カレー新世界〜探究心から生まれた妄想スリランカカレー/熊本

カレー新世界〜探究心から生まれた妄想スリランカカレー/熊本

2019/03/29

使うスパイスの種類や量によって味わいがまったく違うものになるし、同じスパイスを使っていても作る人や素材によって風味が変わる。ディープな民族カレーからイノベーティブなカレーまで、それぞれが個性を持つスパイスカレーの新世界。その“香り”という圧倒的な魅力を存分に味わってみましょう。

シティ情報くまもと

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修行咖喱の妄想スリランカプレート+味黒玉。

ワンプレートに盛られた彩り豊かな「チキンキーマ」と「ダル」の2種類のカレーと副菜。間借りでランチのみ営業していた「修行咖喱」が2月2日に待望の実店舗をオープンし、現在提供しているメニューこそがこの「妄想スリランカプレート」だ。

キーマにはカツオの削り粉や昆布の出汁が使われ、しっかり感じられるスパイスの風味と出汁の旨味のバランスが絶妙。ダルはチャナダルという豆をメインにレッドレンティルとムングの3種の豆で作られたマイルドカレー

もともとスパイスカレーに興味があったという店主の猿渡さんが、たまたま熊本で出会ったスリランカ人にカレーの作り方を教えてもらったことがこのプレートの始まり。

オープンしたばかりの真新しい店内。いつもカレーを求めるお客さんで賑わっている

辛さを足したい場合は、テーブルに置かれたオリジナルスパイスを加えて調節が可能。まずはそれぞれ別で食べて味わったあと、すべて混ぜて食べるのがスリランカスタイル。満遍なく混ざった状態で口に入れてみると、個性的な味同士が不思議とすべて重なり米と絡み合う。

店舗を構える前から毎週火曜日に開催していた九品寺のバー「voyager」でのランチは継続されるとのこと

混ぜ尽くした先に待ち受ける複雑な味わいの新しい世界にすっかり心を掴まれてしまった。かくいう店主はスリランカに行ったことはないらしく、今年の年末に現地へ行くことが目標なのだとか。店主が飽くなき探究心を持つ以上、「妄想」スリランカプレートは進化し続けるのだ。

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