京都で旬の立ち飲み酒場3選!料理も空間も個性豊かな名店ぞろい

京都で旬の立ち飲み酒場3選!料理も空間も個性豊かな名店ぞろい

2019/06/19

立ち飲みが全国的にブームとなっている昨今。京都でも地元民が足しげく通う人気店が続々と誕生しています。少し背伸びしたお店で味わうような料理人仕込みの逸品や、少し珍しい地酒なども気軽に楽しめる評判の3軒を紹介します。

Yahoo!ライフマガジン編集部

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本格料理や地酒を立ち飲みで楽しむ! 地元民も愛する人気店を紹介

生まれも育ちも京都の中尾がレポートします!

立ち飲みと聞くと、安く飲むための簡素な店を想像する人も多いのではないでしょうか。近年、従来のイメージを覆すあえて立ち飲みにこだわる感度の高い店が増えています。ラフな空間で肩ひじはらず本格的な料理や地物グルメなどを味わえますよ。

\京都に来たら足を運びたい厳選立ち飲み3店/

1. 酒場 井倉木材(丸太町駅)
2. すいば 六角富小路店(烏丸御池駅)
3. 柳小路 TAKA(河原町駅)

1. 酒場 井倉木材(丸太町駅)

昼は木材屋! 知る人ぞ知る閑静な住宅街の隠れ家酒場「井倉木材」

夕方になると資材置き場にテーブルがならぶ

地下鉄丸太町(まるたまち) 駅から徒歩約9分。学校や京都府庁などで活気ある昼とは一変、夜は静かな住宅街へと姿を変える御所西エリアで、夕方になるとひっそりと開店するお店があります。

約100年の歴史を持つ木材店の事務所を立ち飲み店として改装

昼は工務店に資材を調達する木材店、夜は酒場となる「井倉木材」。建物はかつての事務所を改装しました。

4代目「井倉木材」社長で「酒場 井倉木材」の店主井倉さん

以前は木材店を継ぐことは考えておらず、会社員をしていた井倉さん。勤務先の大阪で同僚らと訪れた立ち飲みに衝撃を受けたそう。

ライター 中尾
ライター 中尾
「初めての立ち飲み屋さんで発見があったんですね」
店主 井倉さん
店主 井倉さん
「イスがないことで隣との境界が消えて、ひとつのグループのようになる一体感は立ち飲みならではの魅力です。当時の京都には少なく、それなら自分で開きたいと思いました」

店主目利きの厳選素材を立ち飲みならではの価格で楽しめる

\90円のポテサラ/

「ポテトサラダ」(90円)は挨拶代わりのサービスメニュー

開店に先駆けて知人の店で料理を学んだ井倉さん。「素材選びや調理の手間を惜しまず、家で食べるのとは一味違う料理を提供したい」と毎日市場に足を運び、素材は必ず自分の目で見て仕入れます。

\まずは人気の2品から/

すし屋の蛇腹キュウリをイメージした「まきまきキュウリ」(400円)。その写真映えするビジュアルから、たびたびSNSにも登場するとか
まるでとぐろを巻いた蛇のよう!
「かにみそのルイベ」(800円)。こちらもよくオーダーが入る鉄板人気メニュー

かにみそにかに身を混ぜて冷凍。口の中で溶かすと、まったり濃厚な旨味が広がります。

迷ったら、当日のオススメ「ドススメメニュー」を参考に
気さくなスタッフさんともカウンター越しに会話が弾む
ライター 中尾
ライター 中尾
「どのように日本酒を選ばれているんですか?」
井倉さん
井倉さん
「日本酒は、当日のメニューに合う4種を厳選します。納得いく銘柄に出合えるまで、酒屋を何軒も廻る日もよくありますね」

みりんをお酒としてラインナップしているのも面白いところ。レモンやソーダなどで割って飲むのがおすすめで、一度飲むとクセになる人も多いのだそう。

木材店で、訪れる度に出合える日本酒や、おいしい食に出合えるお忍び感も手伝って、地元の常連客と全国の立ち飲み店が好きな男女が集うお店です。おいしい料理とお酒を通して地元の人と会話を楽しんで。

2. すいば 六角富小路店(烏丸御池駅)

女性ひとりでも気軽に一杯! カフェのようにおしゃれな立ち飲み店「すいば」

ロゴが目印

地下鉄烏丸御池駅から徒歩約10分。「すいば 六角富野小路店」は、カフェ風のかわいらしい雰囲気のお店です。

ナチュラルな雰囲気で温かみのある店内
副店長の碧木(あおき)さん

「すいば」は現在京都に5店舗。全面禁煙で、レディースデーをもうけたり、野菜が主役のメニュー以外にもなるべく野菜を添えてヘルシーに楽しめるようにしたりと、女性に嬉しい工夫をしています。

料理は150円から、ドリンクは250円から

豊富なメニューとリーズナブルな価格も魅力です。

ライター 中尾
ライター 中尾
「瞬く間に5店舗になりましたね!」
副店長 碧木さん
副店長 碧木さん
「すいばは、和食、串カツ、イタリアンなど、店舗ごとに得意な料理ジャンルがあります。1号店である六角富小路店では、それぞれの店の人気料理が一堂に楽しめますよ」

\思わず箸が進む彩り豊かな一品料理が豊富!/

「色々鮮魚とベビーホタテのマリネ」(280円)

ホタテと日替わりの鮮魚3種ほどをシークァーサーやレモン果汁で爽やかに仕上げます。

「牛ももタタキのカルパッチョウニソース」(390円)

牛肉は、柔らかくてキメの細かい部位を特別注文。あっさりとした赤身の肉とこっくりとしたウニソースのバランスが絶妙です。

「お造り3種もり」(600円)

取材でお邪魔した6月某日の「本日の鮮魚」は、ツムブリ、キジハタ、コシナガマグロ。「会話を盛り上げるお酒のお供としても楽しめるように」と、あえて珍しい種類を選んでいます。

日本酒は480円から

日本酒は、定番の6種と季節の6種がそろいます。

「クリームソーダ酎ハイ」(400円)

まるで喫茶メニューのような「クリームソーダ酎ハイ」はアルコール抜きもOK。

ライター 中尾
ライター 中尾
「どのような客層が多いのでしょうか」
碧木さん
碧木さん
「15時からオープンする週末などは、ファミリーでにぎわうこともありますよ。散歩がてら立ち寄る近隣の人も多いです」

ふらりと訪れ一杯から楽しめるリーズナブルな価格帯の「すいば」。アットホームな雰囲気で初心者にもおすすめです。

3. 柳小路 TAKA(河原町駅)

京懐石とイタリアンのフュージョンが楽しめる立ち飲み店「柳小路TAKA」

風流な裏通りに店を構える

阪急河原町駅から徒歩約3分。中心地でありながら比較的人通りも少なく、日暮れにはグッと大人ムードになる柳小路にあるお店です。

重厚感のあるカウンターが印象的

京町家風の店内には、おくどさんをイメージしたというカウンター。壁紙には黒谷和紙を用い、包まれるような温かみを感じる空間になっています。

店主の西村崇さん(左)。通称タカさん

高校卒業と同時に地元京都の懐石料理店で働き始めたタカさん。しだいに、海外に日本料理の良さを紹介したいとの思いが募り、イタリア行きを決意。「ARMANI(アルマーニ)」のレストラン「NOBU(ノブ)」で16年にわたり腕をふるいます。

オープンキッチンで調理する

世界中で開かれるイベントなどを経験するうち、日本食が世界で認められたと肌で感じたと話すタカさん。地元で、訪日客と地元客など人をつなぐ架け橋となる店をはじめたいと帰国し「TAKA」をオープンしました。

ライター 中尾
ライター 中尾
「いつ訪れても地元人も旅行客も楽しんでらっしゃいますね!」
店主 西村崇さん(通称タカさん)
店主 西村崇さん(通称タカさん)
「季節のおいしい食材がそろう京都ですから、さまざまな料理とお酒で皆さんを楽しませたいと思い続けています」

日本とイタリア両方のキッチンを経験したタカさんならではの料理

「つぶ貝のガーリックソテー」(680円、手前)、「スプリッツ」(600円、奥)

素材は日本の旬の味覚を中心に、懐石やイタリアンの調味料や調理法を自由にミックスしたフュージョン。「つぶ貝のガーリックソテー」は、エスカルゴの現地料理をもとに、イタリア産のオリーブや塩、日本産のバターなど双方の素材で調味します。プリッとした食感の貝を味わったら、旨味が染み出したスープもパンで最後まで楽しむのがおすすめ。

ライター 中尾
ライター 中尾
「お酒も豊富にそろえられていますね」
タカさん
タカさん
「イタリアでポピュラーなカクテルのひとつスプリッツなど、お酒もいろいろ楽しんでいただけます。お酒に合う料理をつくるので、いろいろ試してください」
「ネギマ」(250円)、「苺モヒート」(800円)

焼鳥は、すべて京都産の朝引き鶏を使用。臭みがなく純粋なおいしさを堪能できます。締まった肉質も新鮮だからこそ。「苺モヒート」は季節限定。スタッフ総出で旬の味覚を吟味して新作のカクテルを考えるそう。

外は香ばしく中はトロリとレアに焼き上げた「レバー」(350円)
口に含むとジュワッと水分が染みだす「ズッキーニのグリル」(500円)
日本酒好きなら「7種テイスティング」(1200円)がおすすめ

全国でも珍しい玄米から作る精米歩合100から精米歩合40の大吟醸まで、滋賀の地酒「金亀」を精米歩合ごとに飲み比べることもできます。

メニューにも店作りにも随所に工夫が凝らされているので、五感をフルに活用して満喫したいお店です。

取材メモ/京都には、個性ある店がそろっているので当日の気分に合わせて選ぶことができますよ。もちろん、立ち飲みならではの気軽さでハシゴするのもオススメです。取材の際、自分の時間を楽しむとてもクールな女性のおひとりさまがいらしたのを見て、次回はひとりで立ち飲みにチャレンジしてみたいと思いました!

取材・文=中尾若菜 撮影=土井淑子

月刊誌Leaf

月刊誌Leaf

毎月25日発売、540円

京都・滋賀の旬な情報をお届けする情報誌。販売エリア:京都市内、京都府下、滋賀県、大阪府下、全国主要都市(東京、名古屋など)発行部数:80000部。

\やっぱり京都は最高です/

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Yahoo!ライフマガジン編集部

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