札幌のジャンボオムライスで、幼い頃の夢がかなっちゃう!?

特集

【第2弾】てんこもりすぎる⁉︎ 札幌「デカ盛り」グルメ

2019/07/01

札幌のジャンボオムライスで、幼い頃の夢がかなっちゃう!?

いくつになってもテンションが上がるオムライス。札幌には、その大きさにますますボルテージが上がってしまう店がある。その名も「オムパレス」。今までに見たことがないようなメニューに出合えるオムライスの宮殿(パレス)に足を踏み入れた。

Yahoo!ライフマガジン編集部

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カスタマイズもできちゃう! 赤字覚悟のビッグなオムライス

ジャンボオムライスが生み出される厨房

酸味と甘みのバランスがちょうどいいケチャップライスをフワフワな卵で包んだオムライス。使っている食材はどこでも手に入るものなのに、不思議とスペシャル感が漂う料理だ。子どもの頃に「大きなオムライスをおなかいっぱい食べたい!」と夢見た人もいるのではないだろうか。

札幌市白石区の住宅街にひっそりたたずむ洋食店「オムパレス」に行けば、その夢がきっとかなうはずだ。

JR白石駅から徒歩約15分、地下鉄東西線白石駅から徒歩約10分のところにある。路地に面しているので、特に地下鉄東西線白石駅側から向かう人は、気をつけなければ見落としてしまうかも
歩道に出ているこの看板を目印にして行こう
懐かしさを感じる喫茶店のような雰囲気

同店はオムライスの大きさもさることながら、バリエーションの多さでも人気を集めている。

びっしり書かれたメニュー表。オムライスのほかに、パスタ、ドリアがある。日替わりの洋食ランチもあり、何度行っても飽きない

看板メニューなだけにオムライスは17種類と豊富。さらに、卵でライスを包んだ「オムライス」にするか、ライスの上にオムレツをのせた「オープンオムライス」にするか選択できる。

プラス130円でカスタマイズできるメニューもある。その種類は、チーズ入り2色(トマト&デミグラス)ソースがけ、ホワイトソースをかけたグラタン風、卵にパルメザンチーズと生クリームを混ぜ合わせて焼いた極うま仕上げの4つ。

これだけでは終わらず、チキン、牛肉、タラバガニなどのメインの具材の量を増やすリッチ三昧も選択できるのだ(プラス170円〜)。

ジャンボオムライスができるまで

オムライス(オープンライス含む。以下同)はすべてプラス220円で大盛りにできる。早速、定番の「チキンのオムライス」を作っていただいた。

まずはケチャップライスの具となるシメジを炒める
鶏肉は別のフライパンでソテー
白飯を投入(大盛りと後半で紹介するオープンライスのケチャップライスを調理中)

一つのオムライスを作るのに何グラムのご飯を使用しているのかマスターの石田俊己さんに尋ねたところ、量ったことがないそう。それでは、1日にどのくらいご飯を炊いているのかと尋ねると「3升炊きの釜で2回炊いているね。土曜日はそれでは足りないくらい」とのこと。

いよいよ卵の出番!
ケチャップライスをのせたら、ゴールは目の前……ワクワク
緊張の瞬間……ドキドキ
巨大レモン!? ヘルメット!? はたまたラグビーボール!?
トマトソースをかけて完成! 「チキンのオムライス」(大盛り1270円)

写真ではサラダのみ添えているが、このほかにスープ、ドリンクが付く。この大きさで、これだけ付いて1500円以下とはコスパがいい!

測ってみると、幅21.5cm、高さは7.5cmであった
ケーキ入刀ならぬ、オムライス入刀で断面をチラッ

ご飯茶碗3杯分はゆうにあるだろうケチャップライス。上にかかっているトマトソースがさっぱりしているので、大きさに驚きつつもスプーンがどんどん進む。

同店のオムライスは、レギュラーサイズでもLLサイズの卵を4〜5個使用しており、大きめと言われている。ファミレスなどで見る一般的なオムライスの一回り大きいといったところ。そのため、メニュー表には「女性、お年寄り、少食の方には(レギュラーサイズよりも小さめの)Mサイズがおすすめです」と書かれている。

左が大盛り、右がレギュラー。大盛りのインパクトが強く、レギュラーが普通に見えるがこちらも「完食できるかしら…」と思うレベルだ

食べ応えのあるオムライス、家庭ではマネできないオムライスを求めて

オムパレスは1991年にオープンした。その前は、喫茶店として営業していたそう。

ーーなぜオムライス専門店を始めたのですか?

マスター 石田俊己さん
マスター 石田俊己さん
「ちょうどパスタ専門店やハンバーグ専門店など、専門店が増えてきた頃で、今後はこういう業態が主流になると思ってね。オムライスにしたのはデパートのレストランに行くと、昔ながらのチキンオムライスが必ずあって、時代に左右されないメニューだと思ったから。幅を広げて創作したら面白いだろうと思ったけど、奥さんには反対されたね」

ーーどうして奥さまは反対を?

マスター 石田俊己さん
マスター 石田俊己さん
「『家でも作れるでしょ』って。だから、家庭ではマネできないようなオムライスを作ろうと、いろいろ考案したんだよ
道産牛のリブロースがゴロゴロ入った「牛肉のオムライス」(レギュラー1250円)は、家では作れないような“ごちそうオムライス”だ

肉系もあれば、「タラバガニのオムライス」(レギュラー1300円)、「ウニ、タラバガニ、エビの海鮮オムライス」(レギュラー1450円)といった海鮮系もそろえている。

最近はだし巻卵の和風オムライスシリーズが人気だという。だしが入る分、卵が破れやすくなるため、水分量と卵の比率を試行錯誤して完成させた渾身の作だ。確かにプロにしか作れない!

ーーそうしてここまで種類が増えたのですね。大盛りを始めたのはいつ頃ですか?

マスター 石田俊己さん
マスター 石田俊己さん
「開店当初からです。洋食屋の料理の量に物足りなさを感じていて、おなかいっぱいになるオムライスを提供しようと思ってね。材料の価格が高騰していて、正直なところ、大盛りはサービスだと思っています」
奥さまの協力を得ながら、石田さんが一人でオムライスを作り続けている

お客さんのことを思う姿勢はオムライス作りにも現れている。「お客様の前に運ばれたときに、卵のトロトロ加減が残っているように計算しています。いろいろ神経を使うけど、そこが一番気をつけているところかな」と石田さん。

絶妙なトロトロ加減を味わうためにも、テーブルに運ばれたらすぐに最高の状態をいただこう!

取材・文=西田晴美(みんなのことば舎)、撮影=山下恭子

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