ローソン、ファミマ、セブン…伝説のチーズ系スイーツを食べ比べ

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2019/04/26

ローソン、ファミマ、セブン…伝説のチーズ系スイーツを食べ比べ

コンビニスイーツの中で安定した人気の定番商品、チーズスイーツ。それが今、新たな盛り上がりを見せています。ローソン、ファミリーマート、セブン―イレブン各社のチーズスイーツを、スイーツ専門家・あまいけいきさんに実食レポートしてもらいつつ、ブームについてお聞きしました。

Yahoo!ライフマガジン編集部

Yahoo!ライフマガジン編集部

定番進化系から未体験新種系まで多彩なチーズスイーツ

“新時代スイーツ”と形容される「バスチー バスク風チーズケーキ」

広尾の「ベルツ(BELTZ)」、JR東京駅構内グランスタの「マイキャプテンチーズTOKYO」、大丸梅田店の「ウメダチーズラボ」といったチーズスイーツの専門店が、ここ1年ほどの間で次々にオープンし話題となるなど、空前のチーズスイーツブームが来ています。その波はコンビニスイーツにも直撃! コンビニ各社が特に力を入れているチーズスイーツのお味はいかに!?

\食べたスイーツ1万種超の専門家が実食/

さまざまなメディアで活躍中のあまいけいきさんに食べていただきました

プロフィール/スイーツ専門家。「365日・毎日最低2スイーツ」を13年間食べ続け、これまでに食したスイーツは1万6000種類以上! YouTube「あまちゃんTV」をはじめ、ブログ・SNSなどを通じ、スイーツの魅力や情報を日々発信している。

――あまいさんはSNSなどでたくさんのチーズスイーツを紹介されていますが、このブームを予想していましたか?

あまいさん
あまいさん
バスクチーズケーキと出合い、おいしさに感動したのがきっかけで、いろいろな種類のチーズスイーツを集中的にブワーッと紹介していったんです。『これは、おいスイーツ! ブームになるぞ』と思ったんですよね。その潮流がコンビニスイーツにも早々に来たというわけです。さあ、さっそく各社の最新チーズスイーツを食べまくりましょう!」
テレビ番組の出演時は見事にスルーされたという“チーズケーキTシャツ”を着て、いざ実食です

1. ローソン

∟素早く流行を掴んで“業界初”を実現

「バスチー バスク風チーズケーキ」215円

なめらかで濃厚な爆売れ商品

スペイン北部・バスク地方のサン・セバスチャンに点在するバルで食べられている、ベイクドでもレアでもスフレでもないというバスクチーズケーキ(※日本における名称)をモデルに誕生
北海道産の生クリームの他、クリームチーズや牛乳を使用しています。バスク風は業界初。現在は多少落ち着きましたが、発売当時は品薄状態が続きました

――こちらの「バスチー」は3月に発売されてすぐ話題になりましたね。

あまいさん
あまいさん
3日間で100万個以上を販売した商品ですよね。同じローソンさんの大ヒット商品『プレミアムロールケーキ』の“5日間で100万個以上”のさらに上をいく数字ですから。発売当時は世の中に『バスクチーズケーキ』が浸透している感覚がなかったのに、ここまでヒットするのは驚きですよね。ローソンさんも予想以上だったのではないでしょうか(笑)」
新感覚のチーズケーキ

――上部と下部のカラメルの焼き色もきれいです。

あまいさん
あまいさん
「焼き面(表面と底面の焦がしカラメル)のほのかな酸味が加わることにより、甘すぎず酢っぱすぎずの絶妙な味わいになっているのがポイント。ゆっくりと甘味が感じられるのは、バスクチーズケーキならではの特徴ですね。あと、『バスチー』ってネーミングもかわいくてズルい(笑)」
「『バスチー』はコーヒーと合うと思います」とあまいさん
 

「珈琲香るチーズタルト」145円

コーヒー×タルトのコンビが新鮮

4/16に発売された新商品
袋を開けるとコーヒーの香りがふわっと広がります

――これは、チーズタルトですがコーヒー味です。スイーツパンのような趣ですね。

あまいさん
あまいさん
「味としては濃いティラミスという印象です。チーズスイーツを食べる時は(レアチーズは紅茶ですが)、大体コーヒーを飲む人が多いです。そういった意味でも相性バッチリですが、それを組み合わせた商品がなかったのは意外ですよね」
しっとりチーズ生地と、サクサクのタルト生地の食感の違いが楽しめます

――タルトの部分はいかがですか?

あまいさん
あまいさん
「かなりサクサクしていて、おいしいです。これは……、あ、クルミが入っているんですね。逆に上部のチーズ生地はしっとりしてボリューミーです。コーヒーの香りも、存在感はあるけれども主張しすぎないのがいいですね。今までになかったニュータイプと言えると思います」
思わず幸せそうな笑みがこぼれます
 

2. ファミリーマート

∟ブームの火付け役は男性向けも豊富

「スフレ・プリン」278円

ファミマの人気No.1スイーツ

ふわとろ食感にハマる人が続出!
カスタードプリンの上にスフレがのっています

――こちらは累計販売個数500万個を突破した大ヒット商品です。

あまいさん
あまいさん
スフレとプリンを掛け合わせた“ハイブリッドスイーツ”ですね。(もぐもぐ……)。なめらかプリンの口どけは、スフレと溶ける速度が同じなんですよ。スフレを口の中に入れた瞬間はふわっとしているのに、プリンと混ざるといっしょに喉を通っていく感覚です」
スフレとプリンの間に、ホイップクリームとキャラメルソースをサンド

――ヒットし続けるのも納得ですか?

あまいさん
あまいさん
「売れ続けるというのは、とてもすごいことだと思います。話題になって、たくさんの人が一度食べてみて、大多数の人が“おいしい”と感じるから、売れ続けるんですね。これがおいしくないものであれば、ブームはすぐに過ぎて、棚からなくなるわけですから。これはファミリーマートさんのスイーツの代表作と言ってもいいと思います」
「言ってもいいですか? すばらスイ~ツ!」とあまいさんも興奮
 

「スフレ・プリン ストロベリー」290円

「スフレ・プリン」の新フレーバー

イチゴの果肉、ソース、ホイップが入っています
イチゴのホイップで、よりキュートなビジュアルに
あまいさん
あまいさん
「食感としては、『スフレ・プリン』とそこまで大差はないですが、イチゴの味がしっかりとしていておいしいです。こういったフレーバーは季節が感じられていいですよね。僕は、コンビニのスイーツの棚を見て、“あぁ、もう春が来たなあ”と感慨にふけったり(笑)」
「スフレ・プリン ストロベリー」(左)と「スフレ・プリン」(右)

――四季折々の情緒を愛でるのは、和菓子もコンビニスイーツも同じですね。

あまいさん
あまいさん
「勝手な予想ですが、『抹茶』や『マンゴー』などの新しいフレーバーが出てくる気がします。『キャラメル』もおいしそう。たとえば『抹茶』を発売する場合、スフレを抹茶にするのか、抹茶のクリームとペーストにするのか……、シリーズ系はこんな風に予想するのも楽しみの一つです」
ストロベリーだけに「うん、おイチーゴ!」という感想をいただきました
 

「焼きチーズタルト~2種のクリームチーズ~」168円

濃厚なチーズ感がたまらない!

何度かブラッシュアップされている商品
デンマーク産と北海道産の2種のクリームチーズを使用

――これは安定した人気を誇る定番商品ですよね。

あまいさん
あまいさん
「(もぐもぐ……)あれ? 食べたことがあるはずなのに、以前と違う感じ。すごいチーズ感が強くなったような気がします」

――さすがです、2月にリニューアルしてるそうです。

あまいさん
あまいさん
「やっぱり! タルトを“食べている感”もすごく強いですね。タルト生地は、サクサクというよりもハード系と言いましょうか、クッキーのような食感です。この生地に負けない力強いフィリングが必要になってきますが、そこで2種類のチーズを使っているのは理にかなっています。タルトとフィリングのバランスが抜群ですね」
クリームチーズがたっぷり
あまいさん
あまいさん
「タルトとフィリングの間にある、おそらくホワイトチョコだと思うのですが、これがいい“つなぎ”になっています。この“つなぎ”がないと、どうしても底が湿気てしまい、フニャってなってしまうんですよ。細かい部分なのですが、こういった“気遣い”ができているから、ロングセラーになっているんでしょうね」
「ガツッと食べ応えがあるので男性も満足です」とあまいさん
 

「コクと香りのティラミス」275円

芳醇な香りとほろ苦さがクセになる!

チーズはマスカルポーネを使用。甘いものが苦手な人からの支持が高い
ココアパウダーがこれでもかというほど大量にかかっています
あまいさん
あまいさん
すごく“卵感”がありますね、プリンに近いような……。ほら、ムースの色も少し黄色がかっているでしょ。おそらくマスカルポーネムースに卵黄を多めに入れているんだと思います。スポンジにもコーヒーシロップが多めに染み込んでいるので、通常のティラミスよりも液体に近い感じですね。そうだ、これ『飲めるティラミス』という名前はどうですかと、ファミリーマートさんに伝えておいてください(笑)」
上品な甘さで大人な味わい

――すでに「コクと香りのティラミス」という商品名がついてます(笑)。名前にもある“コクと香り”はいかがでしょう?

あまいさん
あまいさん
「確かにコーヒーの苦味、コクが強くてパンチがありますね。通常の甘いマスカルポーネやコーヒームースだと負けてしまうので、コーヒーの風味を際立たせていると思います。甘さ控えめでおいしいですよ」
じっくりと味わっています
 

3. セブン―イレブン

∟王道系のチーズスイーツで幅広い人気

「ニューヨークチーズケーキ」181円

ほのかな酸味がポイント

2011年に「口どけなめらか濃厚フロマージュ」として発売され、ブラッシュアップされている定番人気の商品。片手で手軽に食べられます
表面はおいしそうな焼き目が!
あまいさん
あまいさん
セブン―イレブンさんのチーズスイーツと言えばこれですよね。(もぐもぐ……)やはり安定のおいしさですね。レモン果汁が入っているので酸味が効いています。そこがポイントだと思います」
しっとりしていてクリーミーで濃厚
あまいさん
あまいさん
メレンゲが加わることで、口あたりが良くなっているチーズがギュッと凝縮した点も進化していると思います。下のクッキー生地とのバランスもいいですね。チーズ感を楽しみたい、という人がチーズケーキを購入すると思いますので、そういう意味でも、欲求を満たしてくれるのではないでしょうか。また私の個人的な予想なのですが、この形でバスクチーズケーキを発売するような気がしています(笑)
まるで恋人を見つめるかのようなあまいさん
 

「ティラミスケーキ」300円

味の変化、食感の変化を楽しもう

カップタイプで食べやすい
甘すぎずさっぱりとしています
あまいさん
あまいさん
「沈めてあるココアスポンジを、上のティラミスムースや、下のコーヒームースといっしょに口に入れると、甘さやほろ苦さといったバラバラの要素が不思議と融合するんです。層の並びも計算されているのがよくわかります」
上からティラミスクリーム、ティラミスムース、ココアスポンジ、コーヒームース、ココアスポンジ

――この1カップでいろいろな味が楽しめるなんて贅沢ですね。

あまいさん
あまいさん
「カップスイーツは、“ふわっ”や“とろっ”としたライトな口当たりのものが多いので、ご飯を食べておなかいっぱいだけど、何か甘いもので締めたいなと思った時は、僕はよくカップスイーツを選びますね。チーズとコーヒーは相性がいいので、それが元から一つになっている『ティラミスケーキ』は、食後に最適なスイーツだと思います」
「平成のはじめにブームになった(スイーツの)ティラミスの人気も定着しましたね~」としみじみ
 

独自路線で攻めまくる! 各社8品の実食を終えて……

「どの商品もレベルが高く、おいしさのベクトルが違うので一番は決められない」とうなるあまいさん。事実、本日の8品は記録的ヒットを飛ばしたスイーツばかり。伝説の数々を堪能し、コンビニスイーツの歴史とこれからに思いを巡らせます。

あまいさん
あまいさん
「僕は、これまでに2回、コンビニスイーツ革命が起きたと考えているんです。1回目は2009年の『プレミアムロールケーキ』(ローソン)の誕生。そして、2016年の『ふわっとろくりぃむわらび 黒蜜入り』(セブン―イレブン)で2つ目の波がやって来たと思うんですね。そして、次に革命を起こす商品は……このチーズスイーツの中から生まれるかもしれません!」
最後に大満足で「おいスイ~ツ!!」とキメてくれました。最近のチーズスイーツブームを語るうえで欠かせないバスクチーズケーキ。あまいさんイチ押しの専門店は、恵比寿の「BELTZ(ベルツ)」だとか

コンビニ各社のチーズスイーツはまさに群雄割拠の時代! 食べ比べて、あなたの“推しチー”を見つけてくださいね。

【商品等の問い合わせ】
ローソン 0120-07-3963
ファミリーマート 0120-079-188
セブン―イレブン・ジャパン 03-6238-3711(代)

※掲載商品は取材時点(2019年4月)のものであり、現在取り扱いしていない場合があります。掲載商品については予告なく販売終了等が発生する場合があります。店舗によって品ぞろえが異なり、商品によって入荷しない場合があります。

構成=嶌村優(エンターバンク) 取材・文=エンターバンク 撮影=齋藤ジン


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