酒と音楽〜生演奏に酔いしれる、珠玉のバー2選/熊本

酒と音楽〜生演奏に酔いしれる、珠玉のバー2選/熊本

2019/03/28

音楽を楽しむための酒、あるいは酒を楽しむための音楽。切っても切れない深い関係性を持つそれらは、私たちの生活をより一層楽しく、豊かなものにしてくれる。今回は、熊本の夜に美しい旋律を奏でる酒場をご紹介。

シティ情報くまもと

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ジャズの音色を全身で浴びる、スタンダードなジャズクラブ「LIVE&DINING BAR 酔ing」。

銀杏北通りにある「LIVE&DINING BAR酔ing(swing)」は、臨場感のある生演奏を堪能できるバーとして有名。シックな内装の店内は、手前にカウンターテーブル、奥にテーブル席とステージが配置された構造となっている。

店内奥にステージが設置されている。ライブ後は観客とのセッションが行われることもあるのだとか

「音がよく通るのでアコースティックギターや管楽器も、マイクを使わずに生の音を楽しめるんです」と話すのは朗らかな笑顔が印象的な店長の吉村理恵さん。自身も吹奏楽部にいた経験がある音楽好きで、オープン14年目を迎える同店で約11年間店長を務めている。音響が良いと、プロの方々からも好評なのだそう。客層はその日のライブ演者にもよるが、ジャズ研に所属している学生から耳の肥えた往年のジャズファンまで、幅広い人が訪れるという。

ライブが無い日は、店内はレコードの音色に包まれる。オーナーのコレクションからセレクトしたり、持ち込みもOKなので気軽に相談してみて

「手軽に音楽を楽しめる時代になりましたが、ここで素晴らしいミュージシャンの方々が奏でる生の音に、ぜひ触れてほしいです」と吉村さん。
ジャズクラブというと敷居が高く思われがちだが、「酔ing」には堅苦しい壁を取り払ったような、カジュアルで心地いい雰囲気が漂う。昔ながらのスタンダードなジャズクラブの雰囲気を求めている人にもうってつけだ。

この日オーダーしたのは、ミントとライムの爽快感を味わえる『モヒート』(900円)。ソフトドリンクは500円〜、アルコール類は600円〜とリーズナブルに揃う

「魅惑の光」が誘う、優しい音色に包まれる時「しゃるまんばるーる」。

フルーツカクテルバーとしても名高い1964年創業の老舗店「しゃるまんばるーる」では、日替わりでピアニストの生演奏がゆったりと静かに響き渡る。店内奥に置かれた、1964年製のスタインウェイのアンティークのピアノが、訪れる人々の心に寄り添う上品で優しい音を奏でる。

曜日ごとに演奏するピアニストが異なり、各ピアニストに固定ファンが付いているのだそう

美しい旋律をより堪能するならば、ピアノを囲むように形作られたカウンターが最適。記念日やプロポーズの舞台としてなど特別な日の利用も多い同店では、思い出の曲をアレンジして弾いてくれることもあり、ピアノの横に座ると時を忘れさせるほどの温かい音色に包まれる。
そして「しゃるまんばるーる」で音楽と共に味わいたいのが、旬の果物を使用したフルーツカクテルだ。世界各国から取り寄せた2000本以上の酒とフルーツが織りなす贅沢な味は、何物にも代えがたい特別な時間を作り出す。

桃をふんだんに使った桃のカクテルをオーダー。ラム酒とも相性抜群。チャージ(オードブル付)2000円、カクテルは2000円〜バラエティに富む/写真は一例

また、歴史を感じさせる高級感溢れる店内に飾られた、有名な絵画を眺めながら空想に耽るのもいい。ここではまるで映画の世界に入り込んだような気持ちにさせるバーとしての面、コンサートホール、あるいはまた美術館としての一面など多彩な世界を魅せる。

「『しゃるまんばるーる』とは“魅惑の光”の意味です。グラス棚に12星座を模って作られた光ファイバーが輝き、数十秒に一回星が流れます」と教えてくれたオーナーの住永さん。ロマンチックな演出も見逃せない

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