「汁」好きならココ! 単車を愛する24歳が腕を振るう人気食堂

「汁」好きならココ! 単車を愛する24歳が腕を振るう人気食堂

2019/07/20

沖縄の新聞社「沖縄タイムス」の記者たちが津々浦々に足を運んで味わった、こだわりの飲食店を紹介します。沖縄ならではのメニューがある店、おしゃれな店、家族とくつろげる店など多彩です。観光のお供にもぴったり。あなたイチオシの店がきっと見つかります(「胃心地いいね」からの転載です)。

沖縄タイムス

沖縄タイムス

「汁」好きならココ! 単車を愛する24歳が腕を振るう人気食堂

国道331号を車で走らせると与那原町板良敷で赤い看板が目に飛び込む。張り出されるメニューは「牛汁」「ステーキ」「牛ソーキそば」など。店頭にある、ぴかぴかに整備された昭和のバイクも目を引き、肉好きと単車好きを呼び込んでいる。
瑞慶覧光(ひかり)店長(24)が調理を担い、家族らで店を切り盛りする。
人気の「牛汁」(900円)の肉は脂身が少なく箸でほぐれる柔らかさ。最後まで飽きずに食べられる。

祖母の味を追求しながら肉好き、乗り物好きが集まる店を切り盛りする瑞慶覧光店長

牛肉100%にこだわる「ハンバーグ定食」(800円)、「牛肉ピーマン炒め定食」(650円)も注文が多い。牛を1頭ごと注文しているからこそボリュームと値段のバランスが保てるという。

ハンバーグ定食

牛汁をはじめ数々のメニューの味を南城市大里の老舗「まんぷく食堂」から継ぐ。同店創業者は祖母のカツエさん(82)。10代の時は「やんちゃだった」という光さんだが、当時から食堂を手伝いながら味を学んできた。
「オバーは跡を継いでほしかったみたいだけど、一から自分の店を作りたかった。まだまだオバーの牛汁にはかなわない」と語る。
祖母の味を追求しながら、店の雰囲気は自身のカラーを打ち出す。バイクは店頭の1台のほか店内にも特別仕様の名車が2台ある。「1台は小学校2年の時に病気で亡くなった父親の形見」と優しげな目線で眺める。

まんぷく光食堂に飾られたステッカー

開店は2018年5月。当初は観光客が多かったというが、最近は県内の汁物好きが多く来る。「牛汁目当てにバスで来てくれるオジーもいる」と顔をほころばせた。(松田興平)

まんぷく光食堂の外観

【お店から一言】地元のお客さんでにぎわうお店です。米国やアジア圏の外国人観光客には、3時間煮込んだ「牛汁」と「牛肉ピーマン炒め定食」が人気です。土日はツーリング帰りのバイクファンでいっぱいになります。那覇方面からだと、世界遺産の斎場御嶽に向かう途中にありますが、似たような景色が続き、通り過ぎてしまうこともあるので、店頭のバイクと赤い看板を目印に立ち寄ってもらえたらと思います。

【お店データ】与那原町板良敷1363。営業時間は午前11時~午後9時。月曜定休。電話098(946)7690。

 

この記事を書いたライター情報

沖縄タイムス

沖縄タイムス

沖縄タイムスの取材で本島のあちこちに出かける運転手チームが、各地の美味しい店の情報を紹介します。

沖縄タイムス が最近書いた記事

おすすめのコンテンツ

連載