金沢の町家を貸切!「暮らすように旅をする」町家ステイって?

金沢の町家を貸切!「暮らすように旅をする」町家ステイって?

2019/03/31

金沢の町家を一日一組限定で貸し切って宿泊できる「旅音/TABI-NE」が、県外からの旅行者や外国人観光客に人気だそうです。ファン続出なサービスの魅力をインタビューしてきました!

週末、金沢。

週末、金沢。

金沢の町家を貸切!「暮らすように旅をする」町家ステイって?

昔ながらの街並みを色濃く残す街、金沢。そんな金沢の風情と歴史ある町家に泊まれると評判なのが「旅音/TABI-NE」です。

一日一組限定で、町家などの宿泊施設を一棟まるまる貸し切って宿泊!「金沢に暮らすように旅をする」というコンセプトで、従来の観光よりも地域と密接にかかわれる取り組みがあるとか。さらに最近は、地元の人たちからもサービスを利用されているそうです。

サービス開始から3年、今では毎週のようにリピーターからの予約の問い合わせがあるという「旅音/TABI-NE」。一度訪れた人を金沢に何度も足を運んでくれるファンに変える魅力を、運営スタッフの林さんにお伺いしてきました。

そもそも「旅音/TABI-NE」って?

 

「旅音/TABI-NE」は、金沢市内の宿泊施設ブランド。金沢の歴史ある街並みの中にある町家を中心とした一棟貸しの宿を、17棟も展開!そのほか、ファミリーホテルとゲストハウスを運営しています。人気の秘密は、普通の観光とはちょっと違う金沢旅行が体験できるからなんだとか。

魅力1.一棟まるまる借りられるので周りを気にせず楽しめる!

 

「旅音/TABI-NE」一番の魅力はやっぱり一日一組限定の一棟貸切の宿!金沢の伝統的なデザインが残る町家を貸し切って、みんなで同じ部屋に泊まれると人気です。友達を集めてサッカーなどのスポーツ観戦をしたり、飲み会の二次会として使ってそのまま宿泊したり…。みんなでキッチンで料理をして、おしゃべりに花を咲かせる女子会にも利用されているそう。建物やロケーションの「金沢らしさ」と、周囲に気を遣わずに過ごせる「プライベート感覚」が喜ばれているようです。

家族や友だちと一つ屋根の下、気兼ねなく過ごせる空間でリラックス。その肩肘張らない、金沢の中で日常を過ごしているような体験が人気を集めているようです。

魅力2.地域とのつながりを感じられる取り組みがある!

 

「旅音/TABI-NE」利用客の中で希望者を募って、地元の人と交流ができる場を設けているのも人気。県外からの旅行客や外国人、地元の人たちが一緒になって「きき酒体験」「和食づくり」などを行なっているそう!ここでの出会いがきっかけで金沢に何度も足を運ぶようになってくれた人もいるとか。意外と難しい旅先での地元の人との交流を、宿泊施設側がサポートしてくれるのは魅力的ですね!

兼六園や金沢城、21世紀美術館など、金沢らしい観光地も楽しみつつ、地元の人や他の観光客とも交流し、最後は自分たちだけの家に帰る。まさに金沢で「暮らす」ような旅行体験ですね!

まちなかのプライベート空間は県内の人からも人気に

 

「旅音/TABI-NE」のお宿、実は地元の人からの利用も増加中!たとえば、「家でお酒を飲むみたいに気軽な飲み会がしたいけど、アパートだとちょっと狭い…」なんてとき。お店のように周りのことを気にせず、自由に過ごせる場所として重宝されているようです。年末には忘年会やカウントダウンをみんなでやりたい!と利用するグループもたくさんいたそう。

さらに、県外から友人や親戚がやってくるときにも活躍。自分たちの家には泊めるのは難しいけど、ホテルや終電などの時間を気にせず過ごしたいときに使われているそうです。県外から訪れる人にとっても、金沢らしい町家で過ごす時間は素敵な思い出になりそうですね!

他にも、料理教室や書道教室、サークル活動など、コミュニティスペースとしても使われています。地元の人も気軽に使える場所になってきているんですね。

旅行客にも金沢市民にも浸透してきている「旅音/TABI-NE」。サービスを始めた思いや魅力について、運営スタッフの林 俊伍さんにお話お伺いしてきました。

「旅音/TABI-NE」の林さんにインタビュー!

株式会社こみんぐる 林 俊伍さん

「旅音/TABI-NE」の魅力って?

まず、5-10人程度の大人数で同じ家に泊まれるところ。金沢の街中にありながら、自分たちだけの家で自由に過ごせるというのが他と違うところですね。おじいちゃんおばあちゃんやお孫さんとの三世代での家族旅行や、学生さん同士の旅行、小さいお子さんがいるご家族の旅行などにご利用いただいています。

「Ryu旅音」のリビング。6名定員ながら、みんなでリビングに集まってもゆったり広々使えます

あとは、金沢の楽しさを一人一人に対してオーダーメイドで提案しているところ。ガイドブックに載っている、並ばないと食べられないような有名店だけじゃなく、僕たち地元のメンバーが実際に行って自信を持って薦められるお店もご紹介しています。

あと、金沢の地元の人や他の旅行客との交流会もその一環。人と人とのつながりから、金沢に対してプラスの思い出を残してほしいんです。「あのときの金沢旅行楽しかったな、また行こう」って。

このサービスを始められたきっかけを教えてください!

 

金沢の自然との距離の近さや情緒ある街並み、そこで営む暮らしの豊かさを感じてほしかったからです。僕はもともと石川出身なんですが、大学を卒業してからは名古屋で働いていました。地元を離れて気づいたのは、金沢は四季の移ろいが鮮やかで、それがこんなにも自分の心の支えになってたんだってこと。桜や紅葉はもちろん、日々の食卓からも感じられていた金沢の四季が、都会では少し希薄に感じられてしまって。

もちろん、都会の暮らしがダメってわけじゃないんです。ただ、「こんな暮らしも豊かだよね」って提案がしたかったんです。

「株式会社こみんぐる」では、民泊用の古民家の管理を代行。宿泊施設を増やしつつ、金沢の景観を守っています

もう一つの理由が、金沢の空き家が増えていること。戦火を免れ、江戸時代の景観をそのまま残す街並みが、取り壊しなどで少しずつ消えようとしていました。そんな空き家を修繕して宿にすることで、その風景を残していければと思って。金沢らしい歴史ある建物を住まいにして、金沢の暮らしを感じられるサービスを始めたかったんです。

このサービスを通してお客さんに感じてほしいこと

 

来ていただいた方には、金沢のことを「主要な観光地を巡ったら終わり」ではなく、「何度来ても楽しめる場所なんだ」と感じてもらいたいですね。芸術、歴史、豊かな自然、そしてそこに住む人たち…金沢には本当にいろんな魅力があって。だからこそ、この土地を訪れるたびにいろんな側面を知ってもらえるよう、お客様の要望や目的に合わせてご提案をしています。お客さん一人ひとりを対象とした、金沢のファンを増やす活動のようなイメージですね。

そうして「TABI-NE」を通して金沢が大好きになった人たちが、移住者として金沢に住むようになって、一緒に金沢をより魅力的にしていく、そしてそれを発信して、さらに人が訪れるようになって…そんなサイクルを作っていくことが目標です。

おわりに

金沢の美しい景観を守りつつ、その場所を通して金沢のファンを増やしていく。さらには、その場所を地域のコミュニティとしても活用。県内外にまたがって、金沢をの魅力を感じてもらえるサービスなんですね。これからも「旅音/TABI-NE」を通して、金沢を愛する人たちがどんどん増えて、つながっていくのが楽しみです!

週末、金沢。

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