蕎麦処なのに蕎麦屋がない!十勝・上士幌町に登場した「五武庵」

蕎麦処なのに蕎麦屋がない!十勝・上士幌町に登場した「五武庵」

2019/06/05

「蕎麦の産地なのに蕎麦屋がない!」――十勝の上士幌町は蕎麦の産地でありながら、蕎麦屋が一軒もないという事態に。そこで、町民の声に答えてクラウドファンディングで新しい蕎麦店がオープンしました。

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「蕎麦の産地なのに蕎麦屋がない!」町民の声に、東京から料理人がやってきた

2018年末、十勝・上士幌町(かみしほろちょう)に一軒の蕎麦屋さんができました。
北海道は蕎麦の生産日本一を誇りますが、ここ十勝も蕎麦の産地のひとつ。それなのに、町には数年前に一軒の蕎麦店が閉店して以来、蕎麦店がない状態がつづいていました。
「この町に蕎麦屋をつくってほしい」という町民たちのたっての願いで「蕎麦屋開店プロジェクト」がスタート、上士幌町が主体でクラウドファンディングを使い、全国に協力を呼びかけたのです。

「五武庵」は昼の部は蕎麦やご飯ものを、夜の部は一品料理を充実させ、宴会にも対応

東京で和食店を営んでいた平野昌樹さんは、もともと店で蕎麦も提供していたことから、「十勝といえば食材の豊かなところ。上士幌町で蕎麦屋をやってみよう」と決意。
店長兼料理人として上士幌町へ移住した平野さんは、仲間たちと蕎麦店の開店に乗り出します。

黒を基調としたシックな店舗

料理人、設計士、インテリアデザイナー、映像会社と店舗の立ち上げにかかわった仲間は5人。そこで店の名前は「五人の武士」になぞらえ、「五武庵」という名前に。
築30年の空き店舗はモダンでスタイリッシュなデザインに生まれ変わり、カウンターと小上りのある店内は居心地のいい空間になりました。

士幌町内で製粉した蕎麦粉を十割で打った「冷そば」680円。「温そば」は二八で打つ

隣の士幌町には製粉所もあることから、近くで挽きたての蕎麦粉を打つことができ、冷たい蕎麦は十割、あたたかい蕎麦は二八と使い分けた本格的なメニューに、町の人たちも大喜び。
開店当初からにぎわい、すっかり町の人気店になっています。

「北海道生活」71号

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