3歳からの釣りデビューにおススメ!手軽で美味しい 有馬ます池

3歳からの釣りデビューにおススメ!手軽で美味しい 有馬ます池

2019/04/08

ある日のこと、「そういえば有馬温泉にマス釣り場があるらしいですよ」という編集スタッフ。格式高い有馬温泉に釣り堀!? 温泉と釣りという異質な組合せに一瞬思考が停止…。しかし調べてみると、昔から大人気スポットとして行楽シーズンは賑わっているらしい。さっそく実態調査に乗り出してみた。

WEBマガジンHEAT(ヒート)

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日本屈指の有名温泉を満喫!

「金の湯」とともに有名な「銀の湯」。炭酸泉源から引いた温泉にラジウム泉をブレンドした銀泉は無色透明でお肌つるつる

さて、あっという間に時間が流れ、有馬温泉に家族で出かけた某日。
有馬温泉といえば、あの太閤秀吉が正室ねねと訪れた場所としても有名な歴史的温泉街。温泉街の中心を流れる有馬川には、「太閤橋」「ねね橋」がかかり、訪れた観光客が散策を楽しむスポットとして人気だ。

温泉街の中心を流れる有馬川からの景色

川の両側には当然ながら老舗の温泉宿がところ狭しと立ち並び、温泉まんじゅうや有名な「炭酸煎餅」も売られている。有馬街道と温泉街のメインストリートが交差する太閤橋から川沿いに坂を登り、ねね橋を右折すると少し開けた「太閤通」。そこからすぐに左へと路地を入って進むと、有名な「金の湯」や「有馬玩具博物館」が現れる…。他にも、神社の境内からたえまなく湯煙を噴きあげる「天神泉源」や、やや苦みのある炭酸を含んだ「炭酸泉源」など、いくつかの泉源をめぐることもでき、今どきのお洒落なカフェや雑貨屋と相まって、いかにも観光地らしいたたずまいを堪能できる。

さすがは全国的にも有名な温泉だけあって、飽きることなく休日を満喫できること間違いなしの1級スポットだ。

観光客でにぎわう温泉街
有馬温泉のシンボル「金の湯」。塩分の含有量が高く身体を芯からあたためてくれる
有馬といえば炭酸煎餅
温泉まんじゅうの湯気も雰囲気があります
いくつかある泉源のひとつ「天神泉源」
オシャレなお店が多いのも魅力のひとつ

当然ながら私も、家族とゆっくり温泉につかって、日頃の疲れを癒す…つもりだったが、あいにく子供がまだ小さいことが災いし、そんな夢ははかなく消えることに。夕食後、お宿の大浴場に足を踏み入れはしたものの、「お風呂入らな~い!」「お部屋に帰る~!」と、ゆっくり湯船につかるなんてことは許してもらえなかった(笑)。温泉はまたの機会にゆっくりと堪能させていただこう。

目的を忘れてはいませんよ。『有馬ます池』へ、いざっ!

山奥でありながらファミリーでにぎわう「有馬ます池」

さて明けて翌日、本題の目的を忘れてはならない。温泉客で賑わう有馬温泉の中心街から、車で5分ほど坂道を登っていくと、目的の『有馬ます池』が現れる。上流の鼓ヶ滝から流れ込む滝川をまたぐ小さな橋を渡れば駐車場だ。何やら2018年の3月にリニューアルしたとのことで、清潔感のある綺麗な茶屋と受付でとても入りやすい。入園すると目に入るのは、大きなプールとたくさんのニジマスが泳ぐ釣り堀が隣り合わせに並んだ光景。池の中で元気に泳ぐニジマスの姿は、魚を目にした子供たちだけでなく大人まで、なんだか釣り人としての狩猟本能をくすぐられる。

大きな釣り堀には鮮やかな赤い橋がかかっている

入園は無料!(駐車料は1台600円) 釣り料金は1竿1,400円。釣り料金には釣ったニジマス(3尾まで)のから揚げや塩焼きの料金が含まれているとのことでリーズナブルだ。受付で早速人数分の竿を借り、係の方からエサのつけ方や、釣った魚をバケツに入れる手順などの説明を丁寧にいただく。

受付で竿を受け取り、説明を受けます
一人ずつバケツも持っていきます

仕掛は、釣りをしたことがない初めての方や子供でも扱いやすいスレバリ(カエシのついていないハリ)にオモリとなるガン玉、ハリから40~50cm上のところに玉ウキがついた、いたってシンプルなもの。これならば難しく考えず、エサをつけて糸をたらすだけなので誰にでもカンタン。安心して楽しむことができる。

とはいえ、小さな子供にはやはり釣りバリが危険なことには変わりない。(ウチの子が理解したかどうか分からないが?)「ハリが危険なこと」「水辺は滑るので注意すること」などを子供に伝え、目を離さないようにサポート。ニジマスが乱舞する釣り堀にかかる赤い橋に陣取って、いよいよ釣り開始だ。

準備万端!さあいよいよ釣り開始

3歳児でもかんたんに釣れる!さてお魚さわれるかな?

エサは小指の先より小さいくらいでOK! でも、魚が元気なときはエサがいらいないかも…!?

足元にお借りしたバケツを置き、釣りバリにエサをつける。エサである団子エサ(練りエサ)を少量手に取り、小指の先よりやや小さいサイズに丸め、ハリを隠すようにつける。準備はこれだけ。

3歳児の子供でも粘土遊びの感覚でエサを丸めることができるので「意外にイイかも…?」と、得意げに世話を焼いていると、隣で「おぉ~、もう釣れた!」とお祖父ちゃんが叫ぶ。「えっっ! もう釣れたの?」「こっちはまだ準備してる最中なのに~ちょっと待ってよ~」といったやり取り。見ると、小ぶりながら元気いっぱいのニジマスが釣り糸の先で暴れまくっている。孫の道具の準備もほったらかして、自分だけ先に釣りを始めるとは…。でも、楽しそうなのでよしとしよう。

釣りバリを垂らしてものの数秒。元気いっぱいのニジマスが釣れた!

そんな具合で、ほぼ「一投一釣」で釣れる手軽さ。たまにエサだけ持っていかれたり、アワセを入れないとハリ掛かりしなかったりと、釣りならではの魚との駆け引きも楽しめる。

そうそう、肝心なわが子の様子はというと、準備後、お母さんと一緒に竿をにぎり、何が何だか分からないうちに魚を無事に釣りあげることに成功! 釣りあげた魚を見て初めは喜んでいたがそれも一瞬のこと。釣り糸にぶら下がったニジマスが「ピチピチッ」とはねた途端、「怖い~」と後ずさりし、その後は竿をにぎることはなかった…。本格的な釣りデビューはまだ先になりそうだ…。

一生懸命に竿先を見つめ、無事ニジマスをゲット! 次はお魚をさわれるようになるかな?

お楽しみはまだまだ続く。釣ったニジマスは、やっぱり「塩焼き」に「から揚げ」がGOOD!

釣り堀に併設されている「ますの茶屋」。こちらでニジマスを料理していただける

あっという間に楽しい釣りタイムは終了。そんなに長くは集中力が持たない幼児・キッズにはちょうどいいくらいだろう。逆に大人は「まだまだ釣り足りない」とばかりに、追加の料金(260円/1尾)を払って釣りを続けるか迷ったところ。

結局、釣りの続きはまたの機会におあずけとし、受付にお借りした釣り道具一式を返却。そして、釣りあげたニジマスもバケツごと係りの方にお渡しする。これからニジマスを料理してくれるそうだ。

釣りあげたニジマスを係の方がまとめてくれる。お魚はそのまま調理場へ

隣の「ますの茶屋」に移動し、料理が出てくるまでの間しばし待つ。茶屋ではこれから出してくれるニジマス料理の他、きつねうどんやカレーライスといった軽食もあるので、時間のタイミングが合えば「昼食ついでに釣り」という利用の仕方もできそうだ。また、釣りだけでなく、シーズンには「ニジマスつかみどり」に挑戦できるイベントもあり、さらに子供には優しい。そうそう、園内には他にもチョウザメが泳いでいたり、コイのエサやり体験ができたり、「鱒ます恋コイ神社」なんてチョット珍しい恋愛成就の神社があったりと楽しめる。
(詳しくは、有馬ます池ホームページをご覧ください)

茶屋では店員さんがにこやかに迎えてくれる。あとは美味しい料理を待つだけ!

さて今回釣ったニジマスは、半分を定番の「塩焼き」に、もう半分を「から揚げ」にしていただいた。普段から釣りに親しんでいる私とは違い、「釣った魚をその場で調理して食べる」経験の少ない家族にとってはチョットしたイベント。自分自ら釣りあげた魚が、美味しそうなにおいを漂わせて目の前に出てくれば、自然と笑顔になり言葉数も増える増える。ついでにスマホで写真を撮りまくる! 今どきの「インスタ映え~」にはもってこいの素材のようだ(笑)。

綺麗にお皿に盛られたニジマスの「塩焼き」と「から揚げ」。自分で釣った魚が目の前に並ぶと、自然と話も盛り上がる

お味の方はというと、自分で釣ったこともあり、やはり旨いっ! 塩焼きは川魚らしい風味と塩味でナチュラルだし、から揚げは比較的骨も気にせずバリバリと食べやすい。お好みで食卓に並ぶ各種調味料をふりかけて、何通りも味を楽しむことができ、あっという間に家族全員でたいらげてしまった。
これにて無事、目的達成。ごちそうさまでした!!

調味料の種類の多さにビックリ!
今回釣ったニジマスの塩焼きとから揚げ

遠く神話の時代から続き、日本最古の歴史を持つ有馬温泉。そして、戦後からの長きにわたり親しまれてきた『有馬ます池』。四方を山々に囲まれ自然豊かで、桜や紅葉などの名所という恵まれた環境に多くの観光客が訪れる。

ぜひ一度、温泉だけではないアクティビティを楽しみに、有馬を訪ねてはいかがだろうか。

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