幸せな気持ちや高揚感を与えてくれるワインショップ/熊本

2019/03/31

幸せな気持ちや高揚感を与えてくれるワインショップ/熊本

ディレクターが美味しいと思ったワインしか揃えないワインショップをご存知? ワインを買ったり、贈ったりしたその先にある幸せな気持ちや高揚感まで一緒にボトルに添えてくれるかのような、そんな頼もしい存在をご紹介します。

シティ情報くまもと

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売っているのはワインにあらず。その先にある幸せな気持ちや高揚感。

常時7000本ほどが並ぶというワイン、世界中の味がそろうお菓子やチーズ、輸入食材やグラス、雑貨、文具、本、CD……。
「プルミエ クリュ」の店内にいると、まるでディレクター・北野さんの頭の中をのぞいているような気分になる。

いろんな種類のワインを飲んでいくうちにたくさんの発見があり、気になることを調べて、探して、飲んでを繰り返すうちに奥深い魅力にとりつかれていったとか

お気に入りのものに囲まれて、北野さんは軽やかにステップでも踏むように、楽しげに店頭に立っている。ディスコに勤めたり、料理人やバーテンダーをしたことがあったり、経歴もとてもユニーク。フランスを1カ月放浪したことがあり、そこで得た知識と経験が「プルミエ クリュ」に生かされているそうだ。

1本1本のワインに対するほとばしる思いが認められた北野さんの手書きラベル。思わずすべて目を通したくなる

「自分に合うというか、自分が求めるワインを飲むと体が『いらっしゃい』とでも言うように胃の粘膜がパーッと開くの」と笑う。お客さんのワインを選ぶときも、好みや要望を聞きながら、まるで医師がカルテを作るような気持ちで接するのだとか。

「おいしいな」「幸せだな」と心から思えるワインに出会えることを願って書かれている

店に並ぶ商品のセレクトに関して「決まりはない。その時の気分」と言いながらも「単に流行を追うんじゃなくて“プルミエ味”になるように選ぶ。血が通った、魂のこもったものを仕入れなん」と考えている。

試飲をして、美味しかったもの、惚れ込んだものほど文字量が増える傾向にあるそうなので、ワイン選びの目安になりそう

今注目されている自然派ワインもビオだから仕入れるのではなく、体がおいしいと反応したものだけをチョイス。一本一本のワインに付けられた、北野さん手書きのお薦めコメントを見ると、どれほどの情熱でワインに向き合っているか、どれほど仕事を楽しんでいるかが伝わってくる。

チョコやクッキーなどのスイーツから、ビールが進みそうなスナック系までここに来れば世界中のお菓子が手に入る

北野さんは自らの仕事を「単なる物販ではない」と言うが、確かにワインそのものを売るというより、ワインを買ったり、贈ったりしたその先にある幸せな気持ちや高揚感まで一緒にボトルに添えてくれているかのようだ。

“名付けてこっそりコーナー”店内ではワインショップとしては珍しくCD、レコードまで揃う。えりすぐりの“ワインがおいしくなる音楽”がセレクトされている。またその一角には、ワインに関連付けた本も並ぶ

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