ネタの種類は20以上! 札幌・すすきので話題の超巨大舟盛り

特集

てんこもりすぎる⁉︎ 札幌「デカ盛り」グルメ

2019/06/05

ネタの種類は20以上! 札幌・すすきので話題の超巨大舟盛り

北海道に来たらやっぱり食べたいのが新鮮な海の幸。せっかくなら、あれもこれもといろいろな種類の魚介を味わいたいところ。そんなわがままを叶えてくれる店が札幌・すすきのにあると聞き、ビルの一角にある風変わりな居酒屋を訪ねた。

Yahoo!ライフマガジン編集部

Yahoo!ライフマガジン編集部

他にはない迫力満点の舟盛りに出合える「大漁居酒屋てっちゃん」

凄まじい舟盛りの全貌を解き明かす!

赤身や白身、貝などの旬のネタが乗る舟盛りは魚介好きにとって夢のような料理! だが、豪華なだけあって値が張るのも事実…。しかし、すすきのには居酒屋の予算内でド迫力の舟盛りを食べられる店が存在する。

すすきのの都通りにある「大漁居酒屋 てっちゃん」(以下、てっちゃん)は30年以上も続く人気店で、ジンギスカンやじゃがいも料理などの北海道らしいメニューが揃う。驚きの舟盛りはここにあるという噂だ。しかし、巷では店の内装も単なる居酒屋とはひと味もふた味も違うと話題になっている。

地下鉄すすきの駅から徒歩1分ほどでビルの入り口に到着。どんな内装なのか、ドキドキしながらエレベーターを待つ

てっちゃんが店を構えるのはビルの7階。エレベーターのドアが開いた途端、 目に飛び込んでくるのは天井や壁にびっしりと貼られた昔懐かしいおもちゃやポスターの数々! 衝撃を隠せずにエレベーターを降りると、すでに店の中に立っていることにやっと気がつく。

壁面が見えないほど昭和レトロなあれこれで埋め尽くされる店内

メインの舟盛りも気になるけれど、とりあえずこの内装のことを聞かずにはいられない!ということで、店主の阿部鉄男さんに早速お話を伺った。

実は人前に出るのが苦手という少しシャイな阿部さん
店主 阿部鉄男さん
店主 阿部鉄男さん
「昔、別の場所でてっちゃんを営業していたときは若者とフォークソングがコンセプトの店だったんです。レコードのジャケットを壁に貼るようになったのが始まりかな。骨董屋さんで買い集めただけだからお金もかかってないし、価値のあるものは一つもないんですよね(笑)」

しかし、さすがにこれだけ集めるには相当な年月を要したはず。単なる居酒屋とはかなり違うという噂にも納得だ。

どこを見ても誰かと目が合う不思議な空間
熱帯魚好きの阿部さんは水槽があるこの空間がお気に入り。どこかは言えないが、ヒントは写真の中にある
懐かしの手打ちパチンコもまだ現役。「すすきのには、これ一台しか残ってないかもしれない」と阿部さん

いよいよ本題! 20種類以上の魚介が乗るドリーミーな「舟」に迫る

来店するお客さんは地元の常連客をはじめ、海外からの観光客などさまざまいるが、お目当ては決まって「お刺身盛り合わせ」だ。もちろんそれが店の名物で、人によってはお通しとお刺身盛り合わせだけでおなかが一杯になってしまうというから期待大だ。

今回、特別に厨房をのぞかせてもらうと…

完成前なのに、もうすでに相当な量のネタが乗船中!
飾りや埋め草などは存在しない。ただただ魚介が積み上がっていく…

\夢の舟は今日も大漁!/

お刺身盛り合わせ(1人前1620円) ※写真は2人前

乗っているネタは、甘エビ、白魚、イカ、ホッキ、ツブ、ホタテ、赤貝、ウニ、タイ、サーモン、マグロ(中トロ・赤身)、ホヤ、カズノコ、クラゲ、クジラベーコンなど合わせて約20種類以上!

店主 阿部鉄男さん
店主 阿部鉄男さん
「朝一番に札幌市中央卸売市場に行って、自分の目で確かめた新鮮な魚介を仕入れています。子どもの頃から釣りが好きでしたから、魚を見る目には自信がありますよ」

と、ネタの質や鮮度にも太鼓判。それでいて価格は、1人前だと野口英世を2枚差し出してもなぜかお釣りが戻ってくるのだから、驚くしかない…。

舟の長さは約35センチ! エイ(北海道の方言ではカスベ)や、サケの鼻先の軟骨「氷頭(ひず)」も盛られている

それにしてもなぜこんなにインパクトのある舟盛りを始めたのか、その理由を阿部さんに伺った。

店主 阿部鉄男さん
店主 阿部鉄男さん
「若い頃は京都や長崎などの中華料理店で修行を積んでいました。札幌に戻って和食の店で働いたのですが、豪快な中華料理に比べて上品に盛り付ける刺身がどうも物足りなく感じてしまって。それで今のスタイルになったんです」

いいとこ取りの本格中華も召し上がれ

夢の舟盛りはなんと、中華料理が原点だった。そんな店主こだわりの中華を唯一味わうことができるメニューがある。店のアルバイトスタッフによると「注文したお客さんはだいたいビックリする」らしい。その人気メニューがこちら。

\ずっしり重い、具だくさんギョーザ/

てっちゃん手作り餃子 6個(550円)

箸で持ち上げるとなかなかの重量感! 大きさは約10センチもあり、厚みもなかなかのものだ。ニンニクのようないい香りがするが、実際には入っていないのでニオイを気にせずにいただける。

店主 阿部鉄男さん
店主 阿部鉄男さん
10種類以上もの具材を使って作っています。餃子の「餃」には「交ぜる」という漢字が含まれているだけあって、いろいろなものを混ぜたほうがおいしくなるんですよ。修行してきた中華料理店のレシピがぎゅっと詰まったギョーザです」

衝撃の舟盛りとビッグなギョーザの攻略法

ボリュームある舟盛りとギョーザをつまみに一杯、ももちろんいいが、楽しみ方はそれだけではない。舟盛りに合わせて手巻き寿司セット(酢飯と海苔5枚 300円)を頼んで好みのネタを巻いたり、刺身にもギョーザにも合うごはん(中サイズ 220円)やみそ汁(250円)をプラスして定食のように食べたりするのもオススメ!
さらに、てっちゃんでは残ってしまった刺身を炒めてくれる嬉しいサービスもある。

炒めた魚介は持ち帰りもOK!
店主 阿部鉄男さん
店主 阿部鉄男さん
「最後まで魚介を楽しんでもらうために考えました。完食しなければダメというルールは無いので、多かったら残しても大丈夫ですよ」

優しくて若々しい雰囲気の阿部さんは御歳なんと70歳! 「年とともに辛いこともあるけど、お客さんが喜んでくれるからもう少しがんばるよ!」と笑顔で話す阿部さん。今日もお客さんのために夢あふれる舟盛りを愛情を込めて作っている。

「皆さんのご来店をお待ちしています!」

取材メモ/取材スタッフも2人がかりで舟盛りとギョーザにチャレンジしましたが、結局食べきれず持ち帰りました…。札幌で新鮮なお刺身を食べたいときはぜひ足を運んでみてください!お店のスタッフもとても親切ですよ。

取材・文=小林かほり(みんなのことば舎)、撮影=若松和正

この記事を書いたライター情報

Yahoo!ライフマガジン編集部

Yahoo!ライフマガジン編集部

グルメ、おでかけ、イベントなど、ライフスタイルを豊かにする情報を編集部が厳選して紹介します。

SPECIAL

SERIES