【仏沼】野鳥の宝庫で自然と音を感じる【ラムサール条約】

2019/04/02

【仏沼】野鳥の宝庫で自然と音を感じる【ラムサール条約】

青森県三沢市の北東部、小川原湖と太平洋との間に位置する『仏沼』。ここは2005年に国指定鳥獣保護区の特別保護地区に認定され、同年11月8日アフリカのウガンダで開催された第9回ラムサール条約締約国会議で「ラムサール条約湿地」に登録された場所です。

青森の魅力

青森の魅力

仏沼

一見すると単なる水田地帯に見えますが…

仏沼は、日本国内のラムサール条約湿地52ヶ所のうちの一つで、絶滅危惧種『オオセッカ』の国内最大の繁殖地です。

もともと、この場所には自然の沼があり、農地として利用するために干拓されたのですが、その後の減反政策などにより農地として活用できなくなりました。

しかし、農家のみなさんが排水や野焼きなどを継続した結果、オオセッカなどの貴重な生物の住む現在のような湿原になっていったそうです。

「ラムサール条約」とは

ラムサール条約は1971年2月2日にイランのラムサールという都市で開催された国際会議で採択された、湿地に関する条約です。正式名称は、「特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約」といいますが、採択の地にちなみ、一般に「ラムサール条約」と呼ばれています。

引用元:環境省ホームページ

日本の音風景100選の看板

仏沼はこの他にも、1996年7月に環境庁(当時)から「日本の音風景100選」に、2001年12月には環境省から「日本の重要湿地500」にも選定されています。

仏沼の面積は222haで、オオセッカの他に約240種の野鳥が確認されている鳥類の宝庫ですので、たくさんのさえずりを聞くこともできバードウォッチングにもってこいです。

私は残念ながら『オオセッカ』を写真におさえることができませんでした…

カモ?ガン?が飛んでいきます
ゆっくり歩きながらだと野草も観察しながら行けます。こちらは「ガマ」という水辺に生える植物です
注意看板

お車でお越しの際には

三沢市内から国道338号線を北へ向かい、「仏沼ラムサール条約登録湿地」と書かれた看板を左折すると駐車場がありますのでここに停めて徒歩で散策しましょう。

案内看板

また、県道170号線からの場合は、三沢市内から北へ進むと、駐車場が整備された「小川原湖(仏沼地区)水辺公園」がありますので、ここを拠点に散策するといいでしょう。

「小川原湖(仏沼地区)水辺広場」入口の看板
「小川原湖(仏沼地区)水辺広場」駐車場
この広場でも、小川原湖に生息するたくさんの野鳥を観察することができます

仏沼での注意点

仏沼を訪れる際には自然保護の観点から以下のことはおやめください。

・隣接する農地や放牧場への侵入
・農家の方の迷惑になるような行為(通行等の邪魔など)
・湿地への立ち入り(植生を守るため)
・野生の動植物の捕獲・採取
・ペットなどの動物や、植物の持ち込み
・大きな音を立てるなどの行為
・火気の使用
・ゴミの投げ捨て

服装は、トレッキングに適したものがオススメです。

また、仏沼周辺は公衆トイレが無いため、三沢市内方面から来る場合は途中の「道の駅みさわ」などで済ませてきたほうがよいかもしれません。

Webサイト「青森の魅力」

Webサイト「青森の魅力」

青森の魅力を知り、愛し、伝えよう

「何もないところ」から「失われていないところ」へ。自然景観や人にスポットを当てた青森県の地域魅力発信サイトです。

この記事を書いたライター情報

青森の魅力

青森の魅力

「何もないところ」から「失われていないところ」へ。自然景観や人にスポットを当てた青森県の地域魅力発信サイトです。

青森の魅力 が最近書いた記事

SERIES