京都の伝統や最新カルチャーを体感できる新進気鋭ショップ3選!

特集

夏の京都観光で絶景&グルメを楽しむ!

2019/06/25

京都の伝統や最新カルチャーを体感できる新進気鋭ショップ3選!

京都は伝統を大切にしながら、新たな文化も生み出す街。そんな京都カルチャーをリードする気鋭の3店を紹介!

Yahoo!ライフマガジン編集部

Yahoo!ライフマガジン編集部

コーヒーやビールも京都スタイル! 京都でしか味わえない文化を満喫

今回紹介する3店のジャンルはさまざまですが、京都ならではの体験ができる店ばかり。新たな京都の文化を発信する注目の店を、京都在住ライター板倉がめぐりました。

\話題の京都カルチャーを感じるならこの3軒!/

1. WIFE&HUSBAND(北大路駅)
2. 京都ビアラボ(七条駅)
3. Kaikado Café(七条駅)

「京都ビアラボ」でビールの飲み比べをするライター板倉

1. WIFE&HUSBAND(北大路駅)

京都で人気のコーヒーカルチャーが詰まったこだわりの一杯になごむ

店は北大路駅からすぐの細い路地に立つ

賀茂川にほど近いWIFE&HUSBANDは、その名の通り夫婦で営む一軒家のカフェ。川沿いなどに持ち出しピクニックができる「ピクニックバスケット」で、青空の下で自家焙煎のコーヒーを味わう素敵なひとときを提供する、話題の店です。

古民家を改装した店内にマッチした、さまざまなものが飾られる
ライター 板倉
ライター 板倉
「素敵な空間ですね! アンティークがお好きなのですか?」
店主 吉田さん夫妻
店主 吉田さん夫妻
「2人とも古いものが好きで、集めたアンティークや古道具を思い思いに飾っています」

まるで夫妻の家のように、2人で丁寧に作り上げた空間であることが伝わってきます。

店主の吉田恭一さん・幾未さん夫妻。2人のお子さんを育てる父母でもあります
ライター 板倉
ライター 板倉
「店を開いたきっかけは?」
吉田さん夫妻
吉田さん夫妻
「自分たちでコーヒーの焙煎を行い、カフェを開きたいという思いはずっとありまして。この古民家に出合いひと目惚れして、2015年に念願の店をオープンすることになったのです」
作業をしている時も息ぴったり

以前は店内にある焙煎機でローストしていたそうですが、現在は七条堀川にオープンした焙煎所兼ギャラリーでローストしているそう。その名も「ROASTERY DAUGHTER/GALLERY SON」。2人のコーヒーへの愛情が伝わってくる名前です。

オリジナルブレンドコーヒー「DAUGHTER」594円
ライター 板倉
ライター 板倉
「コーヒーの名前もDAUGHTERなのですね!」
吉田さん夫妻
吉田さん夫妻
「私たちの初めての子供が娘だったことにちなみまして。このブレンドコーヒーは試行錯誤の末に生み出されたので、難産でした(笑)」

時間をかけて誕生したDAUGHTERはすっきりとした飲み口ながらも奥行きのある、味わい深いコーヒーでした。

ハンドドリップで一杯ずつ淹れてくれる
ライター 板倉
ライター 板倉
「淹れ方にはどんなこだわりがありますか?」
吉田さん夫妻
吉田さん夫妻
穴が一つのドリッパーを使用しており、ゆっくり時間をかけて丁寧に抽出しています。これにより冷めてからも味の変化が少なくなりますので、お客さんがくつろいでいてもコーヒーはおいしいまま、ゆっくりと味わうことができます」
店の前にはカゴや丸イスなどがたくさん!
ライター 板倉
ライター 板倉
「こちらのカゴなどをお借りして、ピクニックに行けるのですね!」
吉田さん夫妻
吉田さん夫妻
「人気のピクニックバスケットのセットと一緒に、丸イスやベンチ、テーブルなどもレンタルしております。賀茂川まですぐですので、ぜひピクニックをしてきてください」

\こちらがピクニックセット/

こちらがSNSなどでも話題のピクニックセット!

魔法瓶に入ったコーヒーにラスク、カップなどの一式が入ったピクニックバスケットは1人1080円(1時間30分)。丸イス162円や折りたたみテーブル(小)216円も借りて、賀茂川でのんびりできます。

京都人が愛する自然豊かな賀茂川沿いで贅沢なひとときを

手ぶらでピクニックできるので、観光客の方にもぴったりのサービスです。地元の人が日常を過ごす賀茂川でのんびり過ごせば、京都に住んでいるような気分にも。天気がいい日はぜひ、ピクニックを楽しんでください!

店の前に置かれた、待つ人のためのスペース
ライター 板倉
ライター 板倉
「待っていただくお客さんへのサービスに、日除けの麦わら帽子を置いておられるのですね」
吉田さん夫妻
吉田さん夫妻
「せっかく来ていただいても、暑いなか待たせてしまうこともありますので。せめてもの思いです」

この日もオープン前から、すでに何人もの行列ができていました。こだわりの自家焙煎コーヒーや魅力的なピクニックバスケットだけでなく、店主夫妻の人柄も多くのお客さんを引きつけていることを、ひしひしと感じました。京都で流行りのコーヒーカルチャーを楽しめる素敵なお店です。

2. 京都ビアラボ(七条駅)

京都の茶葉を使う斬新なビールと、その奥深さを伝える個性派ブリューパブ

京都駅にも近くアクセス便利ながら静かな立地

2軒目に紹介するのは、日本では珍しい醸造所を併設した酒場・ブリューパブ。京都の茶葉を使用するという京都ならではの発想と、革新的で個性的な味わいのクラフトビールに注目が集まっています。

店内からガラス越しにビールのタンクが見える
ライター 板倉
ライター 板倉
「店のすぐ横でビールを造っているのですね!」
店長 横山さん
店長 横山さん
ここでしか飲めない、できたてのクラフトビールをお飲みいただけます。常時8種類のビールを用意しておりますがラインナップは日々変わるので、来るたびにいろいろなビールを楽しめますよ」
ビールサーバーのハンドルは、お茶の木を使っているそう
ライター 板倉
ライター 板倉
「こちらのクラフトビールの特徴を教えてください」
横山さん
横山さん
「煎茶やほうじ茶など、茶葉を使ったビールが多いのが特徴の一つです。元々店の代表が和束町で町おこしや古民家再生の活動を行っており、和束町の特産品であるお茶を何かに活用できないかと考えたのが、ビール造りの始まりでした」
ビールについて詳しく解説してくれる、店長の横山大樹さん
ライター 板倉
ライター 板倉
「ビールを造るうえで大切にされていることは?」
横山さん
横山さん
「個性的なクラフトビールを造っていますが、あくまでビールとしてのおいしさを第一に考えています。例えば茶葉を使ったビールでは茶の風味を生かしていますが、ビールとしての味のバランスを大切にして造っています」

\飲み比べてみよう/

好きな3種を選べる「テイスティングセット」1400円
ライター 板倉
ライター 板倉
「色味もさまざまなのですね! 並ぶときれいです」
横山さん
横山さん
「初めて来られたお客さんや迷った方には、飲み比べられるこのセットをおすすめしています。自分の好みの味を探していただければ!」

左から、ドイツの伝統製法で造った酸味の強いサワービール「わさび塩ゴーゼ」、香りや苦みがしっかりとした濃い味ながら爽やかで飲みやすい「暴走ライダーズIPA」、ほうじ茶と黒ビールの苦みがマッチした「ほうじ茶スタウト」。ハーフサイズは各700円ですが、すべてのビールをこのテイスティングセット1400円で味わうことができお得です。

「京焼肉『弘』のベーコンソテー」680円

有名精肉店「弘」のベーコンはジューシーと評判。ほかにも、京都ビアラボのビールに合うフードメニューが揃います。

赤味噌を使った「牛すじの土手煮」600円と、「煎茶エール」ハーフサイズ700円
ライター 板倉
ライター 板倉
「煎茶エールもどんな味か気になります」
横山さん
横山さん
「煎茶エールはオープン当初からある人気のビール。飲んだ後に、ほのかにお茶の香りが残ります」
鳥獣戯画のグッズも販売している

グラスなどに描かれているのは鳥獣戯画のモチーフ。よく見ると、動物たちが持っているのはビール! 鳥獣戯画が伝わる高山寺は日本茶発祥の地であることから、このイラストを使っているそう。ちょっとしたアイデアにも京都らしさが感じ取れます。

天井が高くて窓が大きく、開放的な店内

窓からは緑が心地よい高瀬川沿いの風景を眺められます。

高瀬川に向かって座れるベンチも用意
ライター 板倉
ライター 板倉
「最後に、お店をどんな風に楽しんで欲しいか教えてください!」
横山さん
横山さん
「店名通り、実験的で遊び心がありながらも、飽きのこないおいしいビールづくりを常に目指しています。ここでしか味わえない、京都ビアラボならではのビールを楽しんでください」

3. Kaikado Café(七条駅)

手作り茶筒の老舗・開化堂の技も光る上質な空間

「開化堂のお茶 玉露雁金」800円

3軒目は、京都駅に近いエリアに立つKaikado Café 。1875年(明治8年)創業の日本で一番古い歴史を持つ茶筒の老舗・開化堂が手がけるカフェとして、オープン当初から話題です。茶筒の機能性や美しさから、長い年月をかけて受け継がれ進化してきた京都職人の歴史を感じとることができます。

昭和2年築の建物。河原町通り沿いに立つ

Kaikado Caféの建物は明治から昭和にかけて運行していた市電の、車庫兼事務所として使われていたもの。現在は重要文化財にも指定されています。高い天井や電車のブレーキを再利用したドアノブなどに、当時の面影を見ることができます。

広々として居心地のいい店内

店内には茶筒と同じ銅の素材でできたランプシェードなど、さりげなく開化堂らしさが表現されています。

オープン当初から店長を務める川口清高さん
ライター 板倉
ライター 板倉
「こちらのお店を開いたきっかけを教えてください」
店長 川口さん
店長 川口さん
「弊堂は茶筒を作っている店ですが、現在では珈琲缶などコーヒーの道具作りにも関わっています。そういった道具を使って見てもらえる場にできたらという思いがありました。あと5代目の社長はコーヒーが好きで、いつか喫茶店を開きたいという思いもあったようです」
コーヒーはハンドドリップで丁寧に淹れている
ライター 板倉
ライター 板倉
「開化堂と聞くと茶筒からお茶のイメージが連想されますが、そのような経緯で、コーヒーにもこだわってらっしゃるのですね」
川口さん
川口さん
「お茶とコーヒー、紅茶、すべてこだわりをもって提供しております。コーヒーは東京の焙煎所・中川ワニ珈琲さん、お茶は宇治の丸久小山園さんや利招園さん、紅茶はロンドンのPostcard Teasさんに特別にブレンドしてもらったものです。弊堂の時からのお付き合いがある、信頼できるお店にお願いしております」
ドリンクが付く「Kaikadoチーズケーキ」Aセット1300円(写真は「Kaikadoブレンドコーヒー」)
ライター 板倉
ライター 板倉
「こちらは茶筒の形のチーズケーキですね!」
川口さん
川口さん
「はい、オープン当初からあるもので、人気のメニューです。那須高原チーズガーデンにお願いして、オリジナルのケーキを作ってもらっています」
「開化堂のお茶 玉露雁金」では1煎目と2煎目を飲み比べできる
ライター 板倉
ライター 板倉
「1煎目と2煎目のお茶の味の違いを教えてください」
川口さん
川口さん
「1煎目は低温で抽出しており、旨味が凝縮された濃い味です。2煎目は高温で抽出しており、飲み口がすっきりとしております。繊細なお茶の味の違いを楽しんでほしいですね」
銅や真鍮、ブリキで作られた開化堂の茶筒も販売している

長い年月で受け継がれた、茶筒の機能性や美しさに職人技を感じられます。店は現代のスタイリッシュな雰囲気に伝統や文化がなじむ、京都らしい空間です。

店の奥には中庭もある

天気のいい日は中庭もおすすめ。河原町通りの喧騒を感じさせない、静かな場所でくつろげます。

カウンターに並ぶ茶筒や珈琲缶が芸術的な美しさです
ライター 板倉
ライター 板倉
「最後に、お客さんにどのように店を楽しんで欲しいか、教えてください」
川口さん
川口さん
「店内の席はゆったりと配置しておりますので、天井の高い開放的な店内でゆっくりとくつろいでいただきたいです。店ではいろいろなワークショップやイベントなども行っておりますので、興味があればぜひ参加してください」

取材メモ/京都は伝統が受け継がれつつ、新たな文化もたくさん生まれている街。そんな京都の魅力に触れられた3店でした。新しいことを生み出す店主さんのこだわりのなかにも、京都愛を感じられました!

取材・文・撮影=板倉詠子

月刊誌Leaf

月刊誌Leaf

毎月25日発売、540円

京都・滋賀の旬な情報をお届けする情報誌。販売エリア:京都市内、京都府下、滋賀県、大阪府下、全国主要都市(東京、名古屋など)発行部数:80000部。

\やっぱり京都は最高です/

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Yahoo!ライフマガジン編集部

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