パワースポット、静岡県「富士山本宮浅間大社」をレポート

パワースポット、静岡県「富士山本宮浅間大社」をレポート

2019/07/16

日本国内には、数々のパワースポットがあります。富士山信仰の広まりとともに全国の1300以上の浅間神社の総本宮である「富士山本宮浅間大社」も、そのひとつです。今回は、富士山からの霊水を通して、神様と人々が共に在るということを体感できる特別な地から、その魅力をお届けします。

TABIZINE(タビジン)

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パワースポット、静岡県「富士山本宮浅間大社」をレポート

富士山本宮浅間大社

昔からその神々しい姿には魅了されてしまう「富士山」。新幹線の中、飛行機の中でさえ、一瞬でいいからその姿をこの目で見ておきたいと思うのは何故でしょうか。また、人が水辺に集まるのは何故でしょうか?

パワースポットとしても知られている静岡県にある「富士山本宮浅間大社」は、その答えをすべて持っているようでした。今回は、筆者が肌で感じたその魅力を、現場からレポートします!

富士山と人間、威厳と修行

富士山本宮浅間大社

富士山信仰の広まりとともに全国の1300以上の浅間神社の総本宮である「富士山本宮浅間大社」。その御神祭は《木花之佐久夜毘売命(このはなさくやひめのみこと)》別名《浅間大神(あさまのおおかみ)》といい、富士山を《浅間大神》として祀ったことが起源とされています。

今は〈美しい〉姿の富士山ですが、かつては噴火の〈恐ろしい〉富士山。その頂は鎮め奉る浅間大神の御神域。富士山信仰が広まり、噴火が収まるに従い〈信仰〉の念が〈登山〉という形となったそうです。

富士山本宮浅間大社

源頼朝は社殿の修復や馬を奉納、武田信玄勝頼親子は神領の寄進・社殿の修造、徳川家康は、関ヶ原の戦いの勝利のお礼に本殿・拝殿・楼門など30棟を造営し境内を整備したそうで、歴代の武将からも厚く信仰されたことが伺えます。

今私たちが目にする「富士山本宮浅間大社」は、先人たちの想いがが築き上げたものかと思うと感慨深いものがあります。

花の美しさ、素敵な由来にあやかる

富士山本宮浅間大社

御神祭の木花之佐久夜毘売命のお名前から〈木花→桜〉と、桜が御神木のようです。奉納された500本もの桜の樹。また、武田信玄が寄進した境内の垂れ桜は〈信玄桜〉と呼ばれ、春は桜の名所となり見事なものです。

桜の花のような柔かな美しさは、愛情、対人運を豊かにしてくれるような力を感じます。女性に効果的とパワースポットのようですね。

神様の領域で、自分を見つめる『湧玉池』

湧玉池

境内のお隣には「湧玉池(わくたまいけ)」という特別天然記念物に指定されている富士山の雪解け水が湧く池があります。昔、人々は登山前に水垢離(みずごり)をし体を清めていたそうです。

湧玉池

水面に空と木々をそのまま映し、その池を覗きこむ自分を映して、それは言い過ぎでもなく正に〈鏡〉。水の透明度に目を見張り、冷たさに身が引き締まり、修行のように自分に問いかける瞬間があります。

湧玉池

「湧玉池」には朱色の橋も架かり、現世と切り離した特別な領域を示しているかのようです。たった1つの橋を隔てて、こんなにも自分の心の落ち着きが変化するのかというほどの、清々しい心地。

水のまわりに人は集まり、神様と繋がる

富士山からの雪解け水

富士山からの雪解け水が流れ、池に湧き、そしてまた大きな音をたてて外の世界へ流れて行く様の美しいこと。不思議と頭と心はすっきりと。

その水の流れに沿って自然と人々が集まり、その脇に腰掛けてくつろいでいました。「富士山本宮浅間大社」では神事、富士山からの霊水を通して、神様と人々が共に在るということが、その和やかな雰囲気から漂ってきているようです。

富士山本宮浅間大社

富士山信仰の修行をした人々がいて、武将がいて、現代に繋がっている。時代は移り変わっても、富士山を目指して人は登り、眺め、憩う。

人は生きている限り、決して綺麗なままではないからこそ、蓄積した罪を洗い流し、新たに進みたい。そんな人間の気持ちを、今も昔も変わらずどっしりと受け止めてくれるような見えない力。富士山とその霊水の流れに身を任せることで、きっと、ちょっとでも本当の自分を思い出せるのかもしれません。

[Photos by kurisencho]

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