読書、勉強、おしゃべり…思い思いに過ごせる心のよりどころ

2019/04/04

読書、勉強、おしゃべり…思い思いに過ごせる心のよりどころ

名古屋市の地下鉄鶴舞線・平針駅からほど近く、大通りを外れた路地に建つビルの2階に佇む「キッサ マシマロ」。大きなガラス窓から陽光が差し込む、穏やかな空気に包まれた喫茶店は、オーナーの門田さんが「居心地が良くてつい長居してしまう、自分が行きたい店」を形にした一軒です。

ことりっぷ

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質感が際立つシンプルなインテリアとアンティークが調和

公園を望む窓際のカウンター席

店内に足を踏み入れると、木の温もりを感じるテーブルやデザインチェアが整然と並び、ウッド、アイアン、コンクリートなど素材感を活かした空間づくりは、シンプルでありながらも門田さんの審美眼が光ります。

オーナー夫妻が趣味でコレクションしていたアンティーク雑貨

また、自宅で使っていた椅子や奥様の祖母から譲り受けたミシン、家族で手作りしたテーブルなど、思い入れの詰まった一つひとつがアクセントに。アンティークなインテリアと相性の良いドライフラワーなど、それぞれが調和しながら居心地の良い空間をつくりだしています。

門田さんの岳父が、幼少時代に兄弟で使用していた学習机

約1700冊の本が自由時間のお供に

大きなウッドテーブルを挟むように両サイドには本がぎっしり

両側の壁に設えられた壁面書棚には書籍や雑誌がずらり。オーナーの門田さんが趣味で読んでいた本を中心に、少しずつ買い足したり、知人や常連客から譲り受けた本が仲間入りしたりと、今ではおよそ1700冊に。
写真集やカルチャー誌をはじめエッセイや小説、漫画など、ジャンルにとらわれず門田さんの感性に合致したものが並びます。ジャンルレスでありながらも、門田さんのフィルターを通してコレクションされた書籍や雑誌には、店の雰囲気にマッチした品位が感じられます。

書棚には愛猫家の門田さんらしく、猫の写真も飾られています

「特別珍しい本があるわけではありません。広く浅く、私が興味を持てる本を置いています。お客様それぞれの関心のアンテナに引っかかるものがあれば」と話す門田さん。
「ブックカフェとうたっているわけではなく、あくまでも喫茶店なので、ご自身で持ってきた本を読んだり、勉強をしたり、会話を楽しんだり。過ごし方は自由です」。思い思いに過ごしてほしいという門田さんの願いが息づく店内は、見ず知らずのお客同士が互いの時間を尊重しながら憩いの場を大切にし合う、スマートな大人の空気感に包まれています。

“毎日食べたくなる”月替わりのスイーツ&フード

1ヶ月を目安に内容が替わる「キッシュ」(702円)。「今月のスープ」(540円)と一緒に注文する場合は100円引き

ファンの心をつかんでいるのが、門田さんの奥様による手作りのフードやスイーツ。もともと、家族や気心の知れた友人たちに振る舞うために作っていたという家庭の味がベース。店のオープンを前に、奥様が飲食店で働きながら学んだ知識や技術をプラスし、試行錯誤の末に辿りついた品々は、素材の持ち味が引き立つ優しい味わい。「毎日食べても飽きのこないものを」という言葉に、奥様と門田さんの思いが詰まっています。

コーヒー豆は、もともと門田さんが愛飲していた岡崎市の「ビオ ヴェルトコーヒー」から仕入れ

奇をてらったものや斬新なものではなく、スタンダードでありながらも、感性を刺激する本やインテリア。ほっとひと息つきたい時に飲みたくなるコーヒー、毎日食べたくなるフードやスイーツ。
1人でのんびり過ごしたい時に、大切な人と時を刻む場に。ふと気がつくといつの間にか心のよりどころになっている、「キッサ マシマロ」はそんな場所なのです。

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