江戸時代の暮らしに触れる!カイコも育てる大和市郷土民家園

江戸時代の暮らしに触れる!カイコも育てる大和市郷土民家園

2019/07/04

日本の原風景にあるようなかやぶき屋根の古民家は、なぜか懐かしい気持ちにさせてくれます。八王子から横浜へ絹糸を運ぶ道として利用された絹街道沿いの大和市に、江戸時代からある古民家が移築保存され、当時の農家体験ができる施設があります。

ショッパー

ショッパー

江戸時代の庶民の暮らしを伝える

八王子市から町田市・相模原市・大和市を経て横浜市に至る街道は、絹街道とも呼ばれています。大和市上草柳629の1の泉の森内に、江戸時代の庶民の生活を残す大和市指定重要有形文化財の大和市郷土民家園があります。

かやぶき屋根の母屋造りで養蚕農家だったという旧北島家

同市深見では、1826年には養蚕を行っていたという記述が見つかっており、普及したのは明治時代に入ってからです。1887年~1897年ごろには養蚕は最盛期を迎えますが、第2次世界大戦の影響でカイコの餌となる桑畑が開墾され、戦後も都市化の進行や産業の変化により1994年で大和市域の養蚕農家はなくなりました。

大和市内に残る最古の住宅という旧小川家

江戸時代半ばから1984年まで実際に使われていた市内上和田の久田地区にあった大和市現存最古の古民家、旧小川家と、江戸時代末期から1986年まで使用されていた下鶴間の公所地区にあった旧北島家の2棟の古民家をそれぞれ建てられた当初の姿に復元し、1994年に同園が開園しました。
農家だった旧小川家では、唐箕(とうみ)や鋤(すき)等、昔の農具の展示、養蚕農家だった旧北島家では機織り機や糸車等、養蚕に関する物品を主に展示しています。

年間行事展示は正月・繭玉団子・お雛様・七夕・十五夜等の飾り展示と端午の節句やお盆の砂盛りで、園内には古民家の雰囲気に合わせた季節の植物が咲いています。

カイコ飼育展示や繭工作等子ども向けイベントも

繭を使った人形作り等のイベントは夏休みの子供たちに人気

同園でのカイコの飼育は2001年、繭工作は2010年から行っており、夏季には旧北島家でカイコの飼育展示が行われる他、カイコの生態と飼育方法についての講義や工作等、子供向けに体験できるイベントを実施しています。

開園午前9時~午後4時半の月曜休園(祝日は開園、翌平日休園)、夏期(7月21~8月31日)は午後5時閉園。
=編集町田

桑の葉を食べるカイコの幼虫たち

この記事を書いたライター情報

ショッパー

ショッパー

地域密着、生活情報紙ショッパーは地元に愛され続けて半世紀。埼玉県、東京都下、神奈川県一部で毎週金曜日発行。86万世帯に無料でお届け。最新のグルメ、美容、健康、イベントなどお得情報満載。ポータルサイトのチイコミ、ショッパー電子版、ちいき新聞Webにも面白ネタ絶賛掲載中。

ショッパー が最近書いた記事

おすすめのコンテンツ

連載