伝統的な和蝋燭がおしゃれインテリアに!?優しい灯りに癒されて

伝統的な和蝋燭がおしゃれインテリアに!?優しい灯りに癒されて

2019/03/24

福井県で指定されている郷土工芸品28品目の中から、今回は越前和蝋燭(えちぜんわろうそく)をご紹介!お仏壇だけでなく、お部屋のインテリアにもぴったりなおしゃれ和蝋燭もありますよ。

Dearふくい

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郷土工芸品・越前和蝋燭とは?小大黒屋が手がけるおしゃれ和蝋燭も必見!

平成6年10月14日に福井県の郷土工芸品に指定された越前和蝋燭。今回は、地元にある曹洞宗の大本山『永平寺』なども御用達の和ろうそく専門店『小大黒屋』さんにお話を伺いました。

まず、小大黒屋さんが考える和蝋燭の定義には、主に『ロウの材料が植物』、『芯が和紙』という2つのポイントがあります。

和蝋燭を作る様子

昔ながらの和ろうそくだと、ろうにはハゼの実から抽出した油を使うことが多かったそうです。ハゼの種の皮の部分に油があり、蒸して絞ることにより抽出された油脂を、型に流し込んで形成します。

芯を作る様子

芯は、薄い和紙を棒に巻きつけ、さらにイ草の芯(髄)を巻いて蝋で固めて作ります。

ちなみにキャンドルの芯は糸でできています。

越前和蝋燭

和ろうそくというと、このように真ん中のくびれたろうそくをイメージするかもしれませんが、宗派によって形や色が違います。(※和ろうそくはお寺など、仏教がからむ場面で使われることが多いです)

洋風のキャンドルは、火をつけるとどんどんろうが垂れていきますよね。しかし、和ろうそくは上にたまりがあるため、ろうが垂れることが少ないです。

越前和蝋燭

小大黒屋では、全て手作業でこれらの形を作り出しているんだそう。

越前和蝋燭を削る様子

また、小大黒屋の店頭には、朱色と生成り色の越前和蝋燭が並んでいました。

越前和蝋燭

福井では主に生成り色の和蝋燭が使用されていますが、地域によっては色や形が違ったものが使用されています。

福井から加賀へ向けてだんだん色が薄くなり、小松の一部のエリアでは麻木(おがら)を使ったろうそくが使用されるなど、地域ごとにさまざまです。一方、福井から遠く離れた北海道でも同じ生成り色が使われています。

かつての福井県には北前船(北海道から日本海を通って大阪などへ荷物を運んだ船)の寄港地がいくつもあり、越前和蝋燭も、北前船で北海道に運ばれていました。

そのため、現在でも北海道から越前和蝋燭の注文を受けることもあるそうです。

小大黒屋にはおしゃれ和ろうそくも!

越前和蝋燭というとあまり身近には感じられませんが、小大黒屋では、インテリアやアロマとして使えるおしゃれな越前和蝋燭も手がけています。

その名も「灯之香(ほのか)」。

灯之香

これまでの和ろうそくの形を継承しつつも、デザインはかなり現代風。フローラル系(凛)、森林系(爽)など、香りつきのものもあるので、アロマキャンドルとしても使えます。

私も実際に使ってみましたが、とても上品な香りなので、キツイ匂いが苦手な方でも使いやすいと思います。

時間が経つと中心だけが溶けていくので、周りのロウ越しに見える柔らかな炎の光がとても綺麗です。

さらに、福井の伝統工芸品である越前和紙を巻いた大きなろうそくも。

灯之香

これなら自宅だけでなく、結婚式やパーティーにも使えそうですよね。2013年にグッドデザイン賞も受賞していますが、納得のおしゃれさです!

以下の記事では、
・灯之香ブランド立ち上げの経緯
・可愛らしい『絵ならべろうそく』の詳細
・和蝋燭が金箔の貼られた仏壇に優しいこと(福井県は浄土真宗を進行している人が多く、金箔が貼られた豪華な仏壇も多い)
・リラックス効果が期待できること
なども詳しく紹介しています。

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