三代目JSBメンバーも熱中!タミヤ旗艦店でミニ四駆(再)入門

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2019/06/04

三代目JSBメンバーも熱中!タミヤ旗艦店でミニ四駆(再)入門

1982年に誕生し、いま第3次ブームを迎えているミニ四駆。「三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE」の山下健二郎さんもドハマリ中だという、“作る・工夫する・競う”が魅力のレーシングホビーを「タミヤ プラモデルファクトリー 新橋店」で体験した。

Yahoo!ライフマガジン編集部

Yahoo!ライフマガジン編集部

三代目JSBメンバーやF1ドライバーもドハマりするミニ四駆

70年以上の歴史を持つ世界的模型メーカーのタミヤ。プラモデルやRCモデル(ラジコン)などラインアップは幅広いが、世代を問わず人気なのが四輪駆動の電動自動車模型「ミニ四駆」だ。

「タミヤ プラモデルファクトリー 新橋店」は、3つのフロアにタミヤのほぼ全アイテム6000点を網羅するフラッグシップ店

ミニ四駆は1982年の誕生以来、累計400種以上のモデルを1億8000万台以上も売り上げ繰り返しブームを起こしており、「かつてはミニ四駆に熱中した」という大人も少なくないはず。

ミニ四駆関連アイテムだけで地下1階のおよそ半分を占める充実ぶり

最近では、「三代目JSB」のパフォーマー・山下健二郎さんもファンであることが知られているなど、盛り上がりを見せている。

同フロアのRCモデルコーナーに並ぶ、1980年代に一世を風靡した名車「マイティフロッグ」(写真左・1万8144円)や、「ホットショット」(写真右・2万6784円)の復刻版に副編Mも思わずナミダ

そんなミニ四駆の魅力を探りに、少年時代は「マイティフロッグ」や「ホットショット」をイジり倒すなど、タミヤ製品に並々ならぬ思い入れを持つ副編Mが、港区新橋にあるタミヤのオフィシャルショップ「タミヤ プラモデルファクトリー 新橋店」でミニ四駆(再)入門にチャレンジ!

\案内人はこの人/
「タミヤ プラモデルファクトリー 新橋店」
ストアマネージャー・半谷孝道(はんがい・たかみち)さん

2018年のル・マン24時間耐久レースで勝利した「トヨタ ガズーレーシング TS050 HYBRID」モデルを手にする半谷さん
副編M
副編M
「最近SNSでミニ四駆のポストをよく見かけるようになりました」
半谷孝道さん
半谷孝道さん
「おかげさまで現在、ミニ四駆は第3次ブームを迎えているんです」
これまでに発売されたミニ四駆のキットは累計約400種。現在でもおよそ230種が流通し、新橋店では130種程度のモデルを揃えている
半谷さん
半谷さん
「第1次ブームは1987(昭和62)年、『コロコロコミック(小学館)』に連載されたマンガ『ダッシュ!四駆郎(よんくろう)』の人気を背景に生まれ、翌88年からは全国大会の『ジャパンカップ』が始まりました」
副編M
副編M
「自分も第1次ブーム世代です! あれは昭和の出来事だったんですねぇ」

\憧れのRCカーがミニ四駆に/

1988年、憧れのRC「アバンテ」がミニ四駆化されると子供たちは熱狂。写真上は「アバンテJr.30周年スペシャルキット」(1296円)、下は「トップフォース エボリューションRS」(1080円)
半谷さん
半谷さん
「1994年に人気マンガ『爆走兄弟レッツ&ゴー!!(小学館)』の登場マシンをモデル化した『フルカウルミニ四駆シリーズ』が発売され第2次ブームを迎えます。しかし、1999年に『ジャパンカップ』が終了するとやや落ち着きました」

\ル・マンを制したドライバーも熱狂/

2018年のル・マン24時間を制した「トヨタ ガズーレーシング TS050 HYBRID」(写真上・1404円)と、「ダイハツ コペン XMZ」(同下・1080円)などの実車がモデルアップされることも
半谷さん
半谷さん
「ミニ四駆誕生25周年となる2007年に、記念イベントや海外からも選手を招き『ワールドグランプリ』を行ったんです。その時、かつてブームを支えた世代が子供さんを連れてミニ四駆の世界に戻ってきてくれたんです。2012年には13年ぶりに『ジャパンカップ』が復活し、それが起爆剤となり現在まで続く長い第3次ブームが起こりました」

\マンガキャラの愛車も/

第1次ブームを牽引した『ダッシュ!四駆郎』に登場する「ダッシュ1号・皇帝(エンペラー)」(写真上・972円)。1994年には『爆走兄弟レッツ&ゴー!!』の「サイクロンマグナム」(同下・842円)も発売
副編M
副編M
「今回の人気はもう10年近くも続いているんですね。これほど長く愛される理由は?」
半谷さん
半谷さん
「理由は様々だと思いますが、1/32スケールと小さくても奥の深いメカニズムとエンジニアリングの魅力が安価で気軽に楽しめることでしょうか。また最近では、SNSを通じて仲間とレースやオフ会を楽しんだり、カスタムの情報を共有したりするなど、ファン同士のコミュニケーションの充実も一因だと感じます」

\デザイン公募の受賞作も/

「カッパーファング」(写真左1080円)と「レイザーバック」(1080円)は、2018年にジャパンカップの30周年記念に実施された「ミニ四駆デザインコンテスト2018」の受賞作をモデルアップしたもの
副編M
副編M
「1個のモーターが4輪を駆動させるメカニズムは、単純なだけに見ているだけでワクワクします」
半谷さん
半谷さん
「メーカーや自動車関係の学校で、車体構造を理解するためにミニ四駆が使われることもあり、子供の頃に親しんだミニ四駆が切っ掛けでF1エンジニアになった人もいるそうです」

\かわいくても走りは本物/

「がんばれ!熊本 ミニ四駆 (くまモン版)」(1296円/利益は全額熊本県に寄付)や「ミニ四駆キャット」(1188円)は、かわいい見た目に反してレースでも戦えるポテンシャルを持つ
半谷さん
半谷さん
「2018年のル・マンでトヨタ ガズーレーシングの8号車が総合優勝を果たしました。優勝した『TS050 HYBRID 8号車』のドライバーを務めたフェルナンド・アロンソ氏、中嶋一貴氏、小林可夢偉氏たちが来日した際に、同車のミニ四駆でレースイベントをしたこともあるんです(笑)」
カスタム&グレードアップのためのパーツコーナーもこのボリューム感
副編M
副編M
「これだけ種類があると、自分のような再入門組や初心者には、どんなモデルを買っていいか迷ってしまいます」
半谷さん
半谷さん
「モデルによって走りの特性は異なりますが、まずは愛着が持てる見た目で決めてしまうのもオススメです」
副編M
副編M
「愛着が湧くとカスタムしてより速く走らせたくなります!」
半谷さん
半谷さん
「では、よりカスタムに精通したスタッフにバトンタッチしますね(笑)」

\ミニ四駆マスター登場/
スタッフ・近藤亨(こんどう・とおる)さん

小学生の頃からカスタマイズの経験を積んだ“ミニ四駆マスター”が手がけた「エアロ アバンテ」。速そうなオーラ出てます
近藤亨さん
近藤亨さん
「競技やカスタムを楽しむ予定なら、1台目はARシャーシを採用した『エアロ アバンテ』がオススメです」

\イチオシ競技用マシンはこれ/
「エアロ アバンテ」(972円)

1988年に初登場した本格的レースモデル「アバンテJr.」の後継として、ミニ四駆誕生30周年の2012年に登場。空気の流れを積極的に活かすエアロデザインを採用している
近藤さん
近藤さん
「ミニ四駆のグレードアップパーツは現在約200種類が発売され、組み合わせ次第で数万通りものカスタムが可能です」
副編M
副編M
「ぐっとハードルが上がった分、面白くなってきました(笑)」
カスタムの基本は「ボールベアリング」「モーター」「ファーストトライパーツセット」の3種類
近藤さん
近藤さん
「とはいえ基本的には、車輪の回転をスムーズにする『ボールベアリング』、速度を上げる『モーター』、車体を安定させるローラーやマスダンパーがセットになった『ファーストトライパーツセット』の3種類で最初は十分です」
「ファーストトライパーツセット」(各972円)。車体を安定させるパーツが、シャーシの種類ごとにセットになっているので安心
副編M
副編M
「マスダンパーって何ですか?」
近藤さん
近藤さん
「もともとは実際のF1のチームが開発したと言われるもので、可動式のオモリで車体のバタつきを抑えるシステムです。あまりに効果が高く、F1ではすぐに禁止されてしまったそうです」
ミニ四駆のカスタムは、写真左上の「ARシャーシ ファーストトライパーツセット」(972円)に加え、左下の「六角穴ボールベアリングセット」(864円)、「チューン2モーター」(各388円)が基本形
副編M
副編M
「高回転のモーターに換えるだけでは勝てない?」
近藤さん
近藤さん
「ミニ四駆のレースにも、F1のようにコースバリエーションがあります。高回転モーターは直線の多い高速コースでは有利ですが、モナコGPのように複雑なコースには低速に優れたトルク型が合うんです。しかも、速過ぎるとコーナーなどでコースアウトして失格となるので、速さと安定性のバランスが大切なんです」

\“全部入り”もあるよ/
「ミニ四駆スターターパックAR スピードタイプ(エアロ アバンテ)」(2160円)

「エアロ アバンテ」の車体と、基本的なカスタムパーツやドライバーなどの工具がセットになったスペシャル仕様もあるぞ!
副編M
副編M
「ミニ四駆が『レーシングホビー』と呼ばれる理由がわかってきました」
近藤さん
近藤さん
大切なのは説明書通り丁寧に組み立てること。ボディが小さいので、わずかなズレが大きなロスに繋がります。丁寧に組んだノーマルマシンが、組み立ての甘いカスタムに勝ってしまうことも珍しくないんです(笑)」

\お客さんのマシンを拝見/

「子供と一緒に始めたら自分の方がハマりました(笑)」と話すのは、「ウイニングバード」(972円)を新幹線の“はやぶさ”カラーで仕上げたミニ四駆歴3年のTさん
副編M
副編M
「基本が大切なんですね」
近藤さん
近藤さん
「とはいえ、クラッシュしてもドライバーが怪我をするわけではないので、究極の速さを目指すため安定性を度外視できるのもミニ四駆ならではの魅力だと思います。先日最新カスタムのトレンドも満載の公式ガイドブック『ミニ四駆超速ガイド 2019-2020』が発売されたばかりなので、こちらも要チェックです」
2階の「モデラーズスクエア」には作業スペースを併設したコースを設置(利用料500円/女性と中学生以下は無料)。速い車が通り過ぎてからコースインさせる。(※コース未設置日もあるので日程は要確認)
近藤さん
近藤さん
「まずはノーマルで走らせてから、一つずつステップアップするのが理想ですが、レース参加が前提なら、車体とベーシックな改造パーツをパッケージングした『ミニ四駆スターターパックAR スピードタイプ(エアロ アバンテ)』のような製品もラインアップしているので、自分の好みで選んでほしいですね」
ショッピングバッグに描かれるのは「ルパン三世 カリオストロの城」などを手がけたアニメーター・大塚康生氏がデザインした名車「ワイルドウイリー2」。氏はミニ四駆のボディデザインのアドバイザーを務めたことも
近藤さん
近藤さん
「ミニ四駆は、自分ひとりで車体のデザインとメカニックを担当し、カスタムしたマシンを自らの手でコースに投入するので、レーシングチームを運営しているようなもの。カスタムは熱中し過ぎて“沼”のようにハマってしまうこともあるほどで、私たちがミニ四駆を楽しむためのお手伝いをできれば嬉しいですね」
1階は車やバイク、船や戦車、飛行機などのプラモデル、工具類や書籍、タミヤオリジナルグッズなど幅広く扱う。店全体でおよそ6000以上のタミヤオフィシャルアイテムが揃う

2019年6月15日からは全日本選手権であるジャパンカップも始まり、10月のチャンピオン決定戦に向けてさらに加速しそうなミニ四駆人気。この機会にかつて夢中だった元ミニ四駆少年も、まだ手にしたことのない人も、手頃な価格で自動車レースという大きな夢を味わえるホビーに“再入門”してはいかがだろうか。


取材メモ/二つ星でお馴染みのタミヤのロゴマーク。左側の赤地は「情熱」、右の青地は「精密」を象徴しているそうですが、その理念を全身で体感できるのがミニ四駆の魅力のようです。

構成・取材・文・写真=杉山元洋

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