潜入!創業104年の屋根瓦屋がオープンしたカフェ
2019/08/15
老舗の屋根瓦工事店がカフェをオープン。使う食器はすべて屋根瓦の素材。“いぶし銀”と呼ばれる美しい色が特徴です。「日本のヒトカケラを屋根の上からテノヒラの上に」がコンセプト。日本の伝統が新たなカタチになった「icci KAWARA COFFEE LABO」に潜入してみました!
UTYテレビ山梨
国道140号を笛吹市石和町から甲府方面にむかうと看板が。。。
コーヒーが引き立つ“いぶし銀”のテーブルウェアを提案「icci KAWARA COFFEE LABO(イッチ カワラ コーヒー ラボ)」
日本の銀色“いぶし銀”を屋根の上から、食卓の上に置いて、スタイリッシュな空間を提案するために、創業104年の老舗「一ノ瀬瓦工業」がオープンしたカフェです。
ここの特徴はなんといっても屋根瓦と同じ素材で作られた“いぶし銀”のテーブルウェア。クールなカッコよさがコーヒーを一段と引き立てます。
この「icci KAWARA COFFEE LABO」のプロデューサーがオーナーでもある一ノ瀬靖博さん。屋根瓦屋の5代目であり、職人でもある一ノ瀬さんがカフェをオープンした理由とは…
- UTY記者
- UTY記者
- 「もともとは瓦一本の会社だったんですよね?」
- 一ノ瀬
- 一ノ瀬
- 「もともとは瓦の製造が主だったんですね。ここの大きい工場があって、山梨で一番大きい瓦を焼く窯を持っていたんです。その跡地を利用して今回、カフェを作ってみました」
- UTY記者
- UTY記者
- 「なぜカフェをやろうと思ったんですか?」
- 一ノ瀬オーナー
- 一ノ瀬オーナー
- 「今、建物の屋根は瓦が少ないですよね。やっぱり瓦の需要がどんどん落ちてきてるんですよ。出荷量でいうと40年前の半分です。
でも、私は瓦って1400年の歴史があるし、日本の風土にあっているし、職人としてかかわっていると、瓦ってカッコいいんです。
その長い歴史と“いぶし銀”というクールさを若い人にもっと広げたいなあっていうのが一番最初の発想です。だから、カフェが最初ではなく、瓦の素材を使ったマグとかプレートとかの製品が先なんです」
カフェをやる前提にあったのが、新たな瓦の価値を提案する「icci KAWARA PRODUCT」。瓦がテーブルの上に展開される
- UTY記者
- UTY記者
- これらの製品は、一ノ瀬さんの思いを形にしたものですね?
- 一ノ瀬オーナー
- 一ノ瀬オーナー
- 「そうですね。
日本の伝統的な景観とかって、瓦がつくっているところが多いじゃないですか。まあ京都とか鎌倉がイメージですよね。そこはお年寄りだけでなく、若い人も行きますよね。
だから、若い人も昔の建物を観て“カッコイイ” “オシャレ”って思っていると思うんです。でも、それを単純に「古いもの」という感覚で見るのではなく、屋根の上から手のひらの上に持ってくることで、身近なライフスタイルインテリアに落とし込むという新しい感覚を生み出したいと思いました」
店のインテリアも随所に“瓦”テイスト
日本の伝統文化“瓦”とコーヒーの融合。日本で初めてのこの感覚をぜひ楽しんでみてください。
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