角煮がゴロッ!新潟・長岡市で愛される町中華のラーメン

2019/03/20

角煮がゴロッ!新潟・長岡市で愛される町中華のラーメン

ふと恋しくなる、町中華のラーメン。新潟県には地元で愛され続ける名店や老舗の町中華があります。今回紹介するのは、長岡市でお馴染みの「龍圓 新保店」さん。口の中でホロッとほどける角煮がのった「角煮そば」です。

月刊新潟Komachi

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創意工夫で生まれた、長岡で愛される味

龍圓(りゅうえん) 新保店/長岡市

ご主人の丸山博司さんは、もともとレストランの料理人
「16歳の時に長岡市内の百貨店に就職して、中華料理部門に配属されました。今思うと、これが中華料理店を始めるきっかけでした。配属が洋食部門なら洋食屋だったかもしれません」と昔を振り返ります。

 

昭和40年頃、長岡市周辺では中華料理店はほとんどなく、中華といえばラーメンギョーザが一般的。
ひたすらラーメンとギョーザを作り続ける中で、「もっとメニューのレパートリーを増やしたい」と、22歳横浜へ上京しました。

腕を磨いて故郷の長岡に戻ってきた丸山さんは、JR長岡駅前で開業。ラーメン専門店が多い長岡エリアで中華料理身近に感じてもらいたいと、修業で得た一品料理の技術を、ラーメンに応用しようと専心。その代表作「角煮そば」です。

うま味をギュッと凝縮させた角煮は口の中でホロッとほどける。「角煮そば」(900円)

長岡はラーメン好きの人が多いので、人気料理だった『豚の角煮』ラーメンの上にのせました」。
初めての人でも受け入れてもらえるようにと、クセが強く、あまりなじみのなかったニッキや八角などの香辛料使用せずに、角煮のうま味だけで勝負。上品な甘みを感じる脂が、シンプルな清湯(チンタン)スープにコクを与え、奥深い味わいに仕上がっています。
当時、まだ誰も見たことのない個性的なラーメンは、またたく間に評判に。
丸山さんのアイデアが幅広い世代の支持を集め、創業から40年近くたつ今でも一番の人気メニューです。

「塩高菜そば」(850円)も一品料理をラーメンに応用したメニューだ

そんな丸山さんのラーメンに魅了され、弟子になりたい料理人も多かったそう。
「弟子は全部で24人いましたね。独立して柏崎市や燕市などで自分の店を開いています」。
現在でも、「日本中国料理協会」新潟県支部長を務めながら、料理人向けの講習会の講師も行っています。
「料理の世界は死ぬまで勉強だね」と謙虚に笑う丸山さんは、なんと御年69歳。今日も年齢を感じさせない見事な腕さばきで、ファンの胃袋を満たしています。

「辛し餃子」(600円)。モチモチの水ギョーザにピリ辛ダレがベストマッチ
主婦向けの料理教室も定期的に開催している。平成29年にはその功績も認められ、厚生労働大臣表彰を受賞するという快挙を成し遂げた

長岡で愛される「角煮そば」。
ご主人が修業を終えて長岡に開業した当時、地元の人に親しんでもらおうと、相当創意工夫をしたのではないでしょうか。
その苦労や努力が、今長岡で愛される味になっています。

ぜひ、お近くにお越しの際には、こちらの「角煮そば」、味わってみてはいかがでしょう。

※掲載の情報は、取材当時のものです。

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