福岡のカフェ名物! 10段のホットケーキタワーに目がキラキラ

福岡のカフェ名物! 10段のホットケーキタワーに目がキラキラ

2019/05/30

漫画や絵本の世界で登場する、何段も積み重ねて作られたホットケーキタワー。誰もが一度は“やってみたい!”と思う憧れの食べ方が、福岡市内のとあるカフェで実現できます。

Yahoo!ライフマガジン編集部

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小学生でも通える「公園の売店のようなカフェ」がコンセプト

カフェに隣接する児童公園は、市民の憩いの場になっている。桜や紅葉など、季節の移り変わりを感じることができるところも魅力だ

福岡の繁華街・天神から車で約15分。九州大学跡地の再開発で人気が高まる六本松の隣町、鳥飼という閑静な住宅地に「公園カフェ Bianco Blanco(ビアンコブランコ)」はある。“誰もが気軽に利用できる憩いの場を作りたい”と、オーナーの則武展博(のりたけのぶひろ)さんが2012年に開業した。

公園横の細い路地を奥へ進むと現れる、レトロなファザード。もともとは、古いアパートの1室だったという

「Bianco Blanco」とは、イタリア語で“白いブランコ”の意味。“公園=ブランコ”という直感と、則武さんのイニシャルであるN・Nを店名に入れた結果、こうなった。内外装は、デザイナーでもある則武さん自身で廃材などを利用して施工。温かみを感じる店内の窓からは木漏れ日が差し込み、居心地のよい雰囲気をさらに演出する。

小さいスペースながら、テーブル席もカウンター席も余裕を持たせた配置。公園を望む大きな窓側の席が人気だ
窓からは公園の様子が一望できる。桜の満開になる春が、特にオススメ。季節の移り変わりを感じながら、ゆったりとくつろげる
足場板として使われていた杉板に、ツタを絡ませて作ったインテリア。すべてを手作りすることで、リーズナブルな価格が実現できたそうだ

トリコになる人続出!? ホットケーキタワーの魅力に迫る

一部のメニューは、13:00以降テイクアウトOK。ここで購入して、公園でおやつタイムを楽しむ人もいるという

メニューは、ドリンクスイーツなどの軽食が充実。コーヒーには、糸島のロースターカフェ「Petani coffee(ペタニ・コーヒー)」が手がけたオリジナルブレンド(400円)もある。名物は、1枚でも食べ応え十分でぽってりとした質感のホットケーキ。特にホットケーキタワーは、これを求めて国内外から来店があるほどの人気を誇る。

10段のホットケーキタワー。味の変化が楽しめるよう、メイプルシロップのほか、フルーツ、ホイップクリーム、ダブルソフトクリームなどが添えられている

段数は、3段(800円)6段(1300円)8段(1650円)10段(2500円)からチョイス。すべてにソフトクリームが添えられるが、10段だとダブルになる。ひとり占めをするもよし、みんなでシェアをするもよし、楽しみ方は無限大だ。

真横から見た様子は、まるで飛び出す絵本のような圧倒的な存在感。“福岡タワー”のごとく、天高くそびえる

こんがりキツネ色のホットケーキを1枚計測したところ、直径約8cm厚さ約2.5cmもあった。これが10段積み重なっているので、全長は約25cmということになる。“選ばれしグルマンのみが立ち向かうことを許されるスイーツ”とある人は称したが、このシルエットを見ると、まさにその通りだと納得する。

実際に計測してみると、確かに全長は25cm近くあった。横田店長いわく、数値は当日の気候などで若干の変動があるそうだ

現在は横田はるをさんが、オーナーに代わってこの店を守る。カウンター席でホットケーキを頬張りながら、このメニューの誕生秘話や調理のこだわりなどについて、いろいろと聞いてみた。

\私がお答えします!/

店長の横田はるをさん。ホットケーキタワーにまつわるさまざまなエピソードを、素敵な笑顔で教えてくれた
横田店長
横田店長
「パンケーキ全盛の現代であえてホットケーキにこだわるのは、“小さいころに家で食べた懐かしい味をこのカフェで提供したい!”というオーナーの思いがあるからです。店のコンセプトである“公園カフェ”を追求するうちに、自然とこんなボリュームになりました」
6段まで重ねた後は、竹串で10段まで積み上げていく。安定性だけでなく、見映えも意識して刺す位置を決める様子は、まさに職人技だ
横田店長
横田店長
「開業当時のホットケーキタワーは、6段しかありませんでした。それが、“より多くの人に楽しんでもらおう”とオーナーが試行錯誤を重ねるうちに、3段、8段とメニューのバリエーションが増加。ついには10段になったのですが、この段数がホットケーキでタワーを作れる私たちの限界でした(笑)」
薄力粉の配合量を研究したという生地は、しっとりもちもちで、甘さ控えめ。食事系のホットケーキメニューにも使われている
横田店長
横田店長
「最も気を配っているのは焼き加減です。生地が膨らむ温度と、生地が固まる温度の差を意識しながらタイミングを計って焼き上げることで、表面はカリッと香ばしく、高さのあるホットケーキに仕上げています」
最初は頂上に刺さる竹串とフォークを使い、上段の2つを取る方法がオススメ。子供のころに食べた懐かしい味との出合いに心が和む
別添えのメイプルシロップを使う量やタイミングはお任せ。好みの甘さにして楽しもう
横田店長
横田店長
「10段のホットケーキタワーを注文するお客様は、3~5人でシェアされる場合がほとんどですね。1人の場合、過去にはペロッと食べてしまった女性客もいましたが、完食される方は2割ほどです。まずは無難に、3段ぐらいで楽しむことをオススメします(笑)」

まだある個性派メニューに注目!

ふわとろのオムレツをホットケーキタワーと同じ生地でサンドした、オーサカタマゴサンド(ドリンク付き・750円)

チーズバーグサンド(ドリンク付き・680円)オーサカタマゴサンドほか、ハンバーガースタイルで楽しめるホットケーキメニューもオススメ。ランチタイムは、卵と白飯の間に甘辛いそぼろが隠れている、ふわとろオムライス(800円)も人気だ。

チョコラテに描かれた絵。繊細でキレイなタッチは、飲むのをためらってしまうほどの美しさがある

ホットケーキと好相性のドリンクメニューも豊富にある。種類によっては、ラテアートをサービスしてくれる場合があるのでお楽しみに。

カウンター近くに飾られるチョークボード。チョークアートアーティストの3sz(ミスズ)さんからプレゼントされたそうだ
「散歩がてら、気軽にお立ち寄りください」という横田店長。地下鉄別府駅より徒歩3分、城南区役所の裏手にある公園を目印に探してみよう

ちなみに、オーナーの則武さんは今、福岡県豊前市の2号店「BBQカフェ ぶぜんパラダイスキッチン」(2019年6月オープン予定)にいる。メニューには、ホットケーキタワーもあるそうだ。福岡を訪れた際はちょっと足を延ばして、老若男女が童心に帰る名物ホットケーキでほっこりしてみてはいかがだろう。

取材メモ/高さ約25cmのホットケーキタワーは、一見の価値あり。その圧倒的な存在感と造形美に、皆さんもきっと“ひと目ぼれ”するはずです。春は、あまおうをトッピングした期間限定のホットケーキもあるのでお見逃しなく!

取材・文=西田武史(シーアール) 撮影=長﨑辰一

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