宮崎県の都井岬に、野生の馬に会いに行こう!

2019/03/15

宮崎県の都井岬に、野生の馬に会いに行こう!

九州は宮崎県の南部、日向灘の下に太平洋に突き出した「都井岬」に「御崎馬」と呼ばれる野生の馬が居ると聞いたので、行ってみました。

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都井岬と野生の馬「御崎馬」

都井岬 日本でも数少ない野生の馬に出会える場所として知られています

九州は宮崎県の南部、日向灘の下に太平洋に突き出した「都井岬」があります。この都井岬一帯は、冬でも穏やかな気候で、ソテツも自生している地域。なんでも、ソテツが自生する場所としてはここが最北の地だとか。

そんな都井岬に「御崎馬」と呼ばれる野生の馬が居ると聞いたので、行ってみました。

都井岬 御崎馬と、大空を舞う鳶との共演

都井岬に着いたのは午前7時頃。

岬の入り口には、馬が岬から出るのを防ぐための「駒止めのゲート」が設けられていました。そのゲートを抜け、暫らく走ると広々とした駐車場のような場所に出ます。

岬へと続く道にあるゲートを抜けると草原や路肩、そして道路の上にまで、自由な姿でのびのびと寛いでいる姿を目にすることができます

そちらに車を止めてから、丘を目指して歩きはじめました。

想像していたよりも、そこかしこに馬がいます。みな、草を食んだり、時折顔を上げたりしながら思い思いに過ごしています。動物園などで見る表情とは違う、のびやかで開放的な表情。その生命力や肉体美の美しさ。

都井岬と御崎馬

この野生馬は、北海道の道産子や長野県の木曽馬、長崎県の対州馬などとならぶ、今や絶滅が危ぶまれている希少な日本在来馬の一つで、江戸時代に高鍋藩秋月家が軍用馬として飼育するために放牧を始めたものが半野生化したとされるもの。「御崎馬」と呼ばれ天然記念物にも指定されているのです。

現在は、岬の出入り口にゲートを設けて馬たちが町の中に行かないよう管理はしているものの、直接誰かが面倒を見るというわけではなく、基本的にはほぼ野生の状態で100頭程が暮らしているのだそうです。

御崎馬

馬によっては、痩せこけていて毛並みも悪く、つやもなく、たてがみも絡まっています。サラブレッドのように毛並みの美しさや筋肉のハリ、というものには多少かけているのかもしれません。しかし、圧倒的に自由でのびのびとしています。

野生ゆえの警戒心を背中に漂わせながらも、海の見える青々とした草原の中を自由に駆け回り、寝転がり、そして草を食んでいるその姿は、見ているだけでほのぼのします。

御崎馬
御崎馬
御崎馬
海をバックに雄大で美しい風景の中、のんびりと草をはむ野生馬たち

そんな都井岬の馬たちの出産シーズンは春~夏にかけてとのことで、特に4月~5月頃には仔馬が多く生まれるそうです。

天気さえよければ、青い空と緑の草原、そしてすぐ向こうに綺麗な海が見える絶好の環境で、草を食んでいる可愛い仔馬たちに出会えるかもしれません。動物好き、馬好きの方、そして美しい風景を楽しみたい方は、是非、足を運んでみてくださいね。

御崎馬

Memo

都井岬へ訪れる際は、スピードを出し過ぎず、また、道路上で行く手を遮っていても、クラクションを鳴らしたりせずに、温かく見守るスタンスで。また、馬は正面を向いたまま、後ろを見ることができる(視野は350度!)ので、決して後ろから近づいたりしないように注意してくださいね。

御崎馬

「都井岬」 DATA

場所: 宮崎県串間市都井岬
交通(電車): JR日南線串間駅から宮崎交通バス都井岬観光ホテル行で約40分、終点下車すぐ。またはJR串間駅からタクシーで40分
交通(車):宮崎道都城ICから国道220・10・448号経由で71km、約100分
駐車場 都井岬ビジターセンター駐車場(20台)、都井岬灯台駐車場(100台)/無料
料金:岬入り口にて、御崎馬保護育成協力金 車 400円(1台)バイク 100円(1台)
問い合わせ: 0987-76-1546 うまの館都井岬ビジターセンター

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