弘前城(弘前公園)の桜の美しさの秘密!?桜はりんごと同じ?

2019/03/26

弘前城(弘前公園)の桜の美しさの秘密!?桜はりんごと同じ?

豪華絢爛な迫力の桜の風景を見ることのできる青森県弘前市の弘前城(弘前公園)の桜。その風景は一度見たら忘れられない絶景です。なぜ、あれほどまでに弘前城の桜は美しいのでしょうか。その秘密に迫ってみました。

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弘前城の桜の美しさの秘密

弘前城(弘前公園)の桜

青森県弘前市にある弘前城。弘前藩主であった津軽氏が代々居城としてきた城です。

その弘前城は、青森のみならず、全国的に見ても指折りの桜の名所として知られています。

弘前城(弘前公園)の桜

実際に弘前城に足を運んだことがない方でも、一度くらいはテレビや雑誌、インターネットなどでその光景をご覧になったことがあるのではないでしょうか。

弘前城(弘前公園)の桜

そもそも満開の桜はどこで見てもきれいで美しい存在ではありますが、弘前城で見る桜は、一段か二段レベルが違うというか、ボリュームがすごいというか、他所で見る桜の美しさに輪をかけて美しいのです。ゴージャスで豊満。それでいて可憐さや可愛らしさも併せ持っています。

一体、なぜ弘前城の桜はこれほどまでに美しいのでしょうか。

弘前城(弘前公園)の桜

その秘密は青森の特産品・名産品であるリンゴにありました。

弘前の桜とりんごの関係

弘前城(弘前公園)の桜

弘前城の桜は、津軽藩士が正徳5年(1715年)、京都からカスミザクラなど、25本の苗木を持ち込んで城内に植えたのが始まりと言われています。

江戸時代には綺麗に花を咲かせていたであろうそれらの桜ですが、明治維新の後、各地の数多の城が廃城へと突き進む世相の中、弘前城内も廃れ、桜も心無い人々に伐採されたりしてしまいました。

弘前城(弘前公園)の桜

しかし、その状況に心を痛めた元藩士らを中心とした有志の手により、1882年に1000本ものソメイヨシノが植樹され、1895年には城跡が「弘前公園」として一般に開放されるようになりました。さらに市民などの手によって徐々に増えていった桜は、2600本を数えるまでになります。

弘前城(弘前公園)の桜

ところで、桜はりんごと同じバラ科の植物だというのをご存知でしょうか。

そうです。津軽といえば全国にその名が知れ渡るりんごの名産地。
このりんご栽培で培われた剪定技術こそが、弘前城の桜の美しさの秘密なのです。

弘前城(弘前公園)の桜

一般的に「桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿」といわれ、桜の枝は切ってはいけないものとされてきました。これは桜が病気に弱く、切り口から雑菌が入って弱ってしまうからとも言われます。

弘前城(弘前公園)の桜

ところが、りんご農家を営む者が多かった弘前城の桜の管理人たちは、ある時、弱った桜の古木をりんごの木の剪定と同じ方法でばっさりと剪定してしまったそうです。

ところがどうでしょう。丸裸になってしまった桜が、翌年には勢いを取り戻し、より美しく花を咲かせるようになったのだそうです。

弘前城(弘前公園)の桜

それ以来、弘前城の桜は、剪定が積極的に行われるようになり、さらにはより沢山の花芽が付くような方法を取った結果、現在見られるような豊かなボリュームの桜となったのだそうです。

弘前城(弘前公園)の桜

「いけない」とされていた方法で、結果的に「さらに桜を美しくしてしまった」津軽のりんご農家の人々の技術と心構えのおかげで、私達は弘前城の素晴らしい桜を見ることができる、というわけです。

弘前城(弘前公園)の桜
一般的に3~4個と言われる桜の花芽が、弘前城の桜の場合は5~7個あり、そのため見た目にもボリュームがあり、ゴージャスにみえる
弘前城(弘前公園)の桜

というわけで、「弘前城の桜の美しさの秘密」いかがでしたでしょうか。

例年、弘前城の桜のシーズンは4月の中旬頃からです。是非、弘前まで足を運んで、「桜名所100選」にも選ばれている弘前城の桜を実際にご覧になってみてくださいね。

ちなみに年にもよりますが、お堀一面が散った桜の花びらで埋まる絶景「花筏」は4月の下旬頃に見られます。

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