山盛りのそばと豚肉をワシワシ食べる!札幌のガッツリ系そば屋

山盛りのそばと豚肉をワシワシ食べる!札幌のガッツリ系そば屋

2019/06/06

麺といい量といい、そしてつけ汁といい、一般的なそばらしからぬそばが札幌にある。その名も「おにそば」。果たしてどんなメニューなのか、店を訪ねた。

Yahoo!ライフマガジン編集部

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オフィス街のビル奥。目立たぬ場所で静かににぎわう

周辺には北海道庁や北海道警察本部、STV札幌テレビ放送など官庁や大手企業が集まる

札幌中心部を東西に貫く幹線道路、国道230号線・北1条宮の沢通沿いのオフィス街に立つビルの1階で、2016年6月13日から営業している「おにそば豚退治」。インパクトのある店名が気になるそば屋で、激盛りのそばと、こってりとしたそばつゆが評判だ。

えんじ色ののぼりが目印
大食いマニアのテンションが上がる挑発的なポスターが出迎える

店はビルの入口を入り、通路を曲がった奥にあるため目立たないが、場所柄、平日のランチタイムには店前に行列ができるほど激混みになるという人気店。カウンター11席のみで一時期、立ち食いスタイルで営業していたが、現在はイスを出し、座って食べられるようになっている。

メニュー構成はシンプル。ご飯ものは豚丼を提供
入店したら券売機でチケットを購入してオーダーするシステムだ

お店の中に入るとすぐ右手に券売機がある。写真が載ったメニューを見ながら、券売機でチケットを買ってオーダーする。客層はビジネスマンが大半で、男性9割、女性1割くらいの比率だそうだ。

極太の特注そば、豚肉、ネギ、刻みのりも激盛り!

製麺会社に特注している極太そば。1人前1玉300gという圧巻のボリューム

提供するそばのメニューは、つけそばタイプの「背脂地獄」とラー油を効かせたつゆで食べる「冷」、そして4月から新登場したぶっかけタイプの「バラ冷」の3種類。2種類のつけそばには、それぞれに具材のバリエーションで「豚もり」「鶏もり」「海苔胡麻もり」「もり」がある。

「バラ冷」は量の違いで小、並、大、スペシャル盛が用意されている。特徴は約3mm幅はある極太のそばを使用していること。そして、普通盛り1人前がゆで上げ状態で約450gという量の多さだ。プラス150円の大盛りにすると、2玉で約900g! 今回は「背脂地獄」の大盛りにチャレンジだ!

ゆでたそばをしっかりと冷水で締めて、かみ応えのあるそばに仕上げる
つゆが水っぽくならないように、十分に水を切る
わしっとそばをつかみ、豪快に丼に盛り付ける

900gのそばは、大ぶりな丼から盛り上がるくらいの量だ。その上に大量の白ごま、そして甘じょっぱく煮た豚バラ肉薄切りもてんこ盛り! これでそばは完全に覆い隠されてしまった。

そばの上にのるのは大量の白ごま
さらにあらかじめ柔らかく煮込んだ豚バラ肉薄切りもトッピング。かえしなどで煮た甘じょっぱい味付けは、ご飯にも合いそう
店長の富岡礼文さんから差し出されたのは、丼にてんこ盛りのそば。こんな盛り付けのそばは、なかなかお目にかかれない

さらにこんもりとうず高く積み上げられた大量のネギと刻みのり。丼の深さは約10cm、さらにその縁から10cmくらいの高さに盛り付けられたそばが目の前に現れた!「お待たせしました!」とカウンターに乗せてくれた店長の体と比較して、その大きさがわかるだろう。

こってり濃厚なつゆの正体は背脂!

一番人気の「背脂地獄」。普通盛り880円。写真はプラス150円の大盛り

そばに特徴があるだけでなく、つゆも他にはない独自の味だ。ベースは毎朝、カツオ節とサバ節で引いたダシとかえしを合わせた、いわゆるそばつゆ。太切りのそばに合わせた、風味の強いつゆに仕上げているという。その中にたっぷりと背脂が加えられ、甘みの効いたこってり濃厚なつゆになっている。

ひき肉そぼろのようにも見える粒々がたっぷりの背脂

オリジナリティーあふれるこのそばのこだわりを富岡店長に伺った。

ーー「背脂地獄」とはネーミングもメニューそのものもインパクト大ですね。

店長 富岡礼文さん
店長 富岡礼文さん
「イメージはそばというより、つけ麺に近いですね。一般的なそばとは違ったスタイルや味を目指しています。食べてクセになり、誰かに教えたくなる味と見た目。激盛りというだけでなく、食べる前から香るダシのパンチ力、かえしの深みにこだわり、いい素材と手間ひまをかけた調理にこだわっています」
そばと具材の豚肉、ネギも一緒に盛り上げ、背脂入りのつゆへ
そばにしっかり絡むつゆ。ほのかに感じるそばの味とダシの香り、背脂の甘味が口の中に広がる

ーーおいしく食べるコツはありますか?

店長 富岡礼文さん
店長 富岡礼文さん
「この量を甘めのつゆで最後まで食べ進めて飽きがこないように、いろいろな“味変”を用意しています。おすすめは無料サービスの生卵。器に溶いて、タレにつけてから卵を絡めると、“すき焼き風”にお楽しみいただけます
生卵は何個でも無料サービス
つゆに浸してから、溶いた生卵を絡めて食べるのがおすすめ
韓国唐辛子、天かす、カレーパウダーも“味変”用に用意されいる。生卵に次ぐ店長のおすすめがカレーパウダー

量は普通盛り450g、大盛り900gのほか、すり鉢で提供される1.5kgの「鬼退治」1200円もある。「鬼退治は月に2〜3杯オーダーが入り、完食率は5割くらいです。15分で完食したお客様もいましたし、鬼退治を2杯食べたお客様もいましたよ」と富岡店長。

左の丼が普通盛り、中央が大盛り、右が1.5kgの「鬼退治」用丼

店長は年間400杯のラーメンを食べていた元サラリーマン

カウンターの前で調理をする店長の富岡礼文さん。大きな背中に圧倒される

店を切り盛りしている店長の富岡礼文さんは、元外回りのサラリーマン。食べること、特にラーメンが大好きで年間400杯食べてはSNSに書き込んでいたそうだ。店長になった今でも、休日を使って年間200杯は食べているという。

ーーラーメン屋ではなく、そば屋の店長になったきっかけは?

店長 富岡礼文さん
店長 富岡礼文さん
「よく通っていたラーメン屋の店主さんの1人から、そば屋を始めるから手伝わない?と誘われたのがきっかけです
大きな体で明るい性格の富岡店長

もともとは背脂ラーメンで人気のラーメン店店主がメニュー開発して創業した「おにそば」。こちらの店は、別のオーナーがフランチャイズで開業し、富岡店長に任せている。

『そばだけでおなかいっぱいになれる店』というコンセプトに共感して、サラリーマンから転身しました。これからも味、見た目、おなかも満足できるそばと、今までに見たことのない新しいそばを提供できるようにがんばっていきたいです! そばというより『おにそば』というジャンルを確立させたいですね」と富岡店長。おなかいっぱい食べたいそば好きが大満足すること間違いなしの店だ。

ご飯ものの「紅の豚丼」(750円)も人気。辛口、激辛、鬼辛までそろっている
16:00からは「ちょい飲み」に最適なバーに変身。プレミアム焼酎もすべて1杯500円で提供。好きなボトルから自分で注ぎ、飲み方も自由だ

取材・文・撮影=石田直樹

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