デカ盛り求め、ガチの大食いが集う! 名古屋「洋食工房パセリ」

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2019/05/13

デカ盛り求め、ガチの大食いが集う! 名古屋「洋食工房パセリ」

名古屋の「洋食工房パセリ」は、地元のリピーターでにぎわう洋食店。その揚げ物のボリュームで知られているのだが、店主も常連客も「デカ盛り」とは思っていない……!? 我こそは大食いという自信のある方は、ぜひパセリの真髄に触れるべく足を延ばそう!

Yahoo!ライフマガジン編集部

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学生街の有名店「洋食工房パセリ」とは?

一度移転し、現在は商業ビル1階に店舗を構えている

名古屋市天白区、名城大学のすぐ近くで20年以上前から営業している「洋食工房パセリ」(以下「パセリ」)。ボリュームのあるメニューで知られる人気店で、堂々たる「爆食」の文字が目を引く。

求人募集の貼り紙。こんな条件、見たことない!

パセリはどうやら、お客さんだけでなくスタッフも満腹にしてくれる方針らしい。店頭にある求人募集の貼り紙には「食事付き(持ち帰り良し)」「長期の方は勤務日以外でも食事できます!」という驚きの条件が!

ほとんどのメニューにLとMサイズがあり(一部はSもある)、揚げ物の量が違う

カウンターのみのパセリ店内には、ぎっしり書かれた黒板メニューがある。とんかつ、チキンかつ、メンチかつ、かつ丼、からあげ……と、そのすべてが揚げ物だ。しかも定食のごはんはおかわり自由だという。

――本当に揚げ物しかないんですね。

店主 中村栄司さん
店主 中村栄司さん
「たまに気まぐれでチャーシュー丼とか作るけど、SNSで告知するから開店直後に常連さんであっという間に売り切れるんだよね」

普通のメニューが普通じゃない!?

「とんかつ定食(L)」が1130円、「カニクリームコロッケ定食(L)」が1000円と、パセリは一般的な洋食店と大差ない値段設定。しかし、そのボリュームは普通ではないのだ。

とんかつが、普通じゃない!

「リブロースとんかつ定食」(1300円)

普通の「とんかつ定食」もボリュームがあるが、300g以上の一枚肉を揚げたリブロースとんかつはさらに衝撃的。豚肉は指定農場で育てられた「すこやか三元豚」で、臭みがなく豚肉らしいうま味がある。

一切れが重すぎて、箸を持つ指がつりそう……!

厚みは約5cmあり、箸で持ち上げるのも大変なほど。この厚みでも中心部まで薄ピンクに火が通っており、パン粉もきれいなきつね色なのがプロの技だ。

からあげの量も、普通じゃない!

ごく普通のサラリーマンも、淡々とほおばっている

ボリュームのある「からあげ定食」は大人気で、この味を求めて通う人も多い。ランチに来ていたこの男性も、近所に勤めているわけではないのに、食べたくなってわざわざ来たそうだ。

「からあげ定食(M)」(1030円)

これぞ正真正銘の「山盛り」! ……と思いきや、なんとこれはMサイズ。Lは+100円で、さらに山積みになるそうだ。
薄めの衣でカラリと揚げたあとでたっぷりのにんにく醤油をからめてあり、白いごはんが止まらない。

でも、「デカ盛り店のつもりはない」とは……!?

夜限定の「豚バラ肉にんにく揚げ定食(L)」(1350円)

普通の人ならとても食べ切れないボリュームで提供されるパセリだが、店主の中村さんいわく「デカ盛り店のつもりはない」とのこと。その真意とは……?

現オーナーの中村栄司さん

――確かに、中村さんが持つとデカ盛りに見えないですが……!

店主 中村栄司さん
店主 中村栄司さん
「もともと名城大の運動部にいて、ここのバイト出身。この豚バラ揚げはさすがに多いけど、基本的には自分にとって普通の量で、特別デカ盛りって意識はないかな」

――お客さんもみなさん、完食されるんですか?

店主 中村栄司さん
店主 中村栄司さん
「大体ね。リピーターがいっぱいいて、なんなら1日2回とか来るから。夜でも、お酒飲まずに10分ちょっとで食べ切って帰っていく人がほとんどだし」

――2回って!10分って! 「デカ盛りに挑戦!」とかじゃないんですね。

店主 中村栄司さん
店主 中村栄司さん
「週末になるとたまにそういうお客さんも来るけどね。新入生にデカ盛りの洗礼を、みたいな時代でもないから、基本は食べたい人しか来ないね」

なるほど、「デカ盛り店ではない」という意味が、わかってきた。
パセリに通うお客さんは普通の量では足りないような人たちで、これは充分に食べ切れる量なのだ。

ガッツリ食べたい日は、ここへ来るというお客さん
この日の「日替わりまんぷくランチ」(1000円)は、ロースかつと鶏もも肉揚げ

実際、店内を見ても誰もがサクッと完食して帰っていく。ごはんやキャベツを残す人もほとんどいない。
しかも大柄な人や運動部員といった雰囲気ではなく、スリムな人も多いのだ。体質的にたくさん食べられる人が、世の中には少なからずいるのだと気づかされる。

厳選素材で、揚げ物をもっとおいしく!

店内の黒板に主な食材が書かれている

リーズナブルな値段でたっぷりの量を提供しているパセリだが、おいしいものを提供する努力も惜しまない。

揚げ物のおともになるごはんは特においしくなければと、しっかりと噛み応えのある熊本産「もりのくまさん」を使用。つけあわせのキャベツも、愛知県特産なので主に地元産を使っている。

だしが効いた関西風のお味噌汁。おかわりは1杯50円

お味噌汁も、しみじみとおいしい一杯だ。そして食べてみて驚くのが具だくさんであること。大根や豆腐など、メインの揚げ物には使わない素材が使われていることに「きちんと作りたい」という中村さんの思いを感じる。
※味噌汁の具は日によって異なる。

ソースは左から、味噌ダレ・中濃ソース・ハニーマスタードソース

ソースやドレッシングも、好みに合わせて選べるように種類豊富。
ドレッシングはゴマ以外は入れ替わることが多いほか、珍しい塩などは中村さんが買い物ついでに気になった商品が適宜追加される。ポン酢や味噌ダレは自家製だ。

メインの揚げ物にも妥協なし!

家庭では難しい、大ぶりの揚げ物

ビッグサイズの揚げ物をおいしく仕上げるのは、簡単ではない。この点でも、パセリならではの工夫が凝らされている。

――このサイズの揚げ物だと普通、もっと縮むし焦げますよね?

店主 中村栄司さん
店主 中村栄司さん
「10分以上は揚げるけど、肉が縮まないよう早めに油から上げて余熱で火を通す。パン粉が焦げてないのは、長めに揚げても焦げないように糖質を抑えたパン粉を特注してるからだよ」
(筆者注)糖分には炭素が含まれるので焦げやすい。

――なるほど、パン粉の糖質! 大ぶりなのにやわらかくしっとりしてるのも理由があるんですか?

店主 中村栄司さん
店主 中村栄司さん
「基本はキャノーラ油だけど、しっとりさせるためにラードをブレンドしてる。パン粉をつけて揚げるカツとからあげで、配合も変えてるよ」

パセリのデカ盛りは、おいしく食べ切ろう!

お持ち帰り用パックは20円。遠慮なくお願いしよう

パセリの注文は一人一品で、デカ盛りだからと複数人でシェアすることはできない。食べ切れない分はお持ち帰りできるので食品ロスの心配はないが、やはり揚げ物は揚げたてが最高だ。
無理はせず、「今日はイケる! ガッツリ食べたい!」と思える日に行くべし!

※記事内の価格は2019年5月現在

取材・文・撮影=一番ヶ瀬 絵梨子(日本プリコム)

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Yahoo!ライフマガジン編集部

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