中野「肉匠上野」の特選ランプは“お値段以上”で3度うまい

2019/04/18

中野「肉匠上野」の特選ランプは“お値段以上”で3度うまい

週2ペースで都内を中心に焼肉店を探索する「焼肉探検家/Yakiniku Explorer」が、極上の焼肉店と食べ方を紹介します(「日刊ゲンダイ」の連載「キングの焼き肉新作法」からの転載です)

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「特選ランプ」だけでも、訪ねる価値あり

外観

「焼き肉屋はどこがオススメですか」――これって実は非常に難しい質問なんです。人の好みは千差万別ですからね。そんなとき私は得意分野のメニューがある店を紹介します。

特選ランプ

2018年5月のオープンから1年も経っていない「肉匠上野」(東京・中野区)の場合、お尻の部位に当たる「特選ランプ」が素晴らしく、それだけでもオススメに値する店なのです。

炙るだけでもうまい

特選ランプは独特のサラリとした甘味のある脂と、とろけるようなシルキーな軟らかさが特徴。食べ方の流儀として、1枚目はタレ味のままサッとあぶっていただきますが、2枚目は生卵の黄身を別途オーダーし焼いたランプ肉をくぐらせて、すき焼き風にします。よりまろやかになりツルツルと飲めそうなくらいの食感です。

卵にくぐらせてから、ご飯に巻いて食べる

3枚目はタレをたっぷりつけ、卵にくぐらせてから、ご飯に巻いていただきます。まぁ、ご飯が止まらない。いつまでも食べ続けたくなります。はぁうう~至福。
一枚一枚が大きいのに1皿1280円ですから、どう考えてもお得です。何皿でもトライしたい、となるのです。お値段以上のお値打ちミートでした。

和牛ユッケ

そのほか、ずっと眺めていたいセクシーな「和牛ユッケ」(1480円)はスターターにオススメ。合法的に生肉を食べられるなら最初に選んでおきたい、というのは焼き肉好きの心理です。運ばれてきたのは、どの角度から見てもあぁ~美しい美肉。別名セクシーミート。
霜降りカタサンカクのユッケの「赤」、下に敷かれるキュウリの「緑」、黄卵の「黄」のコントラストは、「これほど美しさのバランスが取れているんじゃ崩せないじゃないかー」と思わせますが、思い切って箸で卵黄に“入刀”します。肉は「口に入れるとほろほろっと溶ける」という表現がピッタリで、黄身と相まってとても甘い。肉の味がしっかりしていて、脂質は甘味があり、かつ軟らかい。1皿目から、興奮を隠せなくなります。

極上厚切りレバー

まるでようかんのように角のエッジが利いた「極上厚切りレバー」(1280円)もうまい。

特選黒上タン塩
焼いてみると…

脂肪が多い軟らかな部分を厳選しているためこまやかなサシが入っている「特選黒上タン塩」(1480円)もオーダー必須のメニューでしょう。

食べごたえ抜群のテールクッパ

締めには、骨の周りもゴツゴツしたテールも食べ応えのある「テールクッパ」(980円)。牛テールのいい出汁が出ているんです。2日間、テールを休ませつつじっくり煮込んだもので、塩こしょうとにんにく少量のシンプルな味付け。初めて食べたのに、なんだか懐かしい素朴な味です。

店名にある「上野」は料理長自身の名前。「店名に自分の名前をつけている焼き肉屋はうまい」の法則が、迷信から確信に変わった店です。 (2019年3月20日掲載)※情報は掲載時点のものです

キング

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焼肉探検家/Yakiniku Explorer

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