京都・先斗町の初心者でも気軽に入れる川床グルメ店3選!

特集

夏の京都観光で絶景&グルメを楽しむ!

2019/06/21

京都・先斗町の初心者でも気軽に入れる川床グルメ店3選!

暑さの厳しい京都の夏、ちょっぴり大人な過ごし方の一つ「納涼川床」をご紹介します! 初めてでも大丈夫、今回は初心者でも気軽に楽しめる川床の店を3軒紹介します。

Yahoo!ライフマガジン編集部

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夏の京都に来たら一度は行ってみたいのが納涼川床!

鴨川沿いに並ぶ鴨川納涼床。鴨川から見る川床もいいものですよ!

涼し気な川の音と共においしい料理をお届けします

老舗からカフェまでさまざまな店舗があり、どこに行くか迷ってしまう鴨川納涼床。今回はそんな人に向けて、雰囲気や料理で京都らしさを感じつつ、初めてでも気軽に利用できる3店舗をピックアップ。取材では何度も! でも、プライベートではなかなか行けていないライター小原が行ってきました!

\覚えておきたい川床の3軒/

1. 草風土うしのほね(三条駅)
2. 豆屋源蔵(京都市役所前駅)
3. まんざら 団栗橋(河原町駅)

1. 草風土うしのほね(三条駅)

野菜のおいしさを再発見! 足で見つけるこだわりの素材

元お茶屋さんという当時の面影が残ります

先斗町(ぽんとちょう)歌舞練場(かぶれんじょう)の並びにある店舗は、元お茶屋さんをリノベーション。面影の残る外観は、京都らしい風情を感じます。1985年に創業した「うしのほねグループ」は全5店舗。今回はその中から野菜に特化した「草風土うしのほね」をご紹介します。店名の「草風土(そうふうど)」は「草=野菜」、「風土=土地のもの」という意味が込められています。

\旬野菜の素材そのものを味わって/

名物「野菜のせいろ蒸し」1000円。旬の野菜がたっぷり

使用する野菜は京丹後の契約農家から仕入れたもの。添えられた自家製タルタルソースはアンチョビが効いており、程よい塩味が野菜の甘みをぐっと引き出します。もう1種の白味噌ソースも自家製。生姜と白ネギが入っており、白味噌のコクの中に爽やかな香りが広がります。3つ目のあら塩は湯布院から取り寄せているそうです。

ライター 小原
ライター 小原
「思っていたよりお野菜がたくさんですね!」
スタッフ 中野さん
スタッフ 中野さん
「かなりボリュームがあるので、たっぷりこだわりの野菜を楽しんでもらえます。季節に合わせ旬のものを使っているんですよ」

\伊勢から届く新鮮な魚/

お造りの盛り合わせは2人前~。写真は2人前3000円

草風土の魚は伊勢から仕入れています。お造りは単品でも頼めますが、2人以上なら盛り合わせがおすすめ。その日に伊勢湾から仕入れた新鮮な魚は6~8種ほど味わえます。伊勢湾は栄養が豊富な海で脂ののった魚が育つのだそうです。

スモークしたすずきのグリル 夏野菜のタルタル850円

トマト、アボカド、キャベツなどを使った夏野菜のタルタルがたっぷりかかったスズキのグリルは、テーブルに運ばれてきた瞬間、バターの香ばしい香りがふわっと立ち昇ります。下にひかれた蓼(たで)のソースの緑も鮮やかで食欲をそそります。

焼き物は全て鉄板で焼かれます。焼きたての野菜などは格別です

\オリジナル酎ハイも/

ビール、日本酒、焼酎、ワインとお酒の種類も豊富。オリジナル酎ハイはベリー系の「茜」650円(右から2つ目)と、デラウェアとメロンを使用した季節限定の「紫陽花」700円(右端)

お酒は和酒から洋酒まで幅広いラインナップを用意。今飲みたいカテゴリーを相談すると、その中からお店のおすすめを教えてもらえます。オリジナル酎ハイはフローズン果実入り、見た目も華やかで写真映えも抜群。およそ1か月で変わる季節限定の酎ハイにも注目を。

1階席はゆったりと広めのテーブル席
2階には個室が。1階より当時のお茶屋さんの雰囲気をぐっと感じることができます

\ここが川床/

5月~9月の川床。土曜日以外はアラカルトでも利用できるのが嬉しいですね

1階は和モダンな雰囲気。一つのテーブルが広く、ゆったりと食事ができるのが魅力。2階は雰囲気がガラリと変わり、懐かしさを感じる町屋が存分に楽しめます。夏は京都らしい川床もぜひ満喫してみてください。

ライター 小原
ライター 小原
「お料理の素材はご自身で選ばれるんですか? あと、床でコースではなくアラカルトOKというのも珍しいなって思いました」
中野さん
中野さん
素材もお酒も、自分たちが実際に出かけて探します。皆で話し合って、良いと思ったものしか使いません。床もコースだけでなくアラカルトもお受けするのは、幅広いお客様に楽しんでもらいたいと思っているからです。友達同士や会社仲間はもちろん、家族連れにも楽しんでもらえればと思います!」

2. 豆屋源蔵(京都市役所前駅)

豆の香りを楽しむ自家製豆腐

高瀬川のせせらぎに背中を押されのれんをくぐります

門前には高瀬川が流れる、木屋町通にある店。毎朝丁寧に作られる自家製の豆腐や湯葉、その日に仕入れた京野菜や魚を使った料理がいただけます。店舗の前身は茶屋旅荘「近江初」で、作家の井上靖、画家の山下清など多くの文化人や知識人が訪れました。ご主人は建物を初めて見た時、その歴史と共に上品さを感じ、建物そのものの美しさを大切にリノベーションをしたそうです。

うなぎの寝床と称される、町家ならではの奥行きのある作り
玄関口にも元茶屋旅荘らしい趣が残ります

自家製豆腐と湯葉、味噌が自慢の「豆屋源蔵」は、大豆本来の甘さが楽しめる「湯豆腐コース」の他、夏は鱧、冬は鍋など季節に合わせたさまざまなコースが用意されています。昼は2種のお膳がスタンバイ。まずは昼から訪れることができるのも魅力的ですね。

\豆腐メニューから鱧や鮎も!/

高瀬川コース7500円、写真は2名分。鱧や鮎などが並び、京都の夏の味覚を満喫できる
ライター 小原
ライター 小原
「コースは何品ほど楽しめますか? 夏限定なんでしょうか?」
店長 榎本(えのもと)さん
店長 榎本(えのもと)さん
「コースは水菓子まで入れて全11品です。高瀬川コースは通年あるのですが、季節によって内容が変わりますよ。今は夏ですので、鱧などの夏を感じていただけるお料理になっています」
鮎の塩焼き。器の上で泳いでいるような美しさ

\鱧料理は欠かせない!/

京都の夏といえばやっぱり鱧のおとし。梅肉でさっぱりといただきます。ほかカツオのたたき、自家製汲み上げ湯葉の3種が楽しめるお造り

川床の時期の高瀬川コースは名物の豆腐や汲み上げ湯葉はもちろん、鱧や鮎といった夏の京の味覚がたっぷり。料理の美しい盛り付けに見惚れつつ、自慢の自家製豆腐や湯葉の濃厚な味わいにもうっとりしてしまいます。ちなみに汲み上げ湯葉はおみやげとしても販売しているそうなので、ご自宅でも楽しむことができますよ。

広めの座敷席。廊下との間には御簾(みす)がかかり落ち着く雰囲気
赤の半円型のテーブルは鮮やかで、食事の気分も高まります
以前のなごりか、2階の廊下には水道が
2階は個室を用意。大切な食事会にも重宝しそう

1階は鴨川を望む座敷席。開放感がありつつ、廊下との間には御簾がかけられ、落ち着いて食事ができるようにとの気遣いを感じます。廊下を歩くと聞こえる木のきしむ音も心地よく、建物の歴史を肌で体験できるのも素敵。2階は個室になっており、座敷の他に椅子席も用意されています。

\ここが川床/

日が落ちると風情もぐっと増します

5月と9月はお昼も川床を楽しめますよ。床席もゆったりと配置されており、気兼ねなく食事や会話に花を咲かせる事ができます。8月16日(金)の五山の送り火では床から正面に大文字が見えるロケーション。ぜひ日常を忘れて贅沢な時間を過ごしてみてくださいね。

3. まんざら 団栗橋(河原町駅)

京都ならではの創作和食をカジュアルに

四条通から木屋町を少し北へ。団栗橋の袂の北側にある

京都らしい和食をベースにした創作料理が気軽に楽しめると人気の「まんざら」。京都市内にある個性豊かな11店舗の系列店の中で、唯一川床を楽しめるのが今回訪れた「まんざら 団栗橋(どんぐりばし)」です。

調理の様子を楽しみながら、ゆったり座れるカウンター席

店内は、しっとり落ち着いて居心地良い雰囲気。目の前で料理人が腕を振るうカウンター席も捨てがたいところですが、今回は川床特集ということで、せっかく夏に訪れるならやはり床席へ。

\ここが川床/

早めの時間に訪れて夕暮れからだんだん暗くなる景色を楽しむのもおすすめ

川床で和食を、となるとコース料理などのお店も多い中、アラカルトもドリンクも店内と同じメニューからオーダーでき、席料などもない気軽さがこちらの魅力の一つ。気候の良い日は予約で満席になってしまうことも多いそうです。そんな人気の川床で楽しむのにおすすめの料理を店長の林さんに聞いてみました!

物腰柔らかく対応してくださった店長の林さん
ライター 小原
ライター 小原
「こちらの川床に来たら、これは食べるべき! というメニューを教えてください」
店長 林さん
店長 林さん
「定番から季節のものまでいろいろありますが、まずは夏の京都の定番・鱧落としです」

\これが必食の「鱧落とし」/

「鱧落とし」(1944円~)。ガラスの器が見た目にも涼やか
湯引きでフワッと開いた真っ白な身。淡白な中にある旨味を味わいたい

今のような交通手段がなかった時代、海から遠い洛中まで魚を運ぶのは難しいことでしたが、暑い夏でも生きたまま運ぶことができたというのが。その生命力の強さから精がつくと親しまれ、京都の夏の定番になったといわれています。古くから京都の人々が楽しんできた夏の風物詩「川床×鱧料理」をぜひ堪能してください。

\こちらも定番の人気メニュー/

「銀だらの西京焼き」(1296円)

2品目は定番の人気メニュー「銀だらの西京焼き」。自家製味噌に漬け込んだ銀だらを香ばしく焼き上げ、しっとり脂ののった白身と味噌の風味が絶妙です。

ライター 小原
ライター 小原
「お酒が進みそうですね……ちなみに日本酒は、どんなものがあるんでしょうか?」
林さん
林さん
「京都のものと、その時々で仕入れる各地のもの、合わせて常時9~10種くらいですね。季節のものを入れたり、日本酒好きのスタッフが選んだり、お客様のお好みや料理に合わせて選んでいただけるよう揃えています」

\〆はボリュームたっぷりの牛すじサンド!/

「牛すじサンド」(864円)は、お一人様に嬉しいハーフサイズ(648円)も

おいしい料理とお酒を楽しんだ後は、お店の名物で〆におすすめの「牛すじサンド」をぜひ。軽くトーストしたパンに、牛すじ煮込みを挟んだサンドウィッチです。

柔らかく煮込んだ牛すじに、からしマヨがアクセント
林さん
林さん
飲んだ〆に手軽に食べられるものをと考えたメニューです。牛すじは赤味噌と白味噌を使い、パンに負けないよう、ちょっと濃い味に仕上げていて、ワインなどにも合いますよ
ライター 小原
ライター 小原
「確かに、〆るつもりがついもう一杯…と飲んでしまいそう。キケンな罠ですね……」

他にも、しっかり食べたいときに嬉しい揚げ物や焼き物、日本酒とじっくり楽しめる酒肴、夏なら賀茂茄子や万願寺とうがらしなど、旬のものを使う日替わりも充実。地元の人から観光の人まで客層も幅広く、多彩なシーンで満足できそうな1軒です。

取材メモ/とても暑い京都の夏。そんな時こそ楽しめるのが鴨川からの風を感じる川床です。今回ご紹介した3軒は、初めての人でも気軽に楽しめるお店ばかり! こだわりの素材で作る京都の夏の味覚を、ぜひ味わいに訪れてみてください。

取材・文・撮影=岩永茜、小原美紀

月刊誌Leaf

月刊誌Leaf

毎月25日発売、540円

京都・滋賀の旬な情報をお届けする情報誌。販売エリア:京都市内、京都府下、滋賀県、大阪府下、全国主要都市(東京、名古屋など)発行部数:80000部。

\やっぱり京都は最高です/

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Yahoo!ライフマガジン編集部

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