未体験の黒焼き餃子に鈴木砂羽もビックリ!秋葉原「和合餃子」

連載

鈴木砂羽の餃子道【vol.41〜】

2019/07/13

未体験の黒焼き餃子に鈴木砂羽もビックリ!秋葉原「和合餃子」

役者仲間や友人たちと「餃子部」を結成するほどの餃子フリークな、女優・鈴木砂羽。美味しい餃子を求めてさまざまな街を食べ歩く連載「鈴木砂羽の餃子道」第41回!

鈴木砂羽

鈴木砂羽

女優

日本で一番餃子の種類が多い餃子専門店!?

こんにちは、鈴木砂羽です。今回は秋葉原にやってきました! かつては日本有数の電気街として知られ、今ではオタク文化の聖地として世界中から人が集まる秋葉原。さてさて、この街にも美味しい餃子はあるのかしら?

1日平均の乗車人員は第9位(JR東日本エリア 2018年度)
かつての電気街も、今やアニメ、ゲーム、アイドル、メイド関連の店が優勢

秋葉原の駅から歩いて5分ほど。路地をちょっと入ったところに、今回お邪魔する「和合餃子 秋葉原店」があります。

餃子発祥の地とされる中国・山東省出身の社長が営む和合餃子。本店は岩本町にあって、周辺のビジネスマンやOLさんに大人気の餃子専門店。ワタシも以前から噂は聞いてて、行ってみたいと思ってたのよね~。今年2月にオープンしたばかりの秋葉原店は3店舗目の支店だそう。中国人スタッフがキビキビ働く店内は、席数も多くて宴会なんかもできそうです。

秋葉原駅と末広町駅の中間あたりにあります

さて、今日は何を食べようかしら? とメニューを見てびっくり! 餃子の種類がめちゃくちゃ多い! 聞くところによると、和合餃子の本店は「日本一 餃子のメニューが多い店」として中国のメディアでも話題になるほど(なんと本店には48種類の餃子があるそう!)。秋葉原店は、本店よりもちょっとだけ数は少ないものの、40種類近くの餃子を揃ってる。何食べたらいいのか、目移りしちゃうなぁ〜。もう迷いに迷って、今日は4種類の餃子をいただくことに。

注文ごとに皮から手作りしていきます
40種類以上の餃子があるなんて、すごい!
可愛らしいフォルム

和合餃子では、注文が入るごとに皮を延ばして手作りしているとか。オープンキッチンで、職人さんが手際よく餃子をつくっていきます。これだけ種類が豊富なのに、一個一個丁寧に作ってくれるのは嬉しいね。

なんて感心しているうちに、餃子が焼きあがりましたよ!

羽根もついて、美味しそう!
酸菜焼き餃子(4個・560円)

最初に注文したのは「酸菜焼き餃子」。こんがりと綺麗な焼き色のついた羽根つき餃子。お箸で持ち上げると、ずっしり重い。餡がパンパンに詰まってます。では、いただきます! うーーん! 皮はもちもちで弾力があって、焼き目のパリパリ感もバッチリ! 一口噛むと、肉がたっぷり詰まった餡の密度がすごい。挽き方の違う肉を合わせて、この食感を生み出してるのかな。白菜の古漬けの酸味と生姜の風味も、いいアクセントになってます。

ぎっしり餡が詰まってます
特製の餃子タレ

ここにお店特製の餃子タレにつけて食べると……わ、このにんにくと辣油があらかじめ入ったタレが美味しい! 餃子自体にはにんにくは使われてないけど、タレのにんにく風味で、美味しい餃子がさらに美味しくなりますね。これはお腹空いてるときにがっつり食べたい餃子だなぁ。

謎の「黒焼き餃子」登場!

続いては「黒焼き餃子」。そもそも「黒」ってナニよ? 羽根がついてるほうが下になって、パッと見ると黒光りした異様な物体にも見えてきます(笑)。

黒焼き餃子(4個・600円)

予備知識を入れないまま、とりあえずガブリといってみます。ああん? おおっ! なんじゃこりゃ! 豚肉とピーマンの他に、細かく切ったイカが入ってる! 餡にイカを使った餃子って、なかなかないですよ。これは初めての美味しさだわ~! この皮の黒さも、イカスミを混ぜてるんですな。イカが入ってるって思って食べると、たしかにイカならではの弾力を感じるけど、全体としてはすごく餃子に馴染んでる。この餃子も、肉がよーく練り込まれてて、食感がとてもいい。で、やっぱり自家製のタレが合う。

豚肉、ピーマンのほかにイカの風味も効いてます

あっ、そうだ! 気づいちゃったんですけど、イカが入った餡と、イカスミのもちもち生地、そしてタレで唐辛子とガーリックを効かせたところに、トマトハイを合わせたら……これってもう、イタリアンじゃないですか(笑)!

トマトハイ(390円)との相性も抜群です

お次は「牡蠣水餃子」を注文。これまた、他のお店ではあまり見ない具ですよね。

なんでも焼き餃子と水餃子では皮を変えてるんですって。職人さんが手延べするときも、水餃子は真ん中のほうに厚みが出るように伸ばしてる。芸が細かいなぁ。

餃子の種類にあわせて、皮の生地や厚みを変えていくのだそう
牡蠣水餃子(4個・680円)

茹で上がった水餃子は、見るからにぷるんとモッチモチの皮。歯に心地よい弾力が当たって、食べ応えもありますね。で、ぎゅっと噛むと、牡蠣の味が出まくったスープがあふれてくる。いやぁ、これまた他では食べられない美味しさの餃子ですよ!

石鍋麻辣水餃子(4個・680円)

そしてラスボス、「石鍋麻辣水餃子」の登場です! じゃーん、黒い石鍋の中で、真っ赤なスープがぐつぐつ煮え立ってますよ。餃子の他にもきのことか青菜、れんこんなど具だくさん。これはもうひとつの鍋料理だわ。

野菜もたっぷり、これぞ完全食!

餃子をつまむと、皮がお餅みたいにビヨーンって伸びる! 水餃子と同じ皮を使ってるそうだけど、ここまで煮込むとほうとうとかすいとんみたいな印象です。そのとろっとろになった皮と、豚肉のみっちりした餡が、辛いスープにベストマッチ! 暑い夏に熱い鍋餃子、逆にイイかもね! 

あまりの美味しさに天を仰ぐ砂羽さん

ちなみに店名にある「和合」とは、お互いに打ち解けて仲良くなるという言葉。若くてイケメンな社長のソウさんは、自分の店をつくるにあたって、この言葉、とくに「」という言葉を入れたかったんですって。

「いい人やいいものを集まる場所という想いもありますし、日本の文化と中国の文化を餃子の中にひとつにまとめたいという想いもあります。和合餃子は、開店当初からすべてお店で手作りで餃子を提供しています。手作りのものが一番いいんです。そこには自分たちの愛とか感情も全部入っていますから」(ソウさん)

和合餃子の社長、ソウさん(右)

餃子はそもそも、めでたい席で食べる縁起のいい食べ物でもありますしね。作り手の愛情と平和への想いが詰まった、和合餃子の餃子。令和の時代に突入し、来年には2020年を迎え、東京にはますます世界中の人が集まるけれど、これからも美味しくて楽しい、そしてみんながハッピーになれる餃子をどんどん生み出していってほしいですね!

最後はお店のスタッフのみなさんと、ギョーポー(餃子ポーズ)で記念写真!

構成=宮内健 撮影=熊谷直子 ヘアメイク=MINEKO

この記事を書いたライター情報

鈴木砂羽

鈴木砂羽

女優

1994年に主演映画「愛の新世界」で注目を集め、同年ブルーリボン新人賞、キネマ旬報新人賞など多数の映画賞を受賞。以降、映画・ドラマ・舞台など幅広く活躍。日本テレビ「幸せ!ボンビーガール」出演中。「YOU」 (集英社)にてエッセイ漫画「いよぉ!ボンちゃんZ」連載中。

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