大阪・心斎橋に6月8日、ボードゲーム専門店「JELLY JELLY CAFE」がオープンしました。世界中から集めたボードゲームはなんと350種類。学生時代、「遊戯王」や「マジック・ザ・ギャザリング」にハマったライターT(30代男性)がさっそく行ってまいりました。
ラプレ
国内に12店舗を展開するボードゲーム専門店
2011年、渋谷に1号店をオープンし、東京、神奈川、愛知、福岡で11店舗を展開。全店舗合計で年間8万5000人が来店するとのこと。社長がコワーキングスペースを使ってボードゲームを始めたところ、反響が良く、ビジネスレベルに引き上げてオープンしたのが渋谷店の始まりです。
中に入るとまずは西河健太郎店長によるシステムの説明が。料金は最大5時間の時間制で、データイム(13時~18時)=1,500円(土曜・日曜・祝日は2,000円)、ナイトタイム(18時~23時)=1,500円。ワンドリンク付き。追加で飲み物がほしい場合、ドリンクは各300円、アルコールは各500円でいただけます。
西河さんによると、利用者は6割が学生で、ゲーム目的の人もいればゲームを通じてコミュニケーションを目的としてくる人も少なくないのだとか。新たな出会いの場としてボードゲーム店が主流になる日も近い?
驚いたのはイスが回転式だということ。「イスは引くと消耗が激しい。回転式にすれば引かなくて済むし、後ろの人を気にする必要もない」と西河さん。ユーザーを大切にするこの姿勢・・・素晴らしい(涙)
お待ちかね ボードゲームの登場!
何をやればいいか皆目見当もつかないので、とりあえず西河さんにおすすめのゲームを持ってきてもらいました。まずは「おばけキャッチ」。
カードをめくって表示されたものを5つの駒(ねずみ、本、ボトル、おばけ、イス)から正しく選ぶというシンプルなゲーム。写真の場合、青のイスに白いおばけが映っていますね。つまりここでイスの駒をとるとアウトです。イスの駒は赤色ですからね。おばけの駒を選ぶと正解です。「駒とパッケージのおばけ全然違うやん!」は禁句です。こんな感じでどんどんカードをめくっていき、最も多く正解した人が勝利です。注意しないといけないのは「赤い本の上に灰色のおばけが座っている」といったカードです。この場合、カードに出ている色と駒以外を選ばないといけないので、ボトルを選ぶのが正解です。これがやらしいところであり、慎重にならざるを得ないところ。このゲーム作った人はきっとひねくれている。
続いて西河さんが勧めてくれたのは「パンデミック」。西河さんのテンションが上がっています。このゲーム、一風変わっています。普通ボードゲームって勝者を決めるじゃないですか。決めないんですよこれは。プレイヤー同士が協力するゲームなんです。
「まずはプレイヤーが4ターン動いて・・・そしてウイルスがこっちに蔓延するから取り除いて・・・つぎにこれを5枚集めて・・・・」ルールをすごく熱く語る西河さんですが、文章にするととてつもなく大変なのでまとめます。世界中にウイルスが蔓延したという設定で、プレイヤーが協力してワクチンを作り上げるゲームです。決められたターン以内にワクチンを作ればプレイヤーの勝利です。「勝つために遊ぶ全員が協力する」ゲームって私の中で記憶になかったので新鮮に思えました。
いかがでしたか?社会のデジタル化が進むいまこそ、あえて対面で向き合いじっくりコミュニケーションをとるボードゲームの魅力が伝わったでしょうか。初めてのゲームでも西河さんが懇切丁寧に教えてくれますのでぜひ足を運んでみてください。