくさん、パンの話をしたいですね」

取材・文/岡野孝次 撮影/オオモトケンジ

この記事を書いたライター情報

Yahoo!ライフマガジン編集部

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グルメ、おでかけ、イベントなど、ライフスタイルを豊かにする情報を編集部が厳選して紹介します。

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