秘湯、三斗小屋温泉の「大黒屋」は開放感あふれる大風呂が印象的

秘湯、三斗小屋温泉の「大黒屋」は開放感あふれる大風呂が印象的

2019/07/15

那須岳は標高1915mですが、ロープウェイで1684mまで行くことができ、初心者でも気軽に登ることができる山です。そして今回ご紹介する三斗小屋温泉は、そこから徒歩でしか行けない秘湯なのです。三斗小屋温泉の「大黒屋旅館」から現地ルポ。

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秘湯、三斗小屋温泉の「大黒屋旅館」

三斗小屋温泉

三斗小屋温泉の歴史はたいへん古く、平安末期の1142年に発見されたといいます。江戸時代には会津に向かう人々や那須の山岳信仰の行者でにぎわったそうです。明治の初めには5軒あったという宿、今は2軒の温泉旅館がひっそりと佇んでいました。

大黒屋 外観

今日お世話になるのは大黒屋旅館。
本館は明治元年に戊辰戦争で焼失しましたが、翌年再建され築150年になるといいます。古い旅館ですが、内装は現代的に、きれいになっています。ちなみにここは携帯電話もメールも、もちろんネットも通じませんのでご注意を。衛星を使った公衆電話がこの居間にあります。

大黒屋 内観

チェックインは14時から。早速ぬるめだという岩風呂に入浴しました。確かにぬるめ。温度は37度ほどでしょうか。長湯できます。
那須高原にはたくさんの温泉がありますが、ほとんどは那須岳の東側にあります。三斗小屋温泉だけが西側にあり、わずかに硫化水素臭のする無色透明の単純泉です。

三斗小屋温泉は、わずかに硫化水素臭のする無色透明の単純泉
開放感あふれる大風呂

こちらは大風呂。この大風呂がとても素敵でした。新緑まぶしい谷あいに向かって窓が広く開け放たれ、開放感に満ちています。熱い湯です。湯口から離れたほうでも43度ほど、湯口に近いほうは45~46度はあるかもしれません。
ちなみにお風呂の時間割は1時間ごとに男女が入れ替わる仕組みです。大風呂は女性の時間帯は14~15時、16~17時、18~19時、最終は20時~20時30分。その時間は男性が岩風呂の時間になります。1時間割で女性はちょっと忙しいかもしれません。

秘湯の夜

客室は個室
天気の良い日は開け放たれた窓が気持ちいい

部屋はそれぞれ個室になります。空いていればひとりでも宿泊できます。料金は1泊2食で9500円。ちなみにコンセントはありません。自家発電の電球がひとつ。
旅館と同じようにお茶のセットが用意されています。
窓は開け放たれています。板戸と障子があるだけで、板戸は戸袋に収められています。天気の良い日だったので気分爽快。夜になったら自分で板戸を取り出して障子を閉めます。

夕食は部屋食

夕食の時間は17時半。ひとりでも複数でもそれぞれの部屋にお膳を運んでくれます。
この日の夕食はサーモンフライ、ナスとそぼろのトマト煮込み、とろろ、ほうれん草のお浸し、そしてフルーツ。ご飯は十分にあります。

三斗小屋温泉の夕暮れ

食事の後もまだ太陽は沈みません。宿の周囲を散歩するもよし、じっくりと本を読むもよし、温泉に入るのも良し。
持参した本がたっぷり読めました。

大風呂は夜の風情もまたよし

就寝前にもう一度大風呂に入ります。何度入っても気持ちのいいお風呂です。熱めの湯ですから長湯はできません。木の床に座り込んで、窓の外の虫の音を聞きながらボーっとしているだけです。
消灯は21時です。

大黒屋の朝食

翌朝。朝食の時間は6時半ですが、少し早めに配膳です。朝は早くに目覚めるのでひと風呂浴びて、お腹がすいています。おかずは納豆に温泉たまご、かまぼこに焼きのりです。

[All Photos by Masato Abe]

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