東京 春の風物詩・多摩川のマルタウグイを釣る!アーバンな釣り

2019/05/17

東京 春の風物詩・多摩川のマルタウグイを釣る!アーバンな釣り

大都会を流れる一級河川・多摩川。近年東京近郊で春の風物詩と呼んでもいいぐらい人気上昇中のアーバンフィッシングに今回は挑戦してきました。渓流解禁や湖沼での釣りも本格シーズンを迎える前に、気軽に楽しめる釣りで肩慣らしといきましょう。

WEBマガジンHEAT(ヒート)

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大都会を流れる川でアーバンフィッシングを楽しむ

ショータ・ジェンキンス

ショータ・ジェンキンス

ライター

ターゲットは通称マルタ。マルタウグイという大型のウグイの仲間で、大きいものは60cmを超える雑食の魚。丸太のように太くて大きなウグイそのままといった感じ。普段は河口などの汽水域に生息していて、3月半ばになると産卵のため群で遡上してきます。バシャバシャと水しぶきを立てながら瀬を遡っていく姿はなかなかに見応えあり。

今回のターゲット

サハリン・ロシア沿海から朝鮮半島東岸、日本では神奈川県以北の太平洋沿岸、富山県以北の日本海側に分布する大型のウグイ。小骨が多く調理しづらいためあまり人気はないようだが、食用としても知られている。シーバスの外道で釣ったことのある人はご存知かもしれないが、魚食性も強くルアーへの反応も良い好ターゲット。

今回のターゲットは通称マルタ。マルタウグイという大型のウグイの仲間

関東では割とどこの川にも生息している魚ですが、有名どころは多摩川。足場もよく狙いやすい瀬が多いため、何箇所かランガンしてみるのがオススメ。多摩川沿いはコインパーキングやコンビニエンスストアも充実しているので、お子様連れやカップルでも安心して釣りが楽しめます。前にご紹介した鴨川のニゴイ編に続き、都会を流れる川でアーバンフィッシングです。

取材当日もスポーツやウォーキングを楽しむ人が多く和やかな雰囲気、河川敷を歩く際は釣りバリなどが人に刺さらないように注意しましょう

さて、なぜ多摩川を選んだかというと、前日まで仕事でたまたま都内にいたからなんです。まさに出張ついでのフィッシングでしょう(笑)?  そして多摩川にマルタウグイを狙いに来るのは初めてだったのと、最近面白いことをしている友人がいるので、彼にも久しぶりに会いたかった。日本各地でガサガサを楽しんでいる彼なら、きっと良いガイド役にもなってくれるのではないかとか、そんな下心があったのは内緒ですよ。グフフ。

※ガサガサ:網などを使って、水辺の魚や昆虫、水生動物などを採集すること。地方によってはガサ入れと呼ばれたり、動詞として「ガサる」とかも使える。みなさんも釣りをする前は、あちこちでガサガサしていたのでは?

半澤聖也くん(以下セイヤくん)

半澤聖也くん(以下セイヤくん)

ガイド

ということで、普段からガサガサしているセイヤくん情報によるとまだまだマルタの遡上数は少ないらしい。最盛期になるとどこの瀬も赤と黒のバンドの入ったマルタたちでいっぱいになるそうなんだけど、何箇所か様子を見てみたものの魚の居場所にバラツキがあるみたい。「ひとまずランチにしましょう、多摩川に来たらここは食べておけ! 的な場所がありますよ」とセイヤくん。そういうのはもっと早く言ってくれよ。本当はずっと前からお腹がペコペコだったし、そういうの大好物だよ。一旦車へ戻り移動ついでに昼食を取りつつ、時合いを待ってみることに。

赤と黒のバンドの色濃い婚姻色の出たマルタのオス(写真提供:おしぇーい)

釣りも良いけど先ずはガサ師(?)風腹ごしらえ

どうやらマルタの遡上数がまばらなうちは、朝や夕方の光量の変化の時間帯がチャンスタイムらしく、思いっきり寝坊して朝マズメを逃したわれわれ(というかジェンキンス)は夕方の時間帯に勝負を掛ける作戦。川沿いの道路を走っているとすぐに、彼いわく隠れた名店であるどん亭が見えて来た。

いやー、期待を裏切らなそうな店構え
牛丼、とんかつ、カレーの三銃士が揃ったどん亭スペシャル、通称どんスペ

味噌汁に納豆、無料トッピングで生卵まで付けてカロリーを補給、いや過剰摂取して準備は万端。釣りのときってこんな風に早く出て来てガッツリ食べられるご飯が本当に嬉しい。風が吹くと意外と寒い日だったので、暖かいお味噌汁も身に沁みました。

その後、少し下流へと移動し、駐車。河川敷を歩きます。毎回パーキングから程よい距離があって、食後の良い運動になりそう。ある意味都会の大河川ならではですね。

マルタの付き場を発見、さてどう釣る?

ようやく釣りの記事らしくなってきましたよ。そりゃせっかく釣りに来てますので、どっちでもいいからイッピキ釣り上げて魚の顔が見たい! そんな話をしていたら、前日にイベントに来ていたお客さんからマルタの釣果写真が届いてさらにテンションが上がります。ダート系の小型プラグで釣ったそうな。大抵こちらの活性が上がると魚は姿を見せないことが多いのですが、今日はどうなんでしょう。はやる気持ちを抑えながら釣り場へと歩きます。

送られて来たのは美しいオスの写真、羨ましいぞ!(写真提供:おしぇーい)

時折「バシャバシャ」っとマルタが遡上しているのが見える瀬には、すでに何人か釣り人の姿が。到着するとフライマンの男性がちょうどマルタとファイトしていて、やっと魚の付き場を見つけた感じ。その少し下流に入らせてもらうことに。スプーンは5g~10gぐらいを揃えておけば、浅い瀬のエリアと、深い流心のエリアの両方を釣りやすいと思います。瀬は軽めのルアーでドリフト、深みを攻めるならボトムを丁寧に。トラウト類ほど繊細な釣りではなさそうですが、やはりその時その時でよくアタるカラーや大きさに波があるようなので、派手目の渓流ミノーなどのプラグやスピナーも用意しておきましょう。他にもニゴイやバスも釣れます。

5フィート5インチULのロッドに、ラインはPE 0.6号

春の多摩川の風物詩、タママシール待望のキャッチ

筆者の釣果。待望のキャッチです

着いてしばらくは苦戦を強いられましたが、少し太陽が傾き始めたころになると一気にタママシール達の活性が上がった様子。上流の釣り人が釣ってるなぁなんて思っていたら、われわれも立て続けにヒット。思ったより引くマルタ、シーバスタックルの外道で掛かかるとあっという間に釣れてしまうけど、ライトタックルで狙うとエキサイティングな魚でした。

※マシールとは東南アジアの渓流や湖に棲む肉食のコイ科の魚で、現地では人気の釣りのターゲットであり食用としても重宝されています。それをタマ(多摩)にかけてタママシールと呼んでいるだけで、特に近縁種という訳ではございません。

トラウト風に撮って見たけど、、、タママシール。いや、マルタですね(笑)
相変わらず釣りの腕もさすが、写真を撮って手早くリリース
雌なのか、あまり婚姻色は濃くなかったけど、よくよく見ればひじょうに綺麗な魚

魚を一目見たら結構お腹いっぱい気味になってきた二人。いろいろなルアーを投げて遊んでいると、隣で釣っていた親子に大物が掛かった様子。大興奮で息子さんが釣り上げた魚は大きな鯉、しかもしっかりスプーンに食ってきてます。鯉ってときどきルアーで釣れるけど、サイズもサイズなだけに結構びっくりしますよね。

大物を釣って大喜び、親子でこんな休日を過ごすのはとても贅沢ですね

今回のヒットルアーはスプーンとミノー。魚の数が多い時はフックをシングルに変えた方がスレ掛かりして場所が荒れたりするのを防げるとのこと。この時期ならではの魚と釣りを楽しめて大満足、ハイシーズンはもう少し先みたいだけど、一足先に春の風物詩に会うことができました。

「帰り道にカフェでも行こうよ、アーバンに」

釣りの後は、オシャレにカフェでも

とか恥ずかしいセリフを吐いたかどうかはわかりませんが、ライト&ファストなタックルでコンパクトに楽しめる釣りのスタイルだからこそ、移動中に見つけたお店やカフェなどに立ち寄れるのは、実際アーバンフィッシングやストリートフィッシングの大きな魅力。釣りが先なのか後なのか、きっかけが釣りなのか他の何かなのか。人それぞれ、いろいろな生活スタイルやこだわりがあるから、必要とされる物も違うのは当然ですが、僕はその時そこでしかできないことをできる限り楽しみたいといつも思っています。なので、こんな風に季節を感じられる釣りだったり、アーバンらしくカフェに入って、カッコつけてコーヒーなど飲んでみたくなるのかもしれません。

持ち運び・収納が手軽なパックロッドならではの楽しみ方

東京にはまだまだこんなスタイルで楽しむことができる釣りが残っていると思うので、これからもその時その土地その瞬間をテーマに? 気軽に、そしてときどきコアに、釣りを発信していきたいと思います。何なら、みなさんからの「こんな釣りやってみて!」とか、「〇〇に遊びに来てください!」みたいな提案やご意見も大歓迎。2019年上半期は各地のストアイベント、展示・受注会ラッシュなので、むしろ直接お会いできるのを楽しみにしております。こんなトラベルフィッシングやアーバンスタイル、パックロッドやアパレルなど、”釣りはカッコイイ” な人はぜひイベントスケジュールなどもチェックしていただけると嬉しいです。

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