京都で150年以上続く老舗の抹茶スイーツはやっぱりすごい!

特集

夏の京都観光で絶景&グルメを楽しむ!

2019/06/18

京都で150年以上続く老舗の抹茶スイーツはやっぱりすごい!

歴史を刻みつつモダンな要素を加え進化する京都の抹茶。今回は老舗茶舗による抹茶スイーツが楽しめる3店舗をご紹介。

Yahoo!ライフマガジン編集部

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ホンモノのお茶の味わいを堪能できる、最高級の抹茶スイーツのお店3選!

京都の伝統を感じさせる町家の店も多い。写真は丸久小山園西洞院店 茶房「元庵」

京都旅初心者でも、京都ツウでも、はずせないのが抹茶スイーツ。せっかくお茶の本場・京都で味わうなら、伝統ある本格茶葉を使った上質の味を堪能したいもの。今回は、創業150年以上の歴史を誇る老舗茶舗がプロデュースし、地元の人たちからも愛されてやまない和カフェ3店舗に、京都生まれ京都育ちのライター清水が行ってきました!

創業150年以上続く老舗の抹茶スイーツ三昧

1.祇園 北川半兵衞(祇園四条駅)
2.丸久小山園西洞院店 茶房「元庵」(烏丸御池駅)
3.京はやしや 京都三条店(三条駅)

1.祇園 北川半兵衞(祇園四条駅)

専属パティシエによる贅沢な抹茶スイーツが味わえる日本茶カフェ

白い暖簾をなびかせ、祇園の路地に楚々とたたずむ

しっとりとした京情緒が感じられる祇園・花見小路を東に入った路地にたたずむお店。文久元(1861)年創業の宇治茶問屋「北川半兵衞商店」が平成30年にオープンしたカフェで、京都屈指の抹茶問屋だからこその特選茶葉を使ったスイーツが堪能できます。築120年の邸宅を改築した店舗は、「抹茶が一番映えるように」と考えられたシックな内装。洗練された空間で、ゆったりと贅沢な時を過ごすことができます。

\リッチな抹茶づくしのセット/

抹茶スイーツのセット「抹茶のデグリネゾン」2600円(お茶付き)

抹茶のアイスクリーム、抹茶のチーズケーキ、グリーンベルト、ころほろ抹茶ボウル、抹茶とミルクのジュレと、まさに抹茶づくしのセット。たとえばグリーンベルトは3種類の抹茶が使われているという贅沢さ。すべて上質の抹茶のみで作られているので、濃厚なのにまったく苦味がなく、ほどよい渋みと旨味が口の中に広がります。

ライター 清水
ライター 清水
「たくさんの抹茶を使用されていてビックリです!」
スタッフ 清水沢子さん
スタッフ 清水沢子さん
「これほど最高級の抹茶を惜しみなく使ったスイーツは当店でしか味わえないと思います。お飲み物は、抹茶スイーツを引き立てる、喉ごしの良い煎茶、ほうじ茶、和紅茶、和烏龍茶から選んでくださいね」
抹茶パフェ2400円(お茶付き)。ほどよい酸味が大人の女性に人気
ひとさじすくうと、色鮮やかな抹茶のパンナコッタやアイスが現れる

銅の茶壺の蓋を開けると、抹茶のパンナコッタや濃茶アイス、ブラウニーなどを閉じ込めた抹茶パフェが! 白いクリームに映えるかわいいフラワーと見目鮮やかな抹茶に、舌と心をグッと掴まれます。ローゼルのジュレやベリーソースの酸味とのハーモニーが絶妙です。

\必食の期間限定かき氷も/

夏季限定のかき氷「七宝宇治金時」2500円(お茶付き)

6月中旬から9月中旬まで、期間限定のかき氷「七宝宇治金時」も登場。特製抹茶に高級和三盆を組み合わせた、濃いめとあっさりめの2種のシロップが、ふわふわのかき氷にたっぷりと。食べ進んでいくと、白味噌抹茶アイスクリーム、京丹波の特級和三盆黒豆、金時、生麩、スイス産最高級カカオを使用したチョコ羊羹…と、まさに宝探しのようなお楽しみがいっぱいです!

階段の壁には歴史を刻む屋号入りの茶箱が
茶箱の板を利用した仕切り
唐紙の壁飾りや朝日焼の花器など調度品も美しいソファー席
茶室のように静ひつでゆったりとした時間が流れる

1階には坪庭が見えるカウンター席とテーブル席、2階にはゆったりくつろげるソファー席がスタンバイ。茶箱の板をオブジェのように組み合わせた仕切りや、抹茶カラーの練り硝子などスタイリッシュで洗練された空間の中、きびきびと動くスタッフの接客が心地よく、18時からの夜カフェも訪れたくなります。

ライター 清水
ライター 清水
「どのスイーツもしっかりと抹茶が楽しめて、とてもおいしかったです」
清水さん
清水さん
「ホンモノのお茶の味をじっくり堪能してください。メニューにあるお茶の茶葉は当店で販売もしているので、お気に入りの味をぜひ家でも楽しんでいただきたいですね」

2.丸久小山園西洞院店 茶房「元庵」(烏丸御池駅)

濃い抹茶風味のロールケーキと、丁寧に点てていただける薄茶を

二条城にほど近く、御池通から少し南へ入った西洞院通沿いにたたずむ

元禄年間(1688~1704年)創業の宇治茶製造元が開く茶房。大通りから一歩入ったところにあり、落ち着いた町家の風情をいかした店内で、上質な抹茶や抹茶スイーツが楽しめます。中でも人気は、洋スイーツ党にも嬉しい抹茶ロールケーキ。美しい坪庭を眺めながら、店内で点ててくれる抹茶や、甘さと苦みがほどよく調和する抹茶クリームティなどとともにいただくことができます。

\洋スイーツならこちら/

抹茶のロールケーキセット(お茶付き)1200円
一碗一碗丁寧に、抹茶を点ててくれる

上質の抹茶を使い、専用の工房で作られるロールケーキはふわふわで、真ん中には濃厚な抹茶クリームがとろ~りと。香り高い抹茶の粉末や、お皿に一口添えられた餡子が、上品な甘さと風味を引き立てます。飲み物は、抹茶や煎茶、ほうじ茶、玄米茶、グリーンティ、抹茶ソーダ、抹茶クリームティ、紅茶から選ぶことができます。

ライター 清水
ライター 清水
「飲み物は種類がたくさんありますね! どれを合わせよう・・・」
スタッフ Aさん
スタッフ Aさん
「茶道経験者のスタッフが点てる抹茶はもちろん、香り高い煎茶やほうじ茶もスイーツを引き立てる飲み物としておすすめです」
和菓子セットの場合、季節の生菓子から一つを選ぶ

もちろん和菓子党にも安心の、抹茶と和菓子セットも。季節を感じさせる美しい京の生菓子から一つをチョイスすることができます。

宇治抹茶寒天ゼリー600円
粉末グリーンティーを混ぜると涼やかな色のゼリーに

夏季限定の宇治抹茶寒天ゼリーも要注目! 京都・伏見の造り酒屋の仕込み水を使って作られたみずみずしい寒天ゼリーに、丸久小山園特製の宇治抹茶を使った粉末グリーンティーを自分で混ぜ込みます。そのままはもちろん、添えられたレモンの汁をひとしずく垂らすと、また違った爽やかさが口の中に広がります。

奥には四季折々の景観が美しい坪庭が
お茶室もあり、3~4名までで使用可能

\限定品のおみやげもおすすめ/

茶房でいただいたお茶を買って帰りたくなる

併設のショップでは、メニューにあるお茶やスイーツをはじめ、ここでしか買えない限定品の茶葉や茶器、抹茶菓子などを販売。クリームロールといったおみやげに最適なお菓子もあるので、観光の途中に立ち寄るのもおすすめです。茶道関係者も足繁く通う、大人の隠れ家的店舗です。

ライター 清水
ライター 清水
「気軽に、そして本格的にもお茶が楽しめるのが魅力ですね」
Aさん
Aさん
「“品質本位の茶づくり”をモットーにしている当店で、ゆっくりとお茶を楽しんでください。一般の方にもお茶をおいしく味わっていただけるよう、飲み物はもちろん、ぜんざい(冬季限定)や抹茶バウムクーヘンなどスイーツも種類豊富にそろえています」

3.京はやしや 京都三条店(三条駅)

“抹茶パフェの元祖”と呼ばれる喫茶店

20年ほど前から現在の地に店を構える

創業は、宝暦3(1753)年のこと。初代林屋新兵衛は、加賀・金沢で製茶会社を開き、125年後に京都へ進出。三代目林屋新兵衛が京都・宇治で茶の栽培製造を始めてから京都に根付いた老舗です。

ライター 清水
ライター 清水
「“抹茶パフェの元祖”と呼ばれているそうですね」
店長 吉田さん
店長 吉田さん
「喫茶店をオープンしたのは昭和42(1967)年で、京都1号店が『京はやしや 京都三条店』でした。当時は、お茶のメニューがメインでしたが、その当時に流行していた甘味に抹茶を使い、試行錯誤して抹茶パフェを作られたのが先代の社長だそうです」

当時、抹茶はお茶として飲まれるもので、甘味やスイーツに使用されることはなかった時代。とくに抹茶は、歴史や伝統のある茶道で使われるだけで応用がないと、将来性を考えた先代が研究・開発をしたといわれています。

昔ながらの「抹茶パフェ」875円

最初の抹茶アレンジメニューは「抹茶ミルク」648円でした。抹茶のほろ苦さが残るホンモノの味わいがあるだけでなく、1時間でたった30g~40gしか作れない石臼挽きの製法にこだわる抹茶を使用しています。その後、元祖と呼ばれる抹茶パフェが昭和44(1969)年に誕生。抹茶アイス、抹茶ソフト、生クリーム、抹茶ゼリー、白玉、パイナップルとバナナにウエハースという素材は、当時のままだそうです。

抹茶メニューを開放的な店内で楽しむ
ライター 清水
ライター 清水
「元祖と呼ばれる抹茶パフェには、やはり歴史がありますね」
吉田さん
吉田さん
「抹茶ゼリーと抹茶ソフト、抹茶アイスにフルーツを添えるのは、抹茶パフェ誕生当初から受け継いできたスタイルです」
(左)「林屋特製あんみつ」929円。(右)「抹茶葛ねり(テイクアウト)」421円は、イートインの場合、黒ゴマアイスなどがセットになって1080円

和の甘味やテイクアウト商品にも、抹茶を使います。ゼリーには少し渋みのある抹茶、アイスには旨味のある抹茶など、スイーツに合う抹茶を使用するのもこだわりの一つだそうです。すべてにおいて抹茶は、自社ブランドの宇治抹茶を使用しています。

7~9月限定の「冷たい茶そば」897円

抹茶を使う商品の研究や開発を続けているからこそ、さまざまなメニューが生まれる「京はやしや」。実は食事ができるのもひとつの特長で、温かい茶そば、抹茶ぞうすい、茶飯などの軽食メニューも豊富にそろいます。

テイクアウトの新商品、茶箱入りティーバッグ1つ734円~
テイクアウトはいろいろあるからおみやげにも
鴨川も見えて見晴らしの良いタカセビル6階にある

抹茶を使うメニューは常時20種以上あり、今月のパフェなど常連客に人気のメニューもいろいろあります。老舗が挑戦したホンモノの抹茶を使う甘いものを、思い存分楽しんでみて。

ライター 清水
ライター 清水
「抹茶自体の種類も豊富なんですね!」
吉田さん
吉田さん
「甘いもののメニューに合わせた数種のお抹茶をたっぷり使っています。苦みも少しありますが、上質な抹茶の本来の味わいを知っていただきたいです」

取材メモ/どのお店も平日は空いていますが、土日や祝日、京都の観光シーズンは混み合うので午前中やお昼がおすすめです。3軒の中で、京町家をいかしたアート空間が感じられるのは「祇園北川半兵衞」。おみやげが豊富に買えるのは「丸久小山園」。席数やメニュー数が多いのは「京はやしや」です。それぞれの楽しみ方がありますよ。

取材・文・撮影=清水浩子

月刊誌Leaf

月刊誌Leaf

毎月25日発売、500円

京都・滋賀の旬な情報をお届けする情報誌。販売エリア:京都市内、京都府下、滋賀県、大阪府下、全国主要都市(東京、名古屋など)発行部数:80000部。

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Yahoo!ライフマガジン編集部

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