夏の京都を涼しく巡るツアー! 百鬼夜行展に怪談はいかが?

夏の京都を涼しく巡るツアー! 百鬼夜行展に怪談はいかが?

2019/06/18

夏といえば、肝試し、怪談。夏の京都で、背筋がひんやりする体験はいかが? 京都の高台寺では、百鬼夜行展を開催。蓮久寺では、怪談和尚・三木大雲氏の怪談も。この2 つを一度に体験できるツアーの開催に先立って、少しだけ内容をご紹介します。

Yahoo!ライフマガジン編集部

Yahoo!ライフマガジン編集部

暑さで有名な京都。肝を冷やすような体験もまた京都らしい

いよいよ夏が来ますね。暑い夏、肝を冷やすような、ちょっぴり怖い体験を京都でしてみませんか?

2019 年 7 月 15 日(月)〜8 月 31 日(土)、高台寺で開催

百鬼夜行の世界を堪能できる展覧会「百鬼夜行展」が、京都の高台寺で開催されます。「百鬼夜行」とは日本の説話などに登場する、深夜に徘徊をする鬼や妖怪の群れ、および彼らの行進のこと。百鬼夜行を描いた絵巻は、いわば現代のアニメや漫画、ゲームに見られる妖怪ブームの先駆けです。

なぜ、京都・高台寺で「百鬼夜行」?

高台寺の庭園は小堀遠州の作によるもので、国の史跡・名勝に指定されている。石組みの見事さは、桃山時代を代表する庭園として有名

高台寺は、豊臣秀吉の死没後、その菩提を弔うために正室の北政所(ねね)が慶長 10年(1606 年)に開創したお寺。

「霊屋」には秀吉と北政所(ねね)をお祀りしている。写真右が秀吉の木像

高台寺がある東山は、かつて京都三大埋葬地である鳥辺野を有していました。鳥辺野は吉田兼好『徒然草』に「鳥述べ船岡、さらぬ野にも送る数多かる日はあれど、送らぬ日はなし」と記されるほど、毎日葬送の煙が絶えない土地。そのため、東山は怪奇と縁が深いのです。

高台寺 山本知恵さん
高台寺 山本知恵さん
「百鬼夜行絵巻や、生前の行いによって死後の世界が変わることを説く地獄極楽図を、お寺で公開することで、仏教の教えをわかりやすく伝える役割もあるんです」

それでは早速、展示の一部を公開!

妖怪や幽霊というとおどろおどろしいイメージですが、高台寺の妖怪たちはよーく見ると、どこかユーモラスで愛嬌たっぷり。暗いイメージの死後の世界や怪奇といったものを怖がるだけでなく、明るく楽しめる展示になっています。期間中、高台寺所蔵の百鬼夜行絵巻や地獄極楽図などを展示します。

江戸時代前期・伝土佐経隆「百鬼夜行図」一巻 一部抜粋。土佐派は南北朝時代により朝廷の御用絵師として活躍した大和絵集団

この絵巻物は室町から戦国時代まで活躍した代表的人物・土佐光信が描いたものを手本にした江戸時代前期の作品。

江戸時代・作者不明「地獄極楽図」。恵心僧都『往生要集』をもとに、死後の世界(地獄・極楽)を描いた絵巻物
因果応報、浄土思想という、生前の行いによって死後に向かう世界が異なってくることを描いている(「地獄極楽図」)

夏の夜間特別拝観中(8 月 1 日(木)〜18 日(日))は、庭園のライトアップのほか本堂前 の波心庭(はしんてい)にてプロジェクションマッピングも実施します。白砂が美しい 広大な庭園に投影される、幻想的な風景は必見です。

プロジェクションマッピング予定の、本堂前の波心庭

百鬼夜行展限定の御朱印やグッズ、門前の湖月茶屋では限定メニュー「妖怪ソーダ」の販売もあ ります。気になる人は、お早めに足を運んでみてはいかがでしょうか。

「怖いもの見たさ」が止まらない人は、怪談もオススメ!

蓮久寺には、小さな女の子の座敷童子がいるとかいないとか

テレビやラジオなどに多数出演する、怪談和尚 三木大雲(だいうん)氏による、怖くてありがたい怪談説法が、蓮久寺で聞けるのです。

実際に相談のあった怪奇現象や和尚の体験に基づいた怪談は、最後はお説法を交えた「いい話」としてオチがついているものの、「妖怪よりも人間が一番怖い......」と思ったり、いつか自分にも怪奇現象が起こるのではと不気味な心地がしたり。ありがたい話だけれど、怖い。そんな不思議な体験ができるのは、ここだけです。

JR東海は、高台寺と蓮久寺での説法の両方を1日で楽しめる「怪談和尚 三木大雲氏と巡るあなたの知らない京都」というツアーも提供しているので、気になる人は公式 HP をチェックしてみて。

【イベント情報】
本坊百鬼夜行展
会期:2019 年 7 月 15 日(月)〜8 月 31 日(土)
場所:高台寺・圓徳院
拝観時間:高台寺(9:00〜18:00 受付終了、18:30 閉門)/圓徳院(10:00〜17:00 受付終了、 17:30 閉門)
拝観料:一般 600 円、中高生 250 円
※8 月 10 日(土)は終日法務のため、方丈は拝観できません。

取材メモ/京都といえば寺社仏閣巡りや、四季折々の風景、グルメなど様々な楽しみ方ができます。百鬼夜行展や怪談は定番ではないけれど、これもまた、京都ならではの楽しみ方だなと感じました。

取材・文・撮影=Yahoo!ライフマガジン編集部

この記事を書いたライター情報

Yahoo!ライフマガジン編集部

Yahoo!ライフマガジン編集部

グルメ、おでかけ、イベントなど、ライフスタイルを豊かにする情報を編集部が厳選して紹介します。

おすすめのコンテンツ

連載