多彩な“ハーブとスパイス”で魅せるタイ料理in八代/熊本
2019/03/31
現代のスタイリッシュな文化と古き良き伝統が交差するエリア、八代。歴史ある街並みの中に、新たな文化が根付き始めた面白い街だ。古き良きものを大切に守りながら新しいことにチャレンジする店や、伝統を守り続け現代へとつなぐ歴史ある温泉旅館などの「地元愛」をひしひしと感じてみてください。
シティ情報くまもと
クセになる旨味と辛さ。本格的なタイ料理で人生に刺激を!
アーケードから少し離れたところに位置する本格タイ料理のお店、「コップンカー食堂」。
店主の園原千代さんは、オーストラリアにワーキングホリデーに行った際に食べたベトナム料理に魅了され、料理人になることを決意した。帰国後、専門学校に通ったあと縁あってタイ料理レストランで働くようになり、そこで修行を積み、地元八代にて2016年6月にお店をオープンした。
内装は黄色がメインで使われており、理由を尋ねると「タイの曜日占いで、私のカラーが黄色だったからです」と応えてくれた。曜日占いは、タイではポピュラーな生年月日をもとにした占いなのだとか。アルバイトのタイ人スタッフの女の子が、曜日ごとの色を丁寧に教えてくれた。
その中でも黄色はアクティブでエネルギッシュな園原さんにピッタリな色。ここを訪れる客層は、若い女性が多いのかと思いきや、意外にもおじさまたちが飲みに来ることが多いそう。
絶妙に組み合わされた辛味・甘味・酸味のバランスのとれた香り、多彩なハーブやスパイスが生み出すエキゾチックな風味が独特な、奥深い味わいの料理が酒の肴になり、また一般的な居酒屋にはないシンハービールやチャーンビール、メコンウィスキーなどのタイのお酒が飲めるというのも理由なのだろう。
スタッフの女の子とも仲良く話す園原さんを見ていると、年齢、性別、国籍なんてどれも関係なく愛されるお店なのが伝わった。