鈴木砂羽も思わず垂涎する神保町「SANKOUEN」肉汁大餃子

連載

鈴木砂羽の餃子道【vol.1〜20】

2016/08/18

鈴木砂羽も思わず垂涎する神保町「SANKOUEN」肉汁大餃子

役者仲間や友人たちと「餃子部」を結成するほどの餃子フリークな、女優・鈴木砂羽。おいしい餃子を求めてさまざまな街を食べ歩く連載「鈴木砂羽の餃子道」第9回!

鈴木砂羽

鈴木砂羽

女優

神保町の老舗中華食堂から飛び出した、ヌーベルシノワの人気店

こんにちは、鈴木砂羽です。毎日暑い日が続きますが、みなさん夏バテしてませんか? 夏バテ対策にはやっぱり餃子でしょ! ということで、今回も神保町よりお届けします。

お伺いしたのは、すずらん通りにある「SANKOUEN CHINA CAFÉ&DINING」。一見して中華料理店とはわからないスタイリッシュな店構えのこのお店は、同じ神保町にある創業60年超の老舗「三幸園」の姉妹店。「三幸園」も餃子の名店として人気で、実はワタシが部長を務める「餃子部」でも伺ったことがあったのですが、こちらの「SANKOUEN」は初めてなので楽しみ!

すずらん通りの中程、おしゃれなビルの1Fにお店はあります。

店内はアジアン・リゾートをイメージしたモダンな雰囲気。「三幸園」に行ったことがある人なら、そのギャップに驚かされるかもしれません。「同じ系列ですけど、一応ライバルなんで。もちろん仲は良いですよ(笑)」と語るのは、マネージャーの神長さん。こちらの「SANKOUEN」もオープンして23年、現在の形態に改装してから14年ほど経っているという、神保町でも人気のお店なんですね。

シャンデリアが眩く光るゴージャスな個室も!

北京や四川などさまざまな中華料理を取り入れ発展させた、ヌーベルシノワなコース料理も堪能できる「SANKOUEN」。紹興酒をはじめ各地から取り寄せた中国酒の品揃えも圧巻です。

他の店ではお目にかかれないような珍しい中国酒も味わえます。

ではでは、早速「SANKOUEN」の看板メニューである「肉汁大餃子」を注文してみたいと思います!

大餃子(4個)520円

デデーン! 見て、この大きさ! そして重っ! 「三幸園」の餃子も大きかったけど、ここの「肉汁大餃子」はさらにボリュームがあるような? なんとも美しいGLG(グッド・ルッキング・ギョーザ)を前に、思わずひとり乾杯せざるをえない気分に。

まずはビールで乾杯!

最初はそのまま何もつけずにいただいてみましょう…。

う〜ん、肉汁がすごいっ! 滴ってます! 肉の旨みが引き立っていて、だけど野菜の美味しさも十分に感じられる、バランスのいい餡ですね。しっかりと味がついてるので、このままでも美味しいです。

「お昼は、7割ぐらいが女性のお客様ですね。ランチタイムは大餃子定食というのを出してまして、餃子が6個にライス・サラダ・デザートもついてるんですが、女性でもペロッといっちゃいます」(神長マネージャー)

一滴たりとも肉汁を無駄にしたくない砂羽さん。

ワタシが注目したいのはこの皮。そんなに厚くないけど弾力があって、ツルっとシコシコした食感がとても美味しい。なんならこの生地で麺を作って食べても美味しいんじゃないかなってぐらい。

「ははは(笑)。たまに皮の端っこが余る時があって、うちの料理人たちは、それを麺っぽく使ってまかないで食べてるんですよ(笑)。これぐらい大きい餃子だと普通の皮では破れてしまうんですが、当店の餃子の皮はこの大きさに耐えられるようにギリギリまで大きくして特別に作ってます」(神長マネージャー)

限界まで薄くした皮に、ジューシーな餡がみっちり!

皮ひとつ取ってもこだわりが感じられる「肉汁大餃子」。美味しさの秘密をさらに知りたい! ということで、厨房にもお邪魔させていただくことに。

老舗の味をベースにしながら、オリジナルな進化を遂げた「肉汁大餃子」

厨房はグランドホテルのキッチンかと思うほどの広さ! 3階までフロアがあり、しかもコース料理に対応しているわけですから、さもありなんって感じです。各ジャンルに強い料理人が持ち場を分担して美味しい料理の数々を作っているということなのですが、料理長の斉藤さんは餃子に対して並ならぬ情熱を注いでいるようです。

料理長の斉藤さん。

「うちの餃子の餡は、豚もも肉と豚バラ肉を混ぜて作っています。もも肉だけだとサシが入ってないぶん硬くなってしまうので、うちは脂身が入ってるバラも混ぜて、柔らかさやジューシーさ、そして肉自体が持つ甘さが引き立つようにしています」(斉藤料理長)

なんとも美しく絶妙な焼き加減!

「野菜はニラ・キャベツ・白菜・ニンニク、あと長ネギが入っているんですが、ニラの香り、キャベツ独特の青味、火を入れた白菜の甘さ……など、野菜にもそれぞれ役割があるのでバランスを見つつ。特に白菜やキャベツなんかは季節によっても味も目方も変わってくるのでね」(斉藤料理長)

ひとつの餃子に詰まった、たくさんのアイディアと情熱に想いを馳せる砂羽さん。

そのうえにこの大きな餃子にしっかりと火を通して美しく焼きあげる技術も必要になってくるわけですから、やっぱり餃子って総合芸術だわ。

「当店の肉汁大餃子も、ちょっとずつ作り変えていくうちに今の形になったんです」(神長マネージャー)

餃子は、本当に奥が深いですよ」(斉藤料理長)

1日に何百個と作り続けてきた料理長をもってしても「奥が深い」と言わしめる餃子。私も、さらに餃子の魅力を深く掘り下げて「餃子道」を歩んでいきたいと思わせてくれた、見事な「肉汁大餃子」でした。

マネージャーの神長さんと一緒に、ギョーポー(餃子ポーズ)でパチリ!

SANKOUEN CHINA CAFÉ&DINING

東京都千代田区神田神保町1-5 島田ビル1F
電話番号:03-5280-1231
営業時間
月~金 ランチ 11:30~15:00(L.O.14:30) 月~金 ディナー 17:00~24:00(L.O.23:00)
祝前日 ディナー 17:00~25:00(L.O.23:30、ドリンクL.O.24:30)
土・祝日11:30~22:00(L.O.21:00)
定休日:日曜日

口コミ・写真など

※この情報は取材時の情報です。ご利用の際は事前にご確認ください。

構成=宮内健、撮影=熊谷直子、ヘアメイク=吉野麻衣子

この記事を書いたライター情報

鈴木砂羽

鈴木砂羽

女優

1994年に主演映画「愛の新世界」で注目を集め、同年ブルーリボン新人賞、キネマ旬報新人賞など多数の映画賞を受賞。以降、映画・ドラマ・舞台など幅広く活躍。日本テレビ「幸せ!ボンビーガール」出演中。「YOU」 (集英社)にてエッセイ漫画「いよぉ!ボンちゃんZ」連載中。

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